マンガページ167、本文(イラスト)解説を含めて272ページという膨大なページ数で一から免疫学の全貌が理解できます。後半はアレルギーや自己免疫疾患、再生医療まで私たちの日常生活と免疫のかかわり、これからの最新医療についても紹介されています。
世間では、研究者の論文発表のあり方や研究費確保の苦悩など取り沙汰されていますが、そのようなリアルな世界も垣間見られるマンガストーリーになっています。また個性的なキャラクター(美人だけどちょっときつい講師、ゲームオタクな准教授、アニメオタクな教授、会社を経営している暑苦しい老名誉教授など)が何人も登場しクスッと笑わせてくれるようなところもあり、盛り沢山な内容となっています。マンガパートは小学館IKKIなどでも連載経験をもつしおざき忍さんが担当しています。是非ご高覧いただけますようお願い申し上げます。
「マンガでわかる免疫学」オーム社刊、河本宏著、しおざき忍画、ビーコムプラス制作
《目次》
第1章 免疫反応ではたらく細胞たち
第2章 獲得免疫系の仕組みの根本原理
第3章 自然免疫系による病原体の感知
第4章 抗原特異的な反応の仕組み
第5章 多様性のつくられ方と自己寛容の成立
第6章 抗体産生が起こるまでの仕組み
第7章 感染症と免疫細胞の分業
第8章 がんに対する免疫
第9章 アレルギーと自己免疫疾患
第10章 移植医療・再生医療と免疫
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