2013年09月30日 11時58分
OKI

OKI、金融機関向け電子帳簿保存法対応の統合イメージ文書管理システム「イメージウェアハウス(TM)」を機能強化

Tokyo, 2013年9月30日 11時20分 - (JCN Newswire) - OKIはこのたび、金融機関向け統合イメージ文書(注1)管理システム「イメージウェアハウス(TM)」の機能強化を行いました。国際標準規格のPAdES(注2)に準拠したPDFファイルを生成する長期署名機能と、保存したPDFファイルをスマートデバイスから安全かつ簡単に閲覧・編集・加工できる機能に対応しました。機能強化した本システムを、2013年10月より販売開始します。

ITの普及により1998年に電子帳簿保存法(注3)が施行され、2005年には改正により国税関係書類のスキャナー保存が可能になりました。さらに2010年より同法の要件が明確化されたことで、書類の保管コスト削減や業務の効率性から、企業の国税関係書類の電子保存が拡大しています。一方、同法は電子保存およびスキャナー保存に電子署名とタイムスタンプを付与することを義務付けており、10年を超える電子ファイルには長期署名が必要になります。

OKIの「イメージウェアハウス」は、2008年12月より提供を開始し、金融機関の営業店端末で処理した伝票イメージと、為替システム・印鑑システム等の事務集中システムのイメージ文書とのシームレスな連携を実現するシステムです。イメージ文書を一括管理することによって、文書保管・管理の効率化とともにコンプライアンスを強化します。

今回本システムに、国際標準規格であるPAdESに準拠したPDFファイルを生成し、非改ざんの検証や保存期間の延長などを実現する長期署名機能を追加しました。これにより、10年以上にわたる検証可能なPDFファイルの保存が可能となります。

スマートフォンやタブレット端末など、スマートデバイスからの電子化したPDFファイルの閲覧・編集・加工については、国産PDF製品としてトップシェアを誇る株式会社スカイコム(代表取締役社長:荒武 捷二、本社:東京都台東区)の「SKYCOM(R) Web Viewer Pro 2012」を採用しました。これにより、PDFファイルのダウンロードやPDF編集ソフトのインストールを行うことなく、スマートデバイスのブラウザからイメージウェアハウスに保存されたPDFファイルへのアクセスが可能です。端末には一切データを残さないため、高いセキュリティを確保します。

OKIは今後、金融機関をはじめ長期保存のイメージ文書保管が必要な他業種にも広く「イメージウェアハウス」を販売してまいります。

【販売計画】
提供時期: 2013年10月から
価格: 個別見積り
売上目標: 2016年度までに30社へ納入

【イメージウェアハウスの機能強化】

1. 国際標準規格のPAdESに対応
長期間にわたり、第三者によるPDFファイルの非改ざん証明や本人証明、存在証明を保持できます。

2. PDFファイルの閲覧・編集・加工に「SKYCOM(R) Web Viewer Pro 2012」を採用
「イメージウェアハウス」と「SKYCOM(R) Web Viewer Pro 2012」を連携させることで、スマートフォンやタブレット端末からイメージウェアハウスが保管しているPDFファイルを閲覧・編集・加工ができます。また、イメージウェアハウスのイメージ文書のアクセス権と同一の権限を、スマートデバイスからのファイルアクセス時に与えることができます。

【リリース関連リンク】
「イメージウェアハウス」紹介サイト http://www.oki.com/jp/financial/efficiency/office/doc.html

【用語解説】
注1 イメージ文書:
紙やマイクロフィルムに撮影された書類をスキャナー等の機器を用いて電子データ化したもの。TIFF、JPEG、PDFなどのファイル形式で取り扱われる。
注2 PAdES:
PDF Advanced Electronic Signaturesの略。欧州電気通信標準化機構(ETSI)にて、標準技術仕様(ETSI TS 102 778 Part1)として規格化されており、ISOがISO 32000-2として採用手続き中。
注3 電子帳簿保存法:
電子計算機を使用して作成する国税関係帳簿書類の保存方法等の特例に関する法律。

概要: 沖電気工業株式会社

OKIは米国でグラハム・ベルが電話機を発明したわずか5年後の1881年に創業した、日本で最初に電話機を製造した情報通信機器メーカーです。先見性と勇気をもって果敢に挑戦・行動するという、創業以来の「進取の精神」を連綿と受け継ぎ、ブランドスローガン「Open up your dreams」のもと事業展開しています。現在、「金融システム」「通信システム」「情報システム」「プリンタ」「電子部品・モジュール他」の5つの分野において、OKIグループは社会の発展に寄与する最先端技術の商品・サービスをお客様にお届けし、世界の人々の快適で豊かな生活の実現に貢献しています。詳細はこちらからご覧ください。 http://www.oki.com/jp/

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