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2016年01月08日 12時42分

昭和電工、微細配線を守るソルダーレジストで新グレードを開発

昭和電工株式会社(社長:市川 秀夫)は、当社子会社の日本ポリテック株式会社(社長:中山隆)と共同で、チップ・オン・フィルム(Chip On Film)用ソルダーレジストの新グレード品を開発しました。
TOKYO, Jan 8, 2016 - (JCN Newswire) - 昭和電工株式会社(社長:市川 秀夫)は、当社子会社の日本ポリテック株式会社(社長:中山隆)と共同で、チップ・オン・フィルム(Chip On Film 以下、COF)*用ソルダーレジストの新グレード品を開発しました。本製品は従来グレードの「NPR(R)-3400」と同様の高い耐電圧・耐熱・耐湿特性を持ちながら、約2.5倍の屈曲性能を実現し、より微細なパターンを保護します。

ソルダーレジストは、基板上に塗布することで配線回路を外部からの異物や湿気から守る絶縁性インクです。薄型テレビやパソコン、スマートフォンなどの液晶ディスプレイは映像の高画質・高精細化とともに、デザイン性の向上や画面の大型化による圧迫感抑制のためのフレームレス化が進んでいます。「NPR(R)-3400」は20-30umのファインピッチ(微細パターン)に対応する優れた電気信頼性を持ち、曲げや折れにも強く、これらの液晶ディスプレイに使用されるCOF向けのソルダーレジストで世界シェア50%を有しています。

液晶ディスプレイは高画質・大型化が進む一方、ウェアラブルデバイスは小型化・フレキシブル化など、ニーズが多様化するとともに、これらの回路基板にはさらなる薄型化・ファインピッチ化が求められています。今回開発した新グレード品は高い可撓(かとう)性**を持つことから、20um以下の配線回路を保護し、屈曲を繰り返しても電気絶縁性を維持します。

当社グループはソルダーレジストなどの樹脂設計・合成技術における長年にわたる知見を活かし、エレクトロニクス分野におけるお客様のニーズをもとに、今後も電子デバイスの性能向上に貢献してまいります。

なお、今回発表のソルダーレジストは、2016年1月13-15日に東京ビッグサイトで開催される「第45回インターネプコンジャパン エレクトロニクス製造・実装技術展」で紹介する予定です(昭和電工ブース: 東第5ホールE43-46)。

*チップ・オン・フィルム(COF)…ポリイミド樹脂のフィルム状回路基板に直接半導体チップが実装された製品
**可撓(かとう)性…塗膜の強靭性

<ご参考>
【日本ポリテック株式会社の概要】
本社所在地: 東京都八王子市弐分方町370-1
設立年月: 1989年7月
事業内容: フレキシブル電子回路基板用レジストインクの開発、製造、販売
資本金: 10百万円
株主構成: 昭和電工100%

本リリースの詳細は下記URLをご参照ください。
http://www.sdk.co.jp/news/2016/14047.html

概要:昭和電工株式会社

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