DAEGU, SOUTH KOREA, 2013年8月22日 10時25分 - (JCN Newswire) - 2千年の古都・慶州がヨーロッパの代表的な文化都市、イスタンブールで紹介される。

韓国の慶尚北道(道知事：キム・グァンヨン)が8月31日から9月22日までの23日間、トルコのイスタンブールで「イスタンブール-慶州世界文化エキスポ2013」を開催すると明らかにした。

同エキスポは「道、出会い、そして同行」をテーマに韓国の慶尚北道・慶州市とトルコのイスタンブール市によって共同開催され、アジアやヨーロッパ、アメリカなど40カ国が参加する世界的な文化の祭典となる。

古代シルクロードの東西最後の拠点都市である慶州とイスタンブールは、歴史的にも深い縁がある。トルコ人(テュルク系民族)の先祖である突厥民族は、韓国の古代国家である高句麗と同盟を結んで中央アジアで活躍し、朝鮮戦争では1万5千人のトルコ兵士が派遣されて韓国を積極的に助けた。

キム・グァンヨン慶尚北道知事は「歴史性に根ざした韓国とトルコの文明史的な意味に改めてスポットを当て、新しい融合を試みようとする‘グローバルな文化の道のり’がイスタンブール-慶州世界文化エキスポ」であると説明した。

今回のエキスポ期間中、韓国とトルコの両国は展示、公演、映像・体験、特別イベントなど8分野で39の特化された文化プログラムを展開する予定。

韓国が最も心血を注ぐキラーコンテンツである韓国文化館は、シルクロードを通じた韓国・トルコの出会いと同行をはじめ、韓国文化のエッセンスが体験できるように構成される。また、韓国・トルコ芸術合同交流展、韓国代表作家写真展、韓国文化財特別展なども開かれる。

公演分野では最近シンガポールに輸出され、海外でも興行された慶州エキスポノンバーバルファンタジー公演「Flying (フライング)」、新羅時代の善徳女王のラブストーリーを盛り込んだミュージカル「神国の地、新羅」が世界の人々を魅了すべく準備を整えている。「Bボーイフュージョン公演」、韓国伝統公演である風物キルノリ(練り歩きながら演奏すること)のほか、男寺党ノリペ(芸能集団)とトルコのパレード公演団が共同で行う「キルノリパレード」、「テコンドー演武団公演」、「韓国・トルコ伝統ファッションショー」なども繰り広げられる。

映像・体験分野では「トルコ・韓国映画週間」、「韓国有名監督展」、「韓国・トルコ伝統文化体験」を準備中。「トルコ・韓国映画週間」では、韓国およびトルコの人気映画約40本が上映される。韓流俳優のサイン会も開催される予定で、韓流ブームの拡大にも一役買うとみられる。

特別イベントとして韓国最高の人気歌手が出演するK-POPコンサート、世界19カ国の民俗・特産品を展示・販売する「シルクロードバザール」、21カ国が各国の伝統美を披露する「世界民俗公演祭り」などが行われ、東洋と西洋、地球村の文化融和を図る。

この他にも慶尚北道・慶州市公演団の公演、慶尚北道・慶州市広報館、韓国企業広報館などが設けられ、韓国の文化と産業のヨーロッパ進出と海外観光客誘致の機会を広げる。

イスタンブール-慶州世界文化エキスポ共同組織委員長であるキム・グァンヨン慶尚北道知事は、エキスポについて「慶尚北道が韓国を代表して韓国文化のエッセンスを紹介するイベント」であると説明し、「世界の人々が楽しんで感動する文化の祭典として演出する」と強調した。

トルコ側の共同組織委員長を務めるカディル・トプバシュ(Kadir Topbaps)イスタンブール市長は「年間3000万人の観光客が訪れる‘文明の溶鉱炉’トルコで慶尚北道と一緒にエキスポを開催できてうれしい」と述べたほか、「準備に最善を尽くしてイスタンブール史上最高の文化イベントにする」と抱負を語った。

2千年の古都・慶州で2～3年に一度開催される「慶州世界文化エキスポ」は、新羅文化をはじめとする韓国の文化を世界に広め、韓国文化と世界文化の融和を図る文化博覧会。1998年から2011年までに6回開催され、延べ298カ国から約5万6千人の文化芸術家が参加し、累計来場者数は1,000万人に及ぶ。

イスタンブール-慶州世界文化エキスポ2013 ( http://www.istanbul-gyeongju.com/en/ )

概要： Province of Gyeongsangbuk-Do

詳細は http://www.gb.go.kr/jpn/main/main.jsp をご参照ください。

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