2014年09月05日 15時00分
マルウェアの巧妙化やボットネットによるDDoS攻撃などサイバー攻撃は日々脅威を増大しています。しかし、セキュリティに対する投資を最小限に抑えたいとする組織も少なくないのが現実です。ThreatSTOPは、既存のネットワーク機器に対して脅威となるIPやドメインのリストを追加するだけでサイバー攻撃に対して多重防御が可能になるクラウドサービスです。
報道関係者各位
株式会社ネットワークバリューコンポネンツ
NVC、スレットストップ社と国内販売代理店契約を締結
~ リアルタイムのIP及びドメインレピュテーションサービス販売開始 ~
株式会社ネットワークバリューコンポネンツ(本社:神奈川県横須賀市、代表取締役:渡部 進、以下略称:NVC、東証マザーズ:3394)は、スレットストップ社(ThreatSTOP, Inc.)と、同社が開発及び提供しているThreatSTOP (リアルタイムのIP及びドメインレピュテーションサービス) についての国内販売代理店契約を締結し、 販売を開始します。
1. 国内販売代理店契約締結の背景
現在、ネットワークの大半がマルウェアに冒されているとされています。その上マルウェアはますます高度化し、また増殖しています。このように脅威を振るうマルウェアの攻勢に対して、従来の対処方式に加え、脅威となる攻撃者、サーバの情報がわかれば、前もって攻撃者からの通信や不正なサーバへのアクセスをブロックするのが最も効率が良いものと考えられます。スレットストップ社の開発したThreatSTOPは35を超す主要なマルウェア・モニタ及びハニーネット、行政機関やその他の独自のソースから脅威リスト を集約し、不正なIPアドレス及びドメイン名のリストを作成し、DNS(Domain Name System)プロトコルを使用したパテント取得済み の独自の配信メカニズムを用いて既存のファイアウォール等に配布し、マルウェアの侵入をブロックするレピュテーションサービスです。このサービスの実用性の高さから、増大するマルウェアの脅威に多重の防御を提供できると考え、販売代理店契約の締結に至りました。
2. ThreatSTOPの概要
独自の脅威 リストを作成し、DNSの仕組みを利用して顧客に必要なリストを配布することによりマルウェアの侵入をブロックします。
■脅威リストの作成
Email DNS Black List、アンチウイルスベンダーなど35以上のソース(Dshield、Spamhaus、SRL、etc.)から脅威となるIPアドレス及びドメイン名を5分間隔で収集し、これらをスコアリングし、データベース化しています。
■脅威リストの配布
脅威リストの配布に はDNSを利用します。ユーザ毎にFQDNドメイン名を割り当て、割り当てられたFQDN名の名前解決をすると脅威リストを配布します 。既存のファイアウォール上で取得した脅威リストをポリシーに反映させます 。
■レポートの作成
脅威リストのブロック結果は、ThreatSTOPクラウドへ送信され、送信した機器のログからレポートが作成されます。その結果、ボットネットC&Cサーバへ通信をしようとしたPCの発見ができます。
3. ThreatSTOPの特長
■少ない追加投資で導入可能
既存のファイアウォールを利用しますので、追加投資が少なく、かつ 設定変更はほとんど必要ありません。またネットワーク構成も変更の必要はありません。
■ゼロディ攻撃を防御
作成および配布に時間が掛かる シグニチャでは対応できないゼロディ攻撃を防御できます 。
■無差別型マルウェアに有効
マルウェアの攻撃手法のうち、標的型マルウェアは機密性の高い情報を持つ機関を対象としており、これに対応するにはサンドボックス方式が必要で大きなコストがかかります。これに対し無差別型は数多くの対象にグローバルに展開されていますのでThreatSTOPが依拠しているデータソースに情報が集まり易く、まずThreatSTOPにて無差別型を防ぐことが効率的と言えます。またサンドボックス方式を既に導入している場合にはThreatSTOPで多重化防御を行うことで防御の効率化が図れます。
4. 発売時期および販売ターゲット
■販売開始時期
平成26年9月。初年度の販売額は1億円を目標としています。
■販売ターゲット
通信事業者やサービスプロバイダ、データセンター、企業、官庁、大学などファイアウォールを設置しているユーザ。
5. その他
【スレットストップ社(ThreatSTOP, Inc.)について】
スレットストップ社は、企業や政府機関が受ける脅威を検知し防御するために、インターネット・ストームセンターのデシールドを使用した経験に基づき、また、マークサックスその他の奨励を受けて設立された会社です。ThreatStopは、標準のDNSプロトコルを使用したパテント申請中の独自の配信メカニズム用い、様々なベンダーの広範囲の機器に使用することが出来ます。
本社 アメリカ合衆国カリフォルニア州カールスバッド
設立 2006年
CEO Tomas Byrnes
事業内容 ネットワークセキュリティ、データ喪失防止、ボットネット防御、IPレピュテーション、ファイアウォール管理、クラウドセキュリティ
詳細については、http://www.threatstop.com/ をご参照ください。
【株式会社ネットワークバリューコンポネンツについて】
ネットワークバリューコンポネンツは、ネットワーク草創期から常に最先端製品を開拓してきたネットワークインテグレータです。ネットワーク製品の提供から、開発、コンサルテーション、構築・保守、マネージドサービス・クラウドサービスの提供まで、最先端技術と、豊富な知識・ノウハウ、斬新な企画・発想力を駆使して、あらゆるネットワークフェーズをトータルにサポートしています。
詳細については、http://www.nvc.co.jp/ をご参照ください
本件に関するお問い合わせ先
マーケティング担当:徳富
TEL 03-5714-2050 FAX 03-5714-2051
E-mail press@nvc.co.jp