AEROPRES

2012年09月14日 11時59分

カナダのオルビット・アルミナ社、ハイテク製品向けに高純度5N(99.999%)のアルミナを2013年第1四半期に生産へ

カナダのクリーンテクノロジー企業オルビット・アルミナ (Orbite Aluminae Inc. TSX: ORT) は、ケベック州キャップチャットにある同社工場で2013年第1四半期に高純度アルミナの生産を開始すると発表しました。
カナダのクリーンテクノロジー企業オルビット・アルミナ (Orbite Aluminae Inc. TSX: ORT) は、ケベック州キャップチャットにある同社工場で2013年第1四半期に高純度アルミナの生産を開始すると発表しました。オルビット・アルミナ社は、粘土岩、ボーキサイト、赤泥、フライアッシュなどのさまざまな原材料から環境にやさしく持続可能な方法でアルミナを抽出する技術を開発しており、同社がケベック州ガスペ地域に保有しているアルミニウム含有粘土鉱床を主要原材料として純度5N (純度99.999 %) のアルミナを生産する計画です。

オルビット・アルミナ社はケベック州ラバルの同社研究所にあるパイロット・プラントで純度5Nのアルミナの初サンプルを生産し、同サンプルをアルミナを必要としている潜在顧客や将来の商業化の際に戦略的提携相手先となりうる企業に送っています。同研究所では、高純度アルミナの実用工場が稼働する前に純度6N(純度99.9999 %)を達成することを目指しています。

オルビット・アルミナ社の社長兼CEOのリチャード・ブドロー(Richard Boudreault)は「高純度アルミナの世界における毎年の需要の伸びは、主にLED照明とリチウムイオン電池の世界的な普及により、供給をはるかに上回る見通しです。当社のアルミナは、高品質かつ高純度であるため、世界的な供給不足への対応に一役買い、急速に増大する市場のニーズとさまざまな規制にも対応し、市場から熱望される製品になるはずです。当社の高純度5Nの製品により、例えば太陽光の下でも読みやすいモバイルタブレットや、60ワットまたはそれ以上のLED電球の生産を可能にします」と述べています。

高純度アルミナの生産市場、オルビット・アルミナ社の生産工程の経済的・環境的利点を調査した白書『High-Purity Alumina (HPA) — Market Potential and Orbite’s Competitive advantages(高純度アルミナ(HPA) — 市場の成長力とオルビットの競争上の利点)』は同社ウェブサイト http://www.orbitealuminae.com/en/technology/white-paper/ で閲覧できます。

オルビット・アルミナ社は、高純度アルミナ生産工場での塩酸回収工程に、製造工程技術に国際的な定評を持つCockerill Maintenance & Ingénierie社を採用しました。オルビット・アルミナ社の技術は、アルミナを低コストで生産できることに加え、ジスプロシウム、エルビウム、イットリウムなどのレアアース、スカンジウム、ガリウムなどのレアメタルを個々に抽出することができます。オルビット・アルミナ社はまた、アルミニウム含有粘土以外の原料、すなわちボーキサイト、アージライト、カオリン、赤泥からもレアアースを抽出する技術を有しています。

このプレスリリースに含まれる技術的な内容は、ケベック州の鉱物資源プロジェクトの情報開示を定めた「Regulation 43-101 Respecting Standards of Disclosure for Mineral Projects (Quebec)」に準拠した有資格者であるMarc Filion氏の審査を受け、承認を得ています。Filion氏はオルビット・アルミナ社のコンサルタントであり、従ってNI 43-101の独立性を持つ審査員ではありません。

Orbiteについて

オルビット・アルミナ社(Orbite Aluminae Inc.)はカナダのクリーン技術企業で、 その革新技術はアルミナ生産の新しい標準となっています。オルビット・アルミナ社の技術は精練所級のアルミナ(SGA)、高純度アルミナ(HPA)、レアアース、レアメタルといった高価値成分を、アルミナ粘土、ボーキサイトなどのさまざまな原料から、環境に影響を及ぼさないように、バイヤー法による製造につきものの有害な赤土残留物を出さずに抽出します。同社は現在、極めて持続性の高い方法でアルミナを抽出する技術で、全世界で10系統の知的所有権を所有しています(特許申請中)。また、合計60,984ヘクタールに上る独占的鉱山採掘権をもっており、これにはカナダ・ケベック州のグランドバレーのアルミナ粘土資源が埋蔵されている6,665ヘクタールも含まれます。NI 43-101準拠報告書によれば、この埋蔵資源には10億トン以上のアルミナ粘土が含まれます。オルビット・アルミナ社は現在、カナダ・ケベック州カプシャにある2,600 m2のパイロット・プラントを本格的な高純度アルミナ生産施設に転換する作業を進めており、2013年にはフル操業を開始する見通しです。また、2013年末には同社初のSGA工場の建設を開始する予定です。同社はSGA製品、HPA製品を販売すると共に、プロセス・コストの安い自社技術を環境フットプリント削減をめざす優良企業にライセンス供与する計画です。オルビット・アルミナ社は最近、世界最大のアルミ製造企業であるUC Rusalと提携しました。 www.orbitealuminae.com

将来予想に関わる記述について

このプレスリリースには将来予想に関わる記述が含まれていますが、これはあくまでも現時点での予想であり、これは今後の状況によって変わり得るものです。

この件に関するお問い合わせ先:
ヒル アンド ノウルトン ストラテジーズ
(Orbite Aluminae広報代理)
電話 03-4520-5810・5800
黒木/今井
オルビット・アルミナ社の最新プレスリリース

2012年08月01日 12時50分
カナダのオルビット・アルミナ社、革新的な赤泥の処理技術を開発

もっと見る»
キーワード
Orbite オルビット・アルミナ