2013年10月21日 12時07分
OKI

OKI、カメラ16台まで接続できるデジタルビデオレコーダ「VisualCast(R) VBOX-16C」を発売

Tokyo, 2013年10月21日 11時15分 - (JCN Newswire) - OKIは、このたび監視用のアナログカメラとネットワークカメラ(注1)を合計で最大16台まで接続が可能なネットワーク対応型デジタルビデオレコーダ「VisualCast(R) (ビジュアルキャスト)VBOX-16C」(以下、「VBOX-16C」)を開発し、遠隔映像監視システム「VisualCast」の新たな商品ラインアップとして、本日より販売を開始します。「VBOX-16C」は、店舗内など、広域での遠隔監視が必要とされ、かつ拠点ごとに多数の監視カメラを設置する業態におけるセキュリティ強化に最適なモデルです。OKIは、金融、流通などの市場に向け「VBOX-16C」を積極的に販売していきます。

「VisualCast」は、OKIが業界に先駆け2001年より販売を始めた、IPネットワークを利用して構築する遠隔映像監視システムで、官庁・自治体・空港施設・金融機関などへ納入実績を重ねてきました。このたび開発した「VBOX-16C」は「VisualCast」の主要構成品として、また単体商品としても販売していきます。

デジタル録画やセンターでの集中監視へのニーズの高まりに対応し、既存モデル「VBOX-4C」(アナログカメラ4台接続可)や「VBOX-S500」(デジタルビデオレコーダタイプ)の優れた機能を継承しつつ、カメラメーカー各社のアナログカメラに加えネットワークカメラにも対応させ、高画質、高信頼性も実現したモデルとして「VBOX-16C」を開発しました。従来のアナログカメラ以外に、近年、市場での普及が拡大している高解像度のネットワークカメラにも対応することで、用途に合ったカメラを「VBOX-16C」1台で混在させて最大16台まで接続できます。

既存モデル同様、H.264(注2)符号化方式の採用により高画質での録画・配信映像を実現しています。また、メモリディスクのミラーリング(注3)機能による録画映像の消失防止や、画像データの暗号化機能によるセキュリティ確保、さらにチャンネル毎に異なる制御を可能とするセンサー入出力機能も既存モデルより継承しています。

なお「VBOX-16C」は、映像監視用ソフトウェアとの組み合わせによるライブ映像の表示や再生確認が可能なローカルな運用から、「VisualCast」のシステム構成品である映像監視用PCや蓄積サーバとの連携による集中監視と長期間の録画映像保管が可能なネットワーク型のセンター運用まで、お客様の様々なニーズにお応えします。

遠隔映像監視システム「VisualCast」は、OKIの得意とする通信技術、組込機器技術、画像処理技術を結集し開発してきました。OKIは今後も「Visual Cast」の開発・販売を通じて、さまざまなお客様のセキュリティ強化への貢献を目指していきます。

【販売計画】

- 標準価格:オープン価格
- 出荷時期:2013年10月21日
- 販売目標:2,000台/年

【主な特長】

1. メモリディスクの採用
記録メディアには、ハードディスクより可用性が高く、故障の少ないメモリディスクを採用しました。長時間の安定稼動を実現します。

2. アナログカメラとネットワークカメラの接続(ハイブリッド化)
アナログカメラとネットワークカメラの双方に対応しています。既設のアナログカメラを活かしつつ、ネットワークカメラの増設ができます。

3. 独自設計による内製化
OSを含めたソフトウェアおよびハードウェアはOKIの独自設計/開発/製造による内製化を行い、安定した保守サポートを行います。

【用語解説】
注1:ネットワークカメラ
ネットワークを通じて、撮影した映像を転送する機能を持つカメラの総称。
注2:H.264
ITU(国際電気通信連合)勧告による、動画データの圧縮符号化方式の標準の一つ。広く用いられてきたMPEG-2に比べ同じクオリティなら概ね半分程度のデータ量で済むよう改良されている。なおISO(国際標準化機構)によって動画圧縮標準MPEG-4の一部(MPEG-4 Part10 Advanced Video Coding)としても勧告されている。このため、「H.264/MPEG-4 AVC」「H.264/AVC」のように両者の呼称を併記する場合も多い。
注3:ミラーリング
データの複製を別の場所にリアルタイムに保存すること。メモリディスクに記録する際に複数のディスクを用意し、同じデータを書き込むことにより信頼性の向上をはかる。

概要: 沖電気工業株式会社

OKIは米国でグラハム・ベルが電話機を発明したわずか5年後の1881年に創業した、日本で最初に電話機を製造した情報通信機器メーカーです。先見性と勇気をもって果敢に挑戦・行動するという、創業以来の「進取の精神」を連綿と受け継ぎ、ブランドスローガン「Open up your dreams」のもと事業展開しています。現在、「金融システム」「通信システム」「情報システム」「プリンタ」「電子部品・モジュール他」の5つの分野において、OKIグループは社会の発展に寄与する最先端技術の商品・サービスをお客様にお届けし、世界の人々の快適で豊かな生活の実現に貢献しています。詳細はこちらからご覧ください。 http://www.oki.com/jp/

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