AEROPRES

2020年02月07日 12時14分

プロフェッショナル産業医で知られる合同会社パラゴン算出|新型コロナウイルスによる致死率

プロフェッショナル産業医で知られる合同会社パラゴンが、米国ジョンズ・ホプキンス大作成の新型コロナウイルス性肺炎(2019-nCoV)流行マップ情報を元に、その致死率を算出しました。また、企業での危機管理に向け、その危険性に関する科学的根拠に基づいた解説を行います。
プロフェッショナル産業医で知られる合同会社パラゴン(東京都港区)が米国ジョンズ・ホプキンス大作成の新型コロナウイルス性肺炎(2019-nCoV)流行マップ情報(を活用しながら、わが国で一番多く生命を奪っている呼吸器感染症であるインフルエンザと新型コロナウイルスとの“恐ろしさ”比較(リスクアセスメント)を実施しました。

と共に、企業での危機管理に向け、最新の新型コロナウイルス感染情報を元に、
当社代表 櫻澤博文(労働衛生コンサルタント、日本産業衛生学会指導医、社会健康医学修士号)が、その危険性に関する解説を加えます。




【時間】2020年2月7日11時時点

【場所】中国本土
【人】中国本土での死者数636人
中国本土での感染者数31,106人

以上より、中国本土における致死率は492/24391 より 2.0%


【場所】中国本土以外
【人】中国本土以外での死者数2人(フィリピンでの死者と香港での死者も中国人ですが、こちらに算入)

中国本土以外 での感染者数266人

以上より 中国本土以外での致死率は 2/216 より0.75%

2009年のH1N1pdmの南半球における致死率がWHO報告にて1.2%だったことと比すると、同程度の致死率を誇ることがわかります。

【解説】
今シーズン(2019-2020シーズンにおける累計感染者数は「薬局サーベイランス日報」による抗インフルエンザ推定患者数
では600万人でした。例年、インフルエンザの知私立は0.1%程度といわれていますので、
600万人に0.1%をかけることより、死亡者数は6千人との推定ができます。

これだけの数の死者が本当に出ているのか、不思議に思うかもしれませんが、今シーズン、流行しているインフルエンザウイルスは、
2009年時点で致死率1.2%を誇ったH1N1pdmと同一タイプですから、致死率が0.1%で済んでいるだけでも本来は驚きです。


新型コロナウイルスによる死者が6千人を超したら、季節性インフルエンザより多くの死者が出たわけですから、新型コロナウイルスを、本当の意味で怖れる必要が出てくると考えられます。

そこでその数を求めてみましょう。


【計算式】
6千(死亡者数)÷0.75%(中国本土以外での致死率)より80万人となります。


中国本土での感染者数31,1061人の25倍です。

現時点(2020年2月7日11時時点)での日本での感染者数は、日本における中国人感染者数を加えたとしても45人にすぎません。

中国政府が武漢を事実上閉鎖したのは1月23日。それから本日(2月7日)で15日が経過しました。


潜伏期間平均が5日、長くて14日と言われている新型コロナウイルス。

いかがでしょうか。そこまで日本で患者が出そうでしょうか。



【関連情報: マスクの選定方法について】
以下をご覧ください
https://pro-sangyoui.com/9977



【当社概要】
社名  : 合同会社パラゴン
本社  : 〒107-0062 東京都港区南青山5-17-2 シドニービル502
代表者 : 櫻澤 博文
事業内容: 官公庁・企業の健康管理部門請負全般、
特に
(1) メンタル産業医による休職前・休職中・復職前・復職後支援提供
(2) 「健康経営優良法人」認定制度への申請支援、
(3) ストレスチェック制度の構築・運用・実施者対応

URL   : https://pro-sangyoui.com/