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2017年03月08日 10時58分

福島大学、超薄型結晶シリコン太陽電池の研究開発にシルバコのデバイス・シミュレータを採用

株式会社シルバコ・ジャパンは、福島大学 共生システム理工学類 地域イノベーション戦略支援プログラム 次世代太陽電池チームが、超薄型結晶シリコン太陽電池の研究開発にシルバコのデバイス・シミュレータAtlasを採用したことを発表しました。
YOKOHAMA, Japan, Mar 8, 2017 - (JCN Newswire) - 株式会社シルバコ・ジャパン(以下、シルバコ)は、福島大学 共生システム理工学類 地域イノベーション戦略支援プログラム 次世代太陽電池チーム(以下、福島大学)が、超薄型結晶シリコン太陽電池の研究開発にシルバコのデバイス・シミュレータAtlasを採用したことを発表しました。

福島大学では、地域イノベーション戦略支援プログラムにおいて、次世代太陽電池の研究開発と産業集積モデル化への展開を行うべく、従来の太陽電池より飛躍的に低コストで高効率な超薄型高性能次世代シリコン太陽電池を開発しています。実際に53ミクロンという超薄型の裏面電極型ヘテロ接合シリコン太陽電池をインクジェット印刷法により作成し、その研究開発の成果は大きな注目を浴びています。

今回、福島大学では裏面電極型ヘテロ接合シリコン太陽電池の高効率化の開発を更に進めていくため、太陽電池の開発において豊富な実績のあるシルバコのデバイス・シミュレータの採用に至りました。また福島大学ではデバイス・シミュレータでの解析を使用した研究成果を3月17日の応用物理学会で発表する予定です。

福島大学 野毛宏特任教授は次のように述べています。「太陽電池の研究開発において、新たなセル構造の検討を行う初期段階に、実デバイスを作成して確認することは、費用も時間もかかるため、効率的ではありません。シルバコのデバイス・シミュレータを用いて、新しいアイデアが有用かどうかを高い確度で判断できることで、裏面電極型ヘテロ接合の更なる高効率化が進むことを期待しています。」

シルバコのジェネラルマネージャである古井芳春は、次のように述べています。「太陽電池が超薄型になりフレキシブルになることは、新たなマーケットを創出し、太陽電池産業に大きなインパクトをもたらします。この分野で既に大きな成果を上げている福島大学にシルバコのデバイス・シミュレータが採用され、当社のテクノロジーの有用性と実績が評価されたことを大変嬉しく思っています。」

概要:株式会社シルバコ・ジャパン
株式会社シルバコ・ジャパンは、1989年に現在のSilvaco, Inc.の日本支社として設立、1995年に日本法人として登記されました。シルバコ・ジャパンは、日本のTCADおよびEDAソフトウェア業界におけるトップ・カンパニーを目指し、技術サポートと営業の強化、研究開発環境の拡充に全力をあげています。本社を横浜ランドマークタワーに置き、京都オフィスとともに充実したサービスを展開しています。
www.silvaco.co.jp

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