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2017年05月28日 10時30分

日本初!同報無線放送をスマホに流す ‐同報系戸別受信機に代わるスマホアプリ

SKY-NETWORKは、平成34年11月30日までと定められているアナログ式同報系防災行政無線のデジタル化に向け、同報系戸別受信機に代わるインターネットWeb放送システムの提供を本格的に開始。1世帯あたり月額わずか40円。
SKY-NETWORK株式会社(静岡県静岡市)は、総務省の告示で使用期限が平成34年11月30日までと定められているアナログ式同報系防災行政無線(同報無線)のデジタル化に向け、同報系戸別受信機(戸別受信機)に代わるインターネットWeb放送システムの提供を本格的に開始した。

インターネットWeb放送システムとは、自治体が独自にテレビ放送、コミュニティ放送、音声放送などを放映、各種Webサービスやモバイルアプリとも連携できるシステムで、同社が自治体に提供する公式アプリをダウンロードすることで、同報無線放送が放送されると同時に、住民が持つスマートフォンへも放送が流れるというもの。

価格帯は、10,000世帯規模の自治体で、1世帯当りに換算すると月額わずか40円、導入費用も340円程度と非常にリーズナブル。

同報無線のデジタル化対応の進行状況は自治体によってまちまちだが、デジタル化に伴い課題も多く、頭を抱えている自治体は少なくない。その一つに共通して挙げられるのが、デジタル式戸別受信機が高価なことだ。
完全デジタル化となった場合、アナログ式戸別受信機は使えなくなる。自治体がデジタル式戸別受信機の買い替えを促すにも価格が1台3~5万円が相場とも言われハードルは高い。特に、市民防災防犯サービスとして戸別受信機を全戸に配布している自治体にあっては、3万円程度の定価のままでは全戸へ普及する可能性は極めて低く、同報無線のデジタル化が防災サービスの後退につながると言った事態が懸念される。また、自治体で一部またはほとんどを補助するにしても3~4億円が必要になると試算する自治体(約2万世帯)もあり、財政健全化に向け経費節減を進める自治体にとっては頭の痛い課題だ。

SKY-NETWORKが提供するインターネットWeb放送システムは、低価格帯で同報無線放送を流すだけに留まらず、国内では初となるインターネットによるページング放送機能も標準仕様。緊急災害時には市職員のスマートフォンから住民のスマートフォンへ刻々と変わる状況や警報・警告を実況で一斉放送できる、国内最高度のICTを駆使した音声放送システムだ。

本来ページング放送は、他のメディアや放送システムにはない有線放送特有の放送で、デパートの館内放送、工場やオフィスでの呼出し放送、団体や学校区・町内ごとの連絡や呼び出しなど有線放送電話機を使い自分自身の声で放送できるシステムで、SKY-NETWORKはこれをインターネットで実現。通常放送のほかに大規模災害時に同報無線が機能しなくなった場合でもバックアップ放送システムとしても効果が期待される。


SKY-NETWORK株式会社
 〒424-0842 静岡県静岡市清水区春日1丁目5-15 304
 TEL: 054-353-1211(代表) FAX: 054-353-1216
Mail: office@sky-network.jp
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