AEROPRES

2012年06月15日 17時37分

BMWグッゲンハイム・ラボ(BMW Guggenheim Lab)が6月15日にベルリンにオープン

BMWグッゲンハイム・ラボ(BMW Guggenheim Lab)が本日、ベルリンにオープンします。6年間で世界の各都市を巡回するプロジェクトの第2弾となります。BMWグッゲンハイム・ラボ・ベルリンは、2012年6月15日から7月29日までの期間限定でオープンする公共空間とオンラインフォーラムです。期間中、参加無料のさまざまなプログラムを実施し、都市生活に関する事柄についての意見交換の場を提供します。
BMWグッゲンハイム・ラボ(BMW Guggenheim Lab)が本日、ベルリンにオープンします。6年間で世界の各都市を巡回するプロジェクトの第2弾となります。BMWグッゲンハイム・ラボ・ベルリンは、2012年6月15日から7月29日までの期間限定でオープンする公共空間とオンラインフォーラムです。期間中、参加無料のさまざまなプログラムを実施し、都市生活に関する事柄についての意見交換の場を提供します。

BMWグッゲンハイム・ラボ・ベルリンは、地域社会に密着しながらグローバルな視点を提供するシンクタンクとして、創造と実践に着眼した活動を行い、都市を作り変えていく上で、住民自身が積極的に関与する力を持てるように、必要なツールとアイデアを提供するためのプログラムを展開します。ラボは、プレンツラウアー・ベルク(Prenzlauer Berg)地区のシェーンハウザー・アレー(Schönhauser Allee)176番地にあるフェファーベルク(Pfefferberg)コンプレックス内にオープンします。フェファーベルク・コンプレックスは、19世紀に建てられた醸造所を改築した複合文化施設です。開館日は水曜日から日曜日までで、すべてのプログラムがドイツ語または英語(ドイツ語翻訳つき)で行われます。

BMWグッゲンハイム・ラボ・ベルリンはANCB The Metropolitan Laboratoryとの協力で発表されます。

BMWグッゲンハイム・ラボ・ベルリンのプログラム

BMWグッゲンハイム・ラボの第1期(最初の2年間)の基本テーマである「快適さと向き合う(Confronting Comfort)」の下、ベルリン・ラボでは、都市環境に変化をもたらすための「実践と創造」に着眼したプログラムを展開します。プログラムの内容は、地元ベルリンを拠点とする団体からの協力を受けながら、ベルリン・ラボのチーム(ホセ・ゴメスマルケス、カルロ・ラッティ、コリーヌ・ローズ、レイチェル・スミス)によって策定されました。同チームは、国際的に活躍する多分野にわたる革新的な専門家グループであり、グッゲンハイム美術館のキュレーターであるマリア・ニカノールが指揮を執っています。期間中、フェファーベルク(Pfefferberg)内およびベルリン市内各所で 100以上のイベントが予定されています。イベントのスケジュールはBMWグッゲンハイム・ラボのウェブサイトでご確認ください。

BMWグッゲンハイム・ラボのキュレーターであるマリア・ニカノールは次のように話しています。「BMWグッゲンハイム・ラボの目的は、都市の未来像についての活発な議論を促進し、異なるバックグラウンドを持つ人々がさまざまなアイデアを生み出し、それをお互いに共有するための場を作り出すことです。ラボの思想をさらに発展させていく上で、ベルリンは理想的な都市と言えます。なぜなら、ベルリンには既に市民参加のシステムが深く浸透しているからです」

プログラムは以下の4つの主要なテーマに集中します。

エンパワーメント・テクノロジーズ(Empowerment Technologies)(6月15日~24日)
医療健康技術のパイオニア、ホセ・ゴメスマルケスが、都市空間の「ハッキング」や変容を用いる住民主導による都市の構築をテーマに、「DIY(Do it yourself=自分でやる)」ワークショップを行います。

ダイナミック・コネクションズ(Dynamic Connections)(6月27日~7月6日)
交通計画の専門家レイチェル・スミスが、持続可能な移動手段や地域コミュニティの構築をテーマとしたプログラムを行います。

アーバン・マイクロレンズ(Urban Micro-Lens)(7月7日~18日)
ベルリン在住のアーティストで、心理学者でもあるコリーヌ・ローズが、心理学、建築、そしてアートが互いに交差し合う分野をテーマに、都市生活における認識、コミュニケーション、感情を取り上げたプログラムを行います。

センシアブル・シティ(SENSEable City)(7月19日~29日)
建築家・技術者であるカルロ・ラッティが行うプログラムでは、新しいテクノロジーが、都市に対する私たちの理解やデザイン、そして生活スタイルをどのように変化させているかを取り上げます。

BMWグッゲンハイム・ラボの活動は、プロジェクトの公式ブログ Lab | Logで報告されます。このブログでは、BMWグッゲンハイム・ラボの貢献者のインタビューも掲載されます。Twitter(@BMWGuggLabと#BGLab)や Facebook、YouTube、Flickr、Foursquareなどのソーシャルメディアでも専用ページを開設しています。

BMWグッゲンハイム・ラボとGOODが「これからの都市(City Forward)」のアイデアを公募

GOODとのコラボレーションの下、BMWグッゲンハイム・ラボは、「都市の快適さを創造する」アイデアのオンラインでの公募を全世界でスタートします。募集のテーマは「あなたの住む街の公共空間をより快適なものに作り変えるためのアイデア」。未来志向で革新性と想像力にあふれ、従来の殻を打ち破るような驚きに満ちた、公共空間の利便性向上のためのアイデアをお待ちしています。応募の受付は2012年6月19日から、good.is/city-forwardにて開始します。応募されたアイデアのうち選定されたアイデアは、BMWグッゲンハイム・ラボとGOODのウェブサイトで発表し、ソーシャルメディア上でもご紹介します。

GOODは、世界を進歩させるために個人、企業、非営利団体が共同で参加する活動です。ウェブサイトGOOD.isでは、GOODとは何か、またGOODのあるべき姿とは何かを日々追求しています。

ご利用案内

BMWグッゲンハイム・ラボ・ベルリンのプログラムは、開館時間中、すべて無料・先着順でご参加いただけます。事前のオンライン登録が必要なプログラムもあります。ラボの開館時間は、水曜日~金曜日は午後2時~午後10時、土曜日と日曜日は正午~午後10時です。

建築とデザインについて

BMWグッゲンハイム・ラボの第1期(最初の2年間)で使用される建物は、カーボンファイバーを骨組に使用した、軽量かつコンパクトな移動可能型の構造体です。東京の建築事務所アトリエ・ワンによるデザインで、「traveling toolbox(巡業する道具箱)」をコンセプトとしています。建物の1階部分はオープンスペースとなっており、ラボのさまざまなプログラムを行う会場として適応されます。2階の「toolbox(道具箱)」部分の壁面には、半透明のメッシュ素材が使用されています。この半透明の壁面を通して、プログラムの「道具(tools)」を搭載したさまざまな装置が、上下に移動する様子を見ることができます。

BMWグッゲンハイム・ラボの第1期のロゴデザインは、ソウルのグラフィックデザイナー、Sulki & Minがデザインしました。

BMWグッゲンハイム・ラボについて

BMWグッゲンハイム・ラボは、ソロモン・R・グッゲンハイム財団とBMWグループの共同イニシアチブです。BMWグッゲンハイム・ラボは、2011年8月にニューヨークでスタートしました。ラボは6年間で世界の9つの都市を巡回し、2年間を1期として全 3期に分けて展開します。各期ごとに独自のテーマを設定し、新たな建物を建築します。ベルリンはBMWグッゲンハイム・ラボの2番目の巡回都市となります。3番目の巡回都市はインドのムンバイで、2012~2013年の冬期を予定しています。ラボの第2期についての詳細は後日発表予定です。BMWグッゲンハイム・ラボはグッゲンハイム美術館のキュレーターであるデビッド・ヴァン・デル・リアーとマリア・ニカノールが指揮を務めています。

プレスキット: http://www.bmwguggenheimlab.org/press/press-kits
画像: http://www.bmwguggenheimlab.org/press/press-images
動画: http://www.bmwguggenheimlab.org/press/press-videos
ユーザー名=photoservice、パスワード=presspass

連絡先:
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artpress – ウテ・ヴァインガルテン(Ute Weingarten)、マリー・スコフ(Marie Skov)
電話 +49 30 4849 6350
artpress@uteweingarten.de

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BMWグッゲンハイム・ラボ