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2015年04月15日 15時25分

新しい調査で境界セキュリティ対策の認識と現実との大きなギャップが明らかに

デジタルセキュリティの世界的なリーダーであるジェムアルト(ユーロネクスト NL0000400653 GTO)は本日、最新の「2015 データセキュリティ信頼感指数」(DSCI)の結果を発表しました。
AMSTERDAM, Apr 15, 2015 - (JCN Newswire) - デジタルセキュリティの世界的なリーダーであるジェムアルト(ユーロネクスト NL0000400653 GTO)は本日、最新の「2015 データセキュリティ信頼感指数」(DSCI)の結果を発表しました。本レポートによると、グローバルのIT意思決定者の間で、境界セキュリティ対策の認識と現実との大きなギャップがあることが明らかになりました。調査では、データ漏えい事件数の飛躍的な増加にもかかわらず、データ保護分野における投資が増加していることを示しています。

境界セキュリティにおける漏えいの増加にもかかわらず、データ保護に対する投資は増加

グローバルなデータ漏えい事件数は引き続き増加傾向にあります。ジェムアルトの「Breach Level Index」(BLI)によると、2014年だけで1,500を超えるデータ漏えいが起き、漏えいしたデータは10億件にのぼることが明らかになりました。これは、2013年と比較して、データ漏えいが49%増加し、消失または盗難されたデータ数が78%増加したことを示しています。この結果にもかかわらず、DSCI調査ではIT 意思決定者の10人中9人近く(87%)が自社の境界セキュリティ対策が権限のないユーザーの阻止に効果的であると回答しています。本調査では、IT 意思決定者が境界セキュリティ対策への投資をさらに増加させる予定であり、そのうち64%が12ヶ月以内に予定していると回答しました。興味深いことに、最近のデータ漏えい事例を見ると、漏えいしたデータのうち暗号化で保護されていたのは平均で8%を下回りました。これは、より一層堅牢なデータ保護戦略の必要性を浮き彫りにしています。

データ漏えいと権限のないユーザーアクセスを阻止する能力に対する低信頼度

これにもかかわらず、回答者の3分の1(33%)が権限のないユーザーがいまだに自社ネットワークにアクセス可能であると考えており、さらに34%がデータ漏えいが起きた場合の自社データのセキュリティに自信がないと回答しました。実際、DSCI調査では、最近注目を集めたデータ漏えい事件を受けて、企業の71%が自社のセキュリティ戦略を整えていますが、いまだに境界セキュリティ対策に焦点が当てられています。この混乱に加え、4分の3近く(72%)のIT 意思決定者は直近5年間で境界セキュリティ対策への投資が増加したと回答しています。しかしながら、そのうち30%の回答者が過去12ヶ月間に自社がデータ漏えいの被害に見舞われたことを認めており、異なるセキュリティ対策のアプローチが必要であることを示しています。注目の高いデータ漏えいにより、10社中7社を超える(71%)組織が自社のセキュリティ戦略を整えていますが、5人中3人を超える(62%)回答者が昨年同時期と比較して、セキュリティ業界における新たなセキュリティ脅威を検出し、脅威から保護する能力に同程度の信頼しか置いていませんでした。

ジェムアルトのID保護およびデータ保護部門戦略担当の副社長を務めるTsion Gonenは、次のように述べています。「洗練されたデータ漏えいの事例数は増加傾向にあり、境界セキュリティシステムだけに依存するのはもはや十分とはいえません。ファイアウォールやアンチウイルスなど従来のセキュリティの主要製品はより大きなセキュリティ戦略の一環に位置付けられるべきです。IT 意思決定者は、動機付けが十分になされた場合、システムがどれだけ保護されていても、ネットワークに侵入されることを考慮しておく必要があります。」

データ漏えいの商業的な影響

こうした攻撃の結果、10社中9社(90%)が商業的なダメージを受けたと回答しています。そのなかには、商品・サービス開発の遅延(31%)、従業員の生産性の低下(30%)、顧客の信頼低下(28%)、ネガティブ報道(24%)が含まれます。これは、組織の評判や最終収益、および業界全体に対する顧客の信頼の両方にダメージを与える、データ漏えいによる重大な影響を明らかにしています。

Gonenは次のように付け加えています。「境界セキュリティが効果的でないと実証されたにもかかわらず、組織はいまだに境界セキュリティをあまりに重要視しすぎています。意思決定者は顧客データにより一層の重きを置き、侵入者が境界ディフェンスを突破した後のデータ保護に焦点を当てる、『漏えいを安全化する』アプローチを採用していくべきです。これは、マルチファクタ認証、データ暗号化のほか、暗号鍵を安全に管理することで、データ自体にセキュリティを付けることを意味しています。これにより、データが盗まれても、盗んだ人にとって無意味なものとなります。」

業種、漏えい源、データの種類、地域別のデータ漏えい事例に関する完全な要約については、2014 Breach Level Index レポートをダウンロードできます。http://www.breachlevelindex.com/pdf/Breach-Level-Index-Annual-Report-2014.pdf

参考資料

- データセキュリティ信頼感指数レポート: http://bit.ly/1J1t8eS
- データセキュリティ信頼感指数インフォグラフィック: http://bit.ly/1E0SkV0
- Breach Level Index: http://breachlevelindex.com/
- マニフェスト「Secure the Breach Manifesto」: http://bit.ly/16W0puU
- ウェブサイト「Secure the Breach」: http://www.securethebreach.com/

ジェムアルトでは、SafeNetの買収により、世界で最も完全なエンタープライズセキュリティソリューション群のひとつを提供します。本ソリューションにより、顧客はエッジからコアまで、業界をリードするデジタルアイデンティティ、取引、決済、データの保護を享受することができます。ジェムアルトの完全なるSafeNetのID保護およびデータ保護ソリューションは、主要な金融機関や政府機関を含む多くの業種で、企業がセキュリティに対してデータ中心のアプローチを取ることを可能にし、革新的な暗号化、クラス最高の暗号管理技術、強固な認証およびID管理ソリューションを活用し、重要なデータおよびデータが保管される場所を保護します。ますますデジタル化が進む世界において、ジェムアルトでは、本ソリューションを通じて、組織が顧客の信頼を守るために、厳しいデータプライバシーの規制などのコンプライアンスを遵守し、企業の機密情報や顧客情報、電子取引を情報漏えいや改ざんから確実に保護します。

データセキュリティ信頼感指数(Data Security Confidence Index)について

Vanson Bourne(バンソン・ボーン)社がジェムアルトに委託されて実施した調査では、米国、英国、欧州、中東、アジア太平洋地域の個人900人を対象に聞き取り調査を行いました。回答者は、金融サービス、医療、製造業、公共部門、通信、公益事業、小売、建設、保険、法律など様々な垂直業界におけるセキュリティおよびITエグゼクティブから構成されています。レポート全文はこちらよりご覧いただけます。http://bit.ly/1J1t8eS

ジェムアルトについて

ジェムアルト(ユーロネクスト NL0000400653 GTO)はデジタルセキュリティの世界的なリーダー企業であり、2014年の年間売上高は25億ユーロを記録し、世界の180カ国以上に優良顧客を有しています。

コネクテッドデジタルワールドがますます進む中、ジェムアルトは人々がお互いに信頼できるよう支援します。

さらに詳しい情報は www.gemalto.com 、 www.justaskgemalto.com 、blog.gemalto.comをご覧いただくか、Twitterで @gemaltoをフォローしてください。

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