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2018年10月30日 11時50分

ISID、エンタープライズアプリケーション開発基盤「aiuola」を発表

株式会社電通国際情報サービス(本社:東京都港区、代表取締役社長:釜井節生)は、かねてより進めてきたエンタープライズシステム領域における次世代開発基盤「aiuola(アイウォーラ)」の構築を完了し、各種アプリケーション開発への適用を開始しました。
東京, 2018年10月30日 - (JCN Newswire) - 株式会社電通国際情報サービス(本社:東京都港区、代表取締役社長:釜井節生、以下ISID)は、かねてより進めてきたエンタープライズシステム※1領域における次世代開発基盤「aiuola(アイウォーラ)」の構築を完了し、各種アプリケーション開発への適用を開始しました。

当該基盤は、デジタルビジネス時代の環境変化に呼応する柔軟性と俊敏性の実現、グローバルなグループ経営に求められる高度な業務要件への対応、そして社員の働きやすさと生産性を向上させるユーザー体験(UI/UX)の創出を開発コンセプトとし、従来のエンタープライズシステム開発手法とは一線を画す、全く新しい設計思想でつくられたアプリケーション開発基盤です。ISIDは、aiuolaのコンセプトを広く顧客企業に発信していくとともに、会計・経営管理・人事などの基幹系システムおよびその周辺領域において、新たに開発するアプリケーションに順次適用していく計画です。

なお本日、aiuolaを用いたアプリケーションの第一弾として、経費精算システム「Ci*X Expense(サイクロス エクスペンス)」および自動仕訳システム「Ci*X Journalizer(サイクロス ジャーナライザ)」を発表しました。詳細はこちら(https://www.isid.co.jp/news/release/2018/1030_2.html)をご覧ください。

■開発経緯■
デジタルビジネス時代を迎え、あらゆる企業にとって、変化し続けるビジネス要求に俊敏かつ柔軟に対応しうる経営基盤の構築は喫緊の経営課題となっています。また働き方改革の機運が高まる中、企業の業務システムにおいても、業務効率化や生産性向上に加えて優れたユーザー体験への要求が高まっており、エンタープライズシステムのあり方が大きく変わろうとしています。

ISIDは、こうした環境変化を踏まえ、2016年より新たな開発基盤の構築に取り組んでまいりました。最新のテクノロジートレンドに精通した技術者を社内外から集め、約20名の専任組織を組成。デザイン思考のアプローチを取り入れ、オープンソースやAPIエコノミー※2を積極的に活用することにより、最新のコンシューマー向けテクノロジーと、かねてより強みとしてきたエンタープライズシステム領域の知見を融合した、次世代アプリケーション開発基盤を実現しました。

■aiuolaの特長■
1)柔軟・俊敏な開発環境と優れたUI/UXを実現
aiuolaの構築には、モックアップやプロトタイピングを多用するアジャイル開発手法を採用しており、常に変化するビジネス要求やテクノロジートレンドを柔軟・俊敏に取り入れて進化し続ける開発環境を実現しています。この環境の下、マニュアル不要の直感的な操作性や過去履歴に基づく入力サジェスト、様々な通知/リマインダー等、すべてのアプリケーションに共通して求められる優れたUI/UXを予めコンポーネント化して実装しました。これにより、開発生産性を飛躍的に向上させつつ、使いやすさを追求したアプリケーション開発を可能としています。

2)オープンソースやAPIエコノミーの活用により、つながりやすさを実現
aiuolaは、アプリケーションごとに必要となる機能をすべて個別に開発するのではなく、すでにある優れた技術やサービスの積極的な活用を設計思想としています。様々なオープンソースを採用するとともに、ビジネスチャットやスケジューラなどのメジャーサービスや既存システムとのAPI連携を想定して設計されており、つながりやすさを実現することで各アプリケーションの付加価値を最大化します。

3)多岐にわたる業務要件をパターン化・共通化し、開発生産性を向上
aiuolaは、多岐にわたる業務に共通するデータ構造(階層や親子関係など)や付加機能(有効期間管理や公開範囲設定など)を、UI、アプリ構造、データモデル等の観点でパターン化し実装しています。またマルチカンパニー対応や多言語・複数タイムゾーン対応、企業グループ内の統合的認証・認可管理、企業ごとの固有要件に対応するロジックカスタマイズなど、アプリケーション共通の業務要件に対応する機能を予めコンポーネント化して実装しています。これにより個別アプリケーションの開発生産性を高めつつ、グローバルなグループ経営に求められる複雑で高度な業務要件への対応を可能としています。

■ブランド名「aiuola」に込めた思い■
aiuolaとは、イタリア語で「花壇」を意味する言葉です。花壇に様々な花が彩り豊かに咲き誇るように、デジタルビジネス時代に必要とされるサービス(花)を、aiuola(花壇)の上に次々と生み出し、お客様にお届けしていきたいという思いを込めています。

ISIDは今後、aiuolaのさらなる強化を図るとともに、aiuolaを活用した多彩なアプリケーションを開発・提供し、顧客企業のデジタルトランスフォーメーションを支援してまいります。

※1 エンタープライズシステム:企業における情報システムのうち、特に全社規模で稼動する大規模システムを指す。会計、経営管理、人事などの基幹系システムの総称。企業経営の根幹を担うシステムであるため、各業務要件への対応はもとより、安定性や信頼性、処理性能、障害時対応など、各要素において高いレベルが要求される。
※2 APIエコノミー:APIはApplication Programming Interfaceの略。あるアプリケーションの機能やデータを他のアプリケーションから呼び出して利用するための接続仕様や仕組みを指す。近年、APIはビジネスを広げるために活用されるようになり、APIを公開する企業や政府が増加している。API公開を通じて、自社だけでなく他社のサービスも活用しながら広がっていく経済圏をAPIエコノミーと呼ぶ。

【本リリースに関するお問い合わせ先】
株式会社電通国際情報サービス コーポレートコミュニケーション室 李、服部
TEL: 03-6713-6100
E-Mail: g-pr@isid.co.jp

<電通国際情報サービス(ISID)会社概要>
社名:株式会社電通国際情報サービス(略称:ISID)
代表者:代表取締役社長 釜井節生
本社:東京都港区港南2-17-1
URL: https://www.isid.co.jp/
設立:1975年
資本金:81億8,050万円
連結従業員:2,716名(2017年12月末現在)
連結売上高:83,423百万円(2017年12月期)
事業内容:ISIDは、社会や企業のデジタルトランスフォーメーションを、確かな技術力と創造力で支えるテクノロジー企業です。金融業務や製品開発の領域で創業以来培ってきた知見に加え、人事・会計など企業活動の根幹を支えるシステム構築の実績、電通グループのマーケティングノウハウ、そしてIoTやロボティクス、AIなど先端技術の社会実装に向けたオープンイノベーションへの取り組みにより、社会と企業の課題解決に貢献する、価値あるソリューションを生み出し続けています。

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