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2016年07月12日 13時09分

ISID、製薬企業向け「奨学寄附金申請Webサービス」の提供を開始

株式会社電通国際情報サービス(本社:東京都港区、代表取締役社長:釜井 節生)は、このほど製薬企業を対象としたSaaS型クラウドサービス「奨学寄附金申請Webサービス」の提供を開始しました。
TOKYO, July 12, 2016 - (JCN Newswire) - 株式会社電通国際情報サービス(本社:東京都港区、代表取締役社長:釜井 節生、以下ISID)は、このほど製薬企業を対象としたSaaS型クラウドサービス「奨学寄附金申請Webサービス」の提供を開始しました。本サービスは、製薬企業から研究機関等への資金提供等に関する透明性向上に寄与するもので、すでに先行ユーザーとして協和発酵キリン株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:花井 陳雄)、田辺三菱製薬株式会社(本社:大阪府大阪市、代表取締役社長:三津家 正之)ならびにバイエル薬品株式会社(本社:大阪府大阪市、代表取締役社長:カーステン・ブルン)の3社が採用し、本格運用を開始しています。

■背景■

製薬企業における新薬開発には、研究機関や医療機関との連携が不可欠であり、基礎研究や臨床開発をはじめとする多岐にわたる活動が両者の密接な協力関係のもとに行われます。そこでは様々な活動の対価として金銭の授受も発生しますが、人々の生命や健康に携わる製薬企業には、他の産業以上にその活動に倫理性が求められるため、透明性を担保し企業活動への理解を得ることは、製薬企業にとって重要な経営課題となっています。このため製薬企業各社は、日本製薬工業協会(以下、製薬協)が定めた「企業活動と医療機関等の関係の透明性ガイドライン(以下、透明性ガイドライン)」に基づいて各種資金提供に関する情報公開を行っており、学術研究の振興や研究助成を目的とした奨学寄附金もその対象となっています。

奨学寄附金に関わる手続きは、これまで主に製薬企業に所属する医薬情報担当者を介して行われることが一般的でしたが、昨今ではさらなる透明性向上を目的として、寄附先となる研究機関や研究者をWebサイト上で公募する動きが活発になっています。

■提供サービスの特長■

今回提供を開始する「奨学寄附金申請Webサービス」は、奨学寄附金の申請受付から審査結果の管理、さらには研究報告書の提出状況管理まで、一連の手続きをクラウド上で安全かつ簡便に行うことができるサービスです。ISIDが2013年7月に提供を開始し、76社の製薬・医療機器メーカーが採用する「透明性ガイドライン情報公開サービス※」の構築ノウハウをベースに、先行ユーザー3社をはじめ複数のユーザー企業から業務要件をヒアリングの上で開発した共同利用型サービスです。

本サービスの主な特長は以下のとおりです。

1. 共同利用型のクラウドサービス
奨学寄附に関する経緯等の記録作成や保管の適正化については、製薬協がその考え方を示すなど、業界全体として対応すべき課題となっており、今後もさらに詳細な方針が示されていく方向にあります。そのため本サービスは、提供開始後も製薬協の指針や各製薬企業における業務ニーズを集約し、サービス全体として改修や機能追加を行っていく共同利用型のクラウドサービスとして提供します。これにより個々のユーザー企業は、機能追加等にかかる費用を抑えながら、業界の求めるニーズに適応したサービスを継続的に受けることが可能です。

2.寄附金申請管理業務の効率化を実現
Web上での申請受付をはじめ、審査結果通知や研究報告書の提出状況管理など、寄附金申請・交付に関連する一連の業務を網羅した機能を提供し、申請管理業務の大幅な効率化を実現します。

主な機能:
- 申請受付
- 審査状況のステータス管理
- 審査結果の一括通知
- 研究報告書の提出依頼通知
- 研究報告書の提出状況の管理
- 申請情報のエクスポート

3.アマゾン ウェブ サービス(AWS)の採用により、信頼性と可用性の高い利用環境を提供
本サービスのシステムインフラには、ISIDが金融機関をはじめ多くの企業向けに提供するAWSクラウドサービスを採用しています。研究者の個人情報や研究内容などの情報を取り扱うために必要となる高いセキュリティを担保しながら、可用性の高いサービス利用環境を提供します。

ソリューション詳細: http://www.isid.co.jp/solution/lifescience/kifukin/shinsei.html

ISIDは今後も、ライフサイエンス業界向けソリューションのさらなる拡充を図り、日本の製薬企業の競争力強化に貢献してまいります。

※ 透明性ガイドライン情報公開サービス: ISIDが製薬・医療機器業界向けに提供する、医療機関等への資金提供に関する情報公開Webサービス。日本製薬工業協会による「企業活動と医療機関等の関係の透明性ガイドライン」をはじめ、日本医療機器産業連合会や日本臨床検査薬協会など各種業界団体の透明性ガイドラインに対応したサービスとして、2016年5月現在、76社に採用されています。

参考URL: http://www.isid.co.jp/solution/lifescience/toumeisei.html

<電通国際情報サービス(ISID)会社概要>
社名: 株式会社電通国際情報サービス(略称: ISID)
代表者: 代表取締役社長 釜井 節生
本社: 東京都港区港南2-17-1
URL: http://www.isid.co.jp
設立: 1975年
資本金: 81億8,050万円
連結従業員: 2,559人(2015年12月31日現在)
連結売上高: 56,771百万円(2015年12月期)※9カ月決算
事業内容: 1975年の設立当初から顧客企業のビジネスパートナーとして、コンサルティングからシステムの企画・設計・開発・運用・メンテナンスまで一貫したトータルソリューションを提供してきました。IT Solution Innovatorをビジョンとし、金融機関向けソリューション、製品開発ソリューションをはじめ、グループ経営・連結会計、HCM(人財・人事給与就業)、ERP、マーケティング、クラウドサービスなど、幅広い分野で積極的な事業展開を図っております。

* アマゾン ウェブ サービスおよびAmazon Web Servicesは、Amazon.com, Inc.またはその関連会社の商標です。
* 本リリースに記載された会社名・商品名は、それぞれ各社の商標または登録商標です。

【製品・サービスに関するお問い合わせ先】
株式会社電通国際情報サービス
ビジネスソリューション事業部 クラウドサービス営業部
TEL: 03-6713-6167
E-Mail: g-ls-info@group.isid.co.jp

【本リリースに関するお問い合わせ先】
株式会社電通国際情報サービス
コーポレートコミュニケーション室 李
TEL: 03-6713-6100
E-Mail: g-pr@isid.co.jp

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