Fotoliaは、今年の初めからTENコレクション シーズン2で世界中から選ばれたデジタルアーティストを紹介してきましたが、8月は、これまでとは一味違った「スペシャル版」として、Lydia Baillergeauを特集します。アメリカ人の映画監督、そしてモーションデザイナーである彼女は、ひらめきと創作過程に敬意を表すアニメーションを制作しました。Baillergeauの作品を通じて、モーションデザインの世界をご堪能ください。

●Baillergeauの作品の鍵： インスピレーション
「インスピレーション／ひらめき」が、Baillergeauの作品の鍵となっています。この才能あるモーションデザイナーは、幼少の頃から絵を描くのが好きで、特にモネのファンでした。「モネの作品、とくに光の使い方に惹かれました。」彼女の作品から見て取れるように、好きな芸術分野は幅広く、映画「フェイク」や「セブン」でのカイル・クーパーの独創的なタイトルデザインや、音楽など多岐にわたります。「メロディー、歌詞、ジャケットカバーなどを含む音楽全般が、私にとっての刺激になります。レコード店をぶらぶらして、タイポグラフィのアイデアが浮かぶこともあります」

●型にはまらない発想をするための方法
Baillergeauの作品は体系的な方法を使って作られます。最初のコンセプトからアニメーションになるまで、物語のあらすじに沿って、いくつものステップを踏んでできあがります。「アイデアを形にして感情を表現するには、根気、粘り強さ、意欲が必要です。デザインが可愛いだけではダメです。素晴らしいデザインにはストーリーがあります。」元のコンセプトから、段階ごとの表現方法を、器用に図にまとめて行きます。「もしピンク色にするのなら、なぜその色を選んだのかきちんと説明できる必要があります。」
TENコレクションのために、Baillergeauは、夜更けに行われる制作工程を、明るくユーモアを混ぜて表現しました。「一晩中寝ないで、何度も、何度も繰り返す…」とビデオは語ります。「創作とひらめきは、私にとって魔法のようなものです。その印象を、明るい色、きらめく星、輝く光、不思議なイメージを使って表現しようと思いました。」このカラフルなモーションデザインの制作には、フラッシュの複数シーケンス、複数のIllustratorファイル、3Dシーケンスが使用されました。「自然な流れになるように、After Effectsでアルファマットとルミナンスマットを加えました。方法を探りながら変化させていくのが好きです。」

●モーションデザイン、幼少期からの夢
幼い頃より、Lydiaは将来アーティストになりたいと思っていました。「物心がついた頃から、絵を描いたり、想像したり、文章を書いたり、何かを作っていました。」自然な成り行きで、大学ではグラフィックデザインを専攻し、卒業後は小さな印刷会社のデザイナーとして仕事を始めました。そこで経験を積んだ後、徐々に静止画から動画の世界に魅了され始めました。「静止画をデザインしていましたが、いつも頭のなかでは、動きのあるものを思い浮かべていました。」そしてモーションデザインを学ぶために、大学に戻りました。現在はサンフランシスコを拠点とするデザイン会社LaunchSquadのチーフデザイナーとして働く一方、フリーランサーとしても活動を続けています。

●アーティストについて
12か国語の字幕が付いた２本のビデオがアメリカで撮影されました。ライフスタイル編では、アーティストの日常生活やインスピレーション、影響を与えるもの等を紹介し、TENのFacebookページで公開しました。2本目のビデオは、制作にあたって用いたテクニックをアーティストが解説し、TENの公開と同じ８月９日（金）にwww.tenbyfotolia.comで公開されます。

予告編ビデオ： http://youtu.be/jrcSkfjI9yQ
ライフスタイルビデオ： http://youtu.be/-RV3znMDwhU
プレスキット： http://tenbyfotolia.com/pdfs/fotolia-presskit-ten-season2-jp.pdf

HD動画、Lydia Baillergeauの写真とインタビューを含むプレスキットのダウンロード： www.tenbyfotolia.com
アーティストのポートフォリオ： http://byairjo.com/

●TENについて：
TENは、2011年にFotoliaが開始したクリエイティブで教育的なプロジェクトで、デジタルアートの普及を目的としています。TENは、10人のアーティスト、10カ国、10ヶ月、10個のPSDファイルを意味します。この前例のない試みによって、ウェブユーザーは世界の著名なデジタルアーティストによって制作されたPSDファイルを、公開後24時間限定で無料ダウンロードでき、制作のコツや文化的影響を知ることができます。ユーザーはPSD内の何層ものレイヤーや、グラフィック要素、スタイル効果などにアクセスでき、自分の作品に応用できるのです。このプロジェクトは、Fotoliaと有名なグラフィックコミュニティであるWisibilityとAmkashopとの協力で誕生しました。TENはまた、Adobe、Wacom、Behanceといったグローバルパートナーの他に、月刊MdN、株式会社グラフィック、EIZO株式会社、Web Designing、テンプレートモンスター ジャパンといったクリエイティブを支援する国内パートナーにサポートされています。
詳細はこちら：www.tenbyfotolia.com

●Fotoliaについて：
Fotoliaは、その適正価格、ロイヤリティフリー（追加の著作権使用料免除）、高品質写真、イラスト及び、HDビデオ（HD Video）などの世界最大級のコレクションにより、400万人におよぶ登録者に選ばれ世界中で利用されています。また、インフィニットコレクションの発表により、専門性の高い画像、及びクラウドソースからの画像を同一サイト上で提供する世界で最初のマイクロストックエージェンシーとなりました。Fotoliaは、2004年米国ニューヨーク市にて設立され、現在では、14か国語に対応した23の国と地域のウェブサイトにより、世界中に普及しつつあります。2,300万点を超えるFotoliaの作品選択は、次のサイトから可能です。: www.fotolia.jp


●詳細についての問い合わせ先:
フォトリア株式会社
角谷 美穂
support-jp@fotolia.com
03-6365-6461