AEROPRES

2020年05月27日 21時17分
ＳＫＹ－ＮＥＴＷＯＲＫ株式会社

神奈川県中井町　Ｊアラート／防災行政無線をスマートフォンへ自動転送放送

神奈川県中井町　『3防』（防災・防犯・防疫）に係る防災行政無線放送を確実に住民のスマホに流し懸念される“複合災害”に備える
政治・社会
　SKY-NETWORK株式会社（静岡市）と神奈川県中井町が5月22日、防災行政無線スマートフォン自動転送放送システム整備事業の契約を締結した。

　当整備事業は、中井町から流れるＪアラートや防災行政無線放送を瞬時に住民や中井町にゆかりのある人のスマートフォンに自動転送しリアルタイムで放送視聴できるシステム。
導入システムはSKY-NETWORKが提供する「地域防災コミュニケーションネットワーク[Regional Alert DIRECT]」で、情報発信者の“危機感、切迫感、感情までも情報として伝わる”新たな情報伝達手段。
システム利用者は専用端末や専用機器を購入設置することなく町が提供する専用アプリをスマートフォンにダウンロード（無料）するだけ、設定の必要もなく国内どこに居ても防災行政無線放送を視聴できるようになる。

　屋外スピーカーから流れる防災行政無線放送に加え当システムを運用することで、情報伝達手段の多重化を図り放送視聴可能者がより一層増えることが期待される。

　特に、当システムは住民以外にも、例えば、他の市町村から中井町への通勤者、遠地に居住する中井町出身者（家族、親せき、学生、知人等）、管轄の消防署・警察署、その他学校や医療など関連機関など幅広く多くの人が視聴できるのが特徴。

　更に、当システムは放送機能以外にも、住民や自治体関係者が災害現場から役場、消防署、警察署等に動画投稿する機能を持ち、関係する機関は投稿情報を瞬時に組織横断的に情報共有できる。
職員は危険を伴う災害現場や数多い避難所を視察することなく状況を正確に判断ができ、安全に迅速かつ的確な対応を図ることが可能になる。例えば、河川氾濫の動画から的確な避難勧告や避難指示を迅速に伝えることができる、また、避難所の動画から“3密”状態を即時に判断でき、別の避難所への的確な誘導や避難方法を迅速に伝えることができる。

　中井町は6月中にサービス開始を予定、『3防』（防災・防犯・防疫）に係る防災行政無線放送を確実に住民のスマートフォンに流し懸念される“複合災害”に備える。　


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