AEROPRES

2015年02月26日 08時00分

ミツカン栃木工場の入荷検品にてシーネットの音声認識システム稼働

株式会社シーネット(本社:千葉県船橋市、代表取締役社長:小野崎伸彦、以下「シーネット」)は、大手食品メーカー・ミツカングループの常温品工場である株式会社MizkanSanmi(所在地:愛知県半田市、代表取締役社長:大森 弘幸)栃木工場(以下「栃木ミツカン」)へ、シーネットの音声認識システム「ci.Himalayas/voice」を導入しました。
【システム導入の目的】
製造工場では、入荷時の検品ミスが製造時の重大なミスに直結するため、入荷検品は非常に重要な作業であり、正確さが求められています。栃木ミツカンでは、入荷時にラベルを貼付し、製造時に入荷ラベルと指示書で現物照合を行っておりますが、入荷の時点で商品やラベル貼付のミスが発生してしまうと、製造時の照合の仕組みが機能しなくなる恐れがあります。そのため、入荷は精度を重視した作業方法で行われ、1商品につき複数項目のチェックと2人1組での作業が基本となっており、時間と人員が多く当てられていました。そこで、精度を保ちながらも作業の省力化をすることを目的に、システム導入を検討しました。

【シーネット音声認識システム選定の理由】
入荷される原材料にはバーコードが貼付されていないため、声で入力ができる音声認識システムが有効であり、特に日本語商品名の入力が可能であるシーネットの技術が適していました。
また、荷姿や形状が類似した商品が多く、商品を断定するためには商品名のみでなく、複数の特徴(印字されている色やマークの種類など)をチェックする必要がありました。以前は紙のリストを使用していましたが、音声認識システムにすることで、音声によって出される質問に答えていくという形で作業を進めることができ、かつ間違いがあれば警告が出されるため、作業ミスをその場で防ぐことができるようになります。音声を利用した作業により、効率化や人員削減、作業ミス防止ができることを期待し、シーネットの音声認識システムを選定しました。

【音声認識システムによる作業方法】
作業者は入荷された商品の商品名を読み上げます。音声認識システムが商品名を認識し、事前に登録されている商品名に紐づいたチェック項目を指示します。作業者は指示に沿ってチェックを行い、実績を音声で登録します。数字だけでなく、日本語やアルファベットなども認識できるため、正確な情報を入力することができます。全ての項目で間違いが無い場合、ラベル貼付の作業に移ります。ラベル貼付の際にも音声により、商品とラベルの名称チェック等を行います。
予定データの取込み、実績データの登録、マスタ情報はAJECの生産管理システムと連携しており、リアルタイムにデータの連携がされています。
現在、栃木ミツカンの2か所の製造ラインで入荷検品作業に導入されており、今後他のラインや他の工場への展開も検討されています。

【業務向けの音声認識システムとは】
業務向けに開発された音声認識システムは、ピッキングや検品作業の効率化を目的に最適化された業務専門のシステムです。作業者は腰に音声認識端末、耳にヘッドセットを装着し、ヘッドセットから聞こえてくる音声での移動の指示やピッキングの指示に沿って作業を行います。従来の紙のリストやハンディ端末での作業とは異なり、ハンズフリー・アイズフリーになるため両手での作業が可能となり、目線を作業に集中させることができ作業の効率化や精度向上を実現しています。

◇音声認識システムの詳しい情報はシーネットホームページをご覧ください
⇒ http://www.cross-docking.com/service/voice-system/

【シーネット会社情報】
名称 株式会社シーネット
本社所在地 千葉県船橋市本町4-41-19
代表取締役 小野崎 伸彦
設立年月日 1992年1月
資本金 8,992万円
事業内容 物流システム及び音声認識システムの研究開発・販売、物流関連機器の販売

【本件に関するお問合せ】
株式会社シーネット
担当 営業企画グループ
TEL 047-422-1291
URL http://www.cross-docking.com/
Email info@cross-docking.com