AEROPRES

2014年05月23日 12時15分

国内初、大規模解析環境を自動構築するクラウドCAEサービスを開始

株式会社電通国際情報サービス(本社:東京都港区、代表取締役社長:釜井 節生)は、製造業向けクラウド「PLEXUS(プレクサス)」のラインアップを一新し、大規模な解析実行環境を必要なだけ、スピーディに構築・提供するクラウドCAEサービス「PLEXUS CAE」の販売を2014年7月から開始します。
Tokyo, 2014年5月23日 11時00分 - (JCN Newswire) - 株式会社電通国際情報サービス(本社:東京都港区、代表取締役社長:釜井 節生、以下ISID)は、製造業向けクラウド「PLEXUS(プレクサス)」のラインアップを一新し、大規模な解析実行環境を必要なだけ、スピーディに構築・提供するクラウドCAEサービス「PLEXUS CAE」の販売を2014年7月から開始します。本サービスは、アマゾン ウェブ サービス(以下AWS)のクラウド上で、ユーザーが選択した解析ツールやサーバー構成などに応じたHPC(High Performance Computing)※1環境を、従量課金制で提供するSaaS型サービスです。解析実行環境の構築から実行後の環境抹消までを自動で行い、一連の処理を高速・簡便・安価に提供します。

解析ツールは、機構・構造・流体・衝突など主要領域をカバーする9種類から選択可能で、今後さらに拡充していきます。クラウド上で大規模解析環境を自動構築するCAEサービスの提供は、国内で初めてとなります。

■背景■

製造業の製品開発において、設計データの妥当性を試作前にコンピューター上で解析するCAEは、あらゆる業種で広く活用されています。近年では、グローバル市場に向けた製品の多様化・短納期化や、製品構造の複雑化に伴って、解析ニーズはますます増加し、処理も大規模化しています。様々な角度・手法で膨大な計算を繰り返す解析処理には、高速演算を可能とするHPC環境や多様な解析ツールが不可欠なため、企業が自社環境で全ての解析ニーズを満たすことは、企業規模の大小を問わず困難になりつつあります。一部の企業では、外部のスーパーコンピューターやクラウドの活用が始まっていますが、解析環境の構築にかかる作業負荷やリードタイム、クラウド活用ノウハウの不足などが課題となっています。

本サービスは、こうした課題に応えるため、ISIDのCAE領域における豊富な知見と、AWS上でのシステム構築ノウハウをベースに、解析ツールベンダー各社の協力を得て実現したものです。ISIDは本サービスの開始を機に、かねてより提供している製造業向けクラウド「PLEXUS」のラインアップを一新し、今後さらにクラウド需要が見込まれる解析領域を中核としたサービス拡充を図ってまいります。

■「PLEXUS CAE」の特長■

(1) 環境構築の自動化により、HPC環境をすぐに利用可能
本サービスでは、マシン調達やアプリケーション設定など、解析に必要な環境構築作業は、ISIDが独自に開発したコントロールサーバーにより自動で行われます。そのためユーザーは、Webインターフェースからの直感的な操作だけで、自社の解析ニーズに合ったHPC環境を調達し、すぐに解析作業を開始することができます。※2

(2) 無駄なく、必要なだけ解析リソースを活用
ハードウエア利用料は、時間単位で使った分だけの従量課金制です。計算処理ごとの解析サイズに応じて都度サーバーを選択可能なため、必要な解析リソースを無駄なく活用でき、コストパフォーマンスの最大化を実現します。さらに、当月や累計の利用実績をWeb画面上で管理する機能を提供しており、利用料の上限やアラートの設定なども容易に行うことができます。

(3) 主要解析領域をカバーする複数のツールを提供、自社開発ツールにも対応
解析ツールは、機構・構造・流体・衝突など、主要な解析領域をカバーする9種類を提供し、今後順次拡充していきます。ツールにより、持ち込み・レンタル・従量課金の3種類の課金体系を用意しており、またラインアップ以外のツールやユーザーの自社開発ツールにも、個別カスタマイズにより対応することができます。

ISIDは、従来のライセンス販売や技術支援・コンサルティングに加え、「PLEXUS CAE」を中核とするクラウドサービスの提供を通じて、製造業の設計・開発領域におけるソリューションのさらなる強化・拡充を図り、日本のものづくりを、先進のテクノロジーで支援してまいります。

※1 HPC(High Performance Computing): 単位時間当たりの計算量が非常に多い計算処理のこと。CAEはその代表的な適用領域の一つ。
※2 解析ツールを持ち込みまたはレンタルで利用する場合には、初回利用時のみライセンス設定作業が別途発生します。

PLEXUSについて https://portal.plexusplm.com

PLEXUSは、ISIDが2011年4月に提供を開始した製造業向けクラウドサービスです。製品設計情報管理、デジタル著作権管理、大容量データ共有など、製品開発・設計に関わる業務プロセスをトータルに支援しています。今回の「PLEXUS CAE」提供開始を機にラインアップを一新し、今後さらにクラウド需要が見込まれる解析領域を中核に、サービスの強化・拡充を図ってまいります。

<電通国際情報サービス(ISID)会社概要>
社名: 株式会社電通国際情報サービス(略称: ISID)
代表者: 代表取締役社長 釜井 節生
本社: 東京都港区港南2-17-1
URL: http://www.isid.co.jp
設立: 1975年
資本金: 81億8,050万円
連結従業員: 2,426人(2014年3月31日現在)
連結売上額: 739億7,000万円(2014年3月期)
事業内容: 1975年の設立当初から顧客企業のビジネスパートナーとして、コンサルティングからシステムの企画・設計・開発・運用・メンテナンスまで一貫したトータルソリューションを提供してきました。IT Solution Innovatorをビジョンとし、金融機関向けソリューション、製品開発ソリューションをはじめ、グループ経営・連結会計、HRM(人事・給与・就業)、ERP、マーケティング、クラウドサービスなど、幅広い分野で積極的な事業展開を図っております。

* アマゾン ウェブ サービス、AWSおよびAmazon Web Services ロゴは、Amazon.com, Inc.またはその関連会社の商標です。
* 本リリースに記載された会社名・商品名は、それぞれ各社の商標または登録商標です。

【製品・サービスに関するお問い合わせ先】
株式会社電通国際情報サービス
エンタープライズソリューション事業部 PLEXUS CAE担当
E-Mail: g-plexuscae-sales@group.isid.co.jp

【本リリースに関するお問い合わせ先】
株式会社電通国際情報サービス
コーポレートコミュニケーション室 李
TEL: 03-6713-6100
E-Mail: g-pr@isid.co.jp

リリース配信代行:
JCN 株式会社
Tel: 03-5791-1821
Email: info@japancorp.net