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2016年03月16日 13時50分

NeuroproteXeon、院外心停止後の脳損傷軽減のためのキセノン研究結果をJAMAで公表することを発表

NeuroproteXeon, Incは、院外心停止(OHCA)患者の神経保護用の吸入キセノンおよび酸素に関するフェーズII治験結果を公表することを発表しました。
TOKYO, Mar 16, 2016 - (JCN Newswire) - 【米国ニューヨーク州オーチャードパーク】NeuroproteXeon, Incは、院外心停止(OHCA)患者の神経保護用の吸入キセノンおよび酸素に関するフェーズII治験結果を公表することを発表しました。この研究はフィンランドの大学病院で実施されたもので、Journal of the American Medical Association (JAMA)の3月15日号に掲載されます。

この研究では、蘇生成功後まだ昏睡状態のOHCA患者110人に対するランダム化比較試験を報告にまとめました。報告では、キセノン/酸素混合ガスと合わせて低体温法を使用した場合と、低体温症のみの場合の有効性を24時間にわたり比較しています。治験の主要評価項目は、磁気共鳴映像法(MRI)で評価したキセノン/酸素グループの白質脳損傷の方が、低体温法のみを受けたグループよりも大幅に少ない(p=.006)ことを示しています。

この技術を発明したひとりで、カリフォルニア大学サンフランシスコ校麻酔科ウィリアム・ハミルトン・ディスティングイッシュトプロフェッサーのMervyn Maze (MB, ChB)によれば、「現在、心停止患者全体の予後は決して良いとは言えず、生存して退院する患者は10%未満です。しかし、今回のフェーズII治験で実証されたキセノンの神経保護特性は、有望なものです。心停止患者の死因の大半は、神経障害です。」

フェーズII治験では、生存率の副次的評価項目で統計的に優位な差は示せませんでした。しかし6か月後の死亡率は、キセノン/酸素グループで27.3%、低体温法のみのグループでは34.5%でした(調整ハザード比0.49 [95% CI, 0.23-1.01]; P= 0.053)。

治験報告の著者たちは次のように結んでいます。「これらの予備調査結果は、院外心停止の生存者への吸入キセノン使用に関する臨床転帰評価のために設計された有意な治験において、さらに評価する必要があります。」そのためNeuroproteXeonは、今年後半に需要なフェーズIII OHCA治験を開始する認可を米国食品医薬品局(FDA)に求めています。

NeuroproteXeonについて

NeuroproteXeon, Incは、急性神経損傷後の脳細胞死を防ぐ吸入キセノンガスの独自の使用法を開発する治験段階製薬/機器企業です。詳しくは www.neuroprotexeon.com をご覧ください。

お問い合わせ先:
Matt Napoletano
info@neuroprotexeon.com

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キーワード
JAMA キセノン OHCA 脳損傷 NeuroproteXeon