AEROPRES

2019年07月08日 13時50分

「5Gに関心ある」4割強! 期待分野は医療、教育、エンターテイメントなど! VR、360度動画、ローカル5Gなどへの関心高い! 会社員・公務員、2300人意識調査、AQU先端テクノロジー総研

5G(第五世代移動通信システム)、VR(仮想現実)、AR(拡張現実)、MR(複合現実)などへの関心は実際どのようになってきているのか? 先端テクノロジーの市場調査会社、AQU 先端テクノロジー総研が会社員、公務員、経営者など2,300人を対象に意識調査を実施したところ、5Gへの関心は4割強だった。
5G、XR(VR、AR、MR)などについて、メディアで取り上げられる機会が多くなってきました。5G(第五世代移動通信システム)、VR(仮想現実)、AR(拡張現実)、MR(複合現実)などへの関心は実際どのようになってきているのか? 今回、先端テクノロジーの市場調査会社、AQU 先端テクノロジー総研が会社員、公務員、経営者など2,300人を対象に意識調査を実施したところ、5Gは「大いに関心ある」18.5%、「関心ある」23.9%と、掲げた7つの中ではトップで、総合的な関心度は最終的には、42.3%となりました。続いて、総合的関心度の高いものは、VR(仮想現実)37.5%、360度動画32.3%などでした。

5Gはスポーツ、音楽、ゲームなどの娯楽、エンターテイメントのほか、高齢化社会の進展に伴い医療、教育、福祉、地方の活性化など、幅広い活用に期待する声が聞かれました。

また「5Gに関心ある」(「大いに関心ある」+「関心ある」)と答えた4割強(42.3%)の人は、VR、360度動画などへの関心も高く、ローカル5G、AR、XR、MRなど、またキラーアプリのひとつとしても注目されるVTuber(バーチャルYouTuber)などにも関心があることが分かりました。

■関連サイト

https://www.aqu.com/
https://www.aqu.com/aqu-news/2019-7-8.pdf  ニュースリリース

■調査テーマ 『5G時代におけるXRビジネスの需要探索に関する調査』

■調査スケジュール 2019年4月8日~7月8日

■調査目的

5G、XR(VR、AR、MR)などについて、メディアで取り上げられる機会が多くなってきました。5G(第五世代移動通信システム)、VR(仮想現実)、AR(拡張現実)、MR(複合現実)などへの関心は実際どのようになってきているのか? 会社員、公務員、経営者などに対する意識調査を通して、5G、XRビジネスの方向性を探りました。

■調査の実施 

AQU先端テクノロジー総研
5G、XRビジネス調査プロジェクト

■調査の概要

5G、ローカル5Gなどがどの程度、関心を持たれているかを探りました。結果として5Gは、「大いに関心ある」18.5%、「関心ある」23.9%と、掲げた7つの中ではトップで、総合的な関心度は、最終的には42.3%となりました。続いて、総合的関心度の高いものとしては、VR(仮想現実)37.5%、360度動画32.3%、AR(拡張現実)30.7%と続きました。その他、MR、XR、ローカル5Gは30%弱とほぼ同比率で、VTuber(バーチャルYouTuber)については、21.9%でした(まだ新しい分野だけに、今後の可能性が期待されます)。

VRという言葉はかなり前より浸透していると考えられ、3人に1人強が関心を持っていますが、現時点では5Gへの関心の方が、5人に2人強とやや上回っています。

■5G時代のXRサービスへの期待

5G時代のXRサービスへの期待について、コメントしてもらいました。
5Gのサービスはまだこれからであり、現時点では、政府や関係企業等のPRや実証実験等が知らされている段階で、なかなか一般には認知しづらいところですが、関連映像等を参考にしてもらいながら、コメントしてもらいました。

5Gはスポーツ、音楽、ゲームなどの娯楽、エンターテイメントのほか、高齢化社会の進展に伴い医療、教育、福祉、地方の活性化など、幅広い活用に期待する声が聞かれました。

まず、娯楽、エンターテイメントでは、「ゲームで臨場感を感じたい。」(29歳、女性、会社員)、「スポーツやライブなどで360度のコンテンツが見ることができると良いと思う。」(47歳、男性、会社員)、「アーティストのライブを臨場感たっぷり見られることに期待したい。」(30歳、男性、会社員)、「中々チケットが取れないアーティストのライブ映像で、コンサート会場の臨場感が味わえたらいい。」(59歳、男性、会社員)などの意見がありました。人気ライブ会場の現場では、時と場所によっては、最前列付近では押し合いへし合い、時には救急車が出動するということもあります。このようなことを考えると、ライブ中継などへの期待は強いものがあるようです。またスポーツでは、「スポーツ観戦を360度で、その場にいるような臨場感を体験してみたい。」(45歳、女性、自営業)、「VRを利用したe-sportsが見たい。観客もまるでゲームの世界の中にいるかのようなプレイ風景を実現してほしい。」(27歳、男性、会社員)、「オリンピックのチケットが手に入らなかったから、オリンピック競技の臨場感を感じてみたい。」(47歳、女性、会社員)といった意見が聞かれました。

医療、福祉などについては、「医療、福祉の面で老齢や病気などでその場から動くことが困難な人達にとっては、より豊かな体験やサービスを享受する事が出来るようになるのではと想像します。」(39歳、女性、自営業)、「5Gを使用することで、過疎地でも高度な医療を受けられることに期待したい。交通の便の悪い過疎地でも、高齢者が自宅で簡単に医療関係者の診断や相談が受けられるようになることに期待したい。」(35歳、男性、会社員)、といった意見がありました。

高齢化社会の進展に関しては、「一緒に住めない高齢の両親との会話など、孫との遊びが一緒にできればうれしい。」(42歳、女性、会社員)、「システムの高度化が人的作業の省力化に繋がりそうで心配ではあるが、認知症の進行を抑えたり、脳の活性化につながると嬉しいですね。」(63歳、男性、会社員)といった意見もありました。とくに、高齢者を世話している女性の場合の意見として、「高齢者が増えたことによる事件や事故を防ぐためのものに活用できたらうれしいです。今高齢者の通院、リハビリのため、仕事の合間を縫って送迎をしておりますが、わざわざ病院に行かなくても病院関係者の方と話をしたり、実際にリハビリになるようなことを自宅でできるようになるといいと切実に思います。高齢者は免許返納を強いられていて、その負担は本人と家族に向けられがちです。高齢者の手となり足となるものの活躍を願ってやみません。」(50歳、女性、経営者・役員)という貴重な意見がみられました。

このほか、不動産物件360度コンテンツサービス、災害シュミレーター、商品テスト、手術などの技術スキルのシミュレーションなどへの期待がありました。5Gのサービスはまだこれからであるため、応用用途への期待は高まりつつあります。ある青年は、「僕らが夢見た未来が実現するのかと思うと、これからを生きていく僕は非常に楽しみにしています。僕は、投資家の端くれなので、お金があれば5G時代を担う企業に投資していきたい。」(26歳、男性、会社員)と述べています。

全体的に、5G時代のXRサービスへの期待の高さが感じられました。

以上


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