2013年10月11日 10時05分
Lux Research

ラックスリサーチ、2013年第3四半期調査実施分の415社より注目のスタートアップ企業を発表

Tokyo, 2013年10月11日 9時00分 - (JCN Newswire) - 先端技術分野における技術・市場動向調査を行うラックスリサーチ(本社:米国ボストン)は、2013年7月から9月にかけて、先端素材、新エネルギー、ライフサイエンス、農業を含む16の技術分野において415社を対象に企業プロファイリングを実施しました。

イノベーションに注力する企業は、外部パートナーとの提携の模索にも積極的です。一方で、スタートアップ企業の評価は容易なものではありません。

このような状況を受け、ラックスリサーチでは世界中で斬新な技術を開発するスタートアップ企業のプロファイリングを実施しています。化学、工学博士号を持つアナリストチームが年間4,000以上の企業へとヒヤリングを行い、工場や現場の視察も実施しております。

ラックスリサーチでは各企業を一次調査と二次調査の情報に基づいて、「技術の斬新さ」、「市場規模」、「競合環境」、「成長へのバリア」などを含む10項目から厳しく分析・評価します。また最終的に各企業に対し「Lux Take」と呼ばれる総合評価を行い、「ストロング・コーション(Strong Caution)」、「コーション(Caution)」、「ウェイト&シー(Wait and See)」、「ポジティブ(Positive)」、「ストロング・ポジティブ(Strong Positive)」の5段階へと分類します。

2013年第3四半期に調査対象となった415社のうち、ラックスリサーチが特に注目している企業は以下の通りです。

1. Enerkem社(評価:ポジティブ/産業分野:新エネルギー、エネルギー&インフラストラクチャ )
Enerkem社は2012年6月から試験プラントにて一般廃棄物のエタノール化を開始し、2014年以降は1000万ガロン規模の商用プラントの運営を開始予定です。新エネルギー産業は安価のフィードストック確保で足踏みする中、同社は1トン当たり45ドルでエタノール化を実施しており、経営面での安定性も確保しています。

2. Cambrios Technologies社 (評価:ポジティブ/産業分野:プリンテッド、フレキシブル、有機エレクトロニクス)
Cambrios Technologies社の銀ナノワイヤ透明導電フィルムはインジウムスズ酸化物よりも10~30%安価でありながらより高性能であるため、2011年にファーウェイ社のスマートフォン、『Huawei Ascend』に導入され、現在はファーウェイ以外にもLGエレクトロニクス、NECの商品に利用されています。

3. Vestaron社(評価:ウェイト&シー/産業分野:アグロイノベーション )
欧州委員会によるネオニコチノイド系農薬の2年間の暫定使用禁止措置により、バイオ殺虫剤への関心が高まっています。ネオニコチノイド系農薬は160億ドル規模の殺虫剤市場において25%の市場シェアを占めるため、この大きな穴を埋める動きが見られます。Vestaron社のクモ毒ペプチドは年末にも米国環境保護庁の認可を受ける予定であり、今後の同社の動きは注目に値します。

その他、SolarCity社、Corvus Energy社、Ice Energy社(いずれもエネルギー&インフラストラクチャ分野)、Hanita Coatings社、Meta Downhole社、Myriant社(いずれも先進素材分野)、およびAerogen社(メディカル&ウェルネス分野)がトップ10に選ばれています。

ラックスリサーチについて

ラックスリサーチは独自の研究と世界に広がるネットワークを駆使し、最先端技術分野における技術・市場動向調査を実施しています。世界中で研究開発に注力するトッププレイヤーに対し、オープンイノベーションおよびテクノロジースカウティングの実現をサポートしています。詳細については、弊社ホームページ( www.luxresearchinc.com )をご覧ください。

【本リリースに関するお問い合わせ】
ラックスリサーチ
戸口 久子
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