AEROPRES

2012年10月03日 11時17分

常温で熱ショックタンパク質(HSP)を活性化するバイオラバー

熱エネルギーの常識から光エネルギー活用の非常識へ。 その研究成果と臨床試験の実施。
医療機器とマテリアル イノベーターの山本化学工業株式会社(本社:大阪市 社長:山本富造)は、近年注目されている、傷ついた身体の細胞の補修機能を持つ『熱ショックタンパク質(ヒートショックプロテイン:以下、HSP)』を、弊社独自で開発した光エネルギーである赤外線を常温で大量に出すことの出来る「バイオラバー素材」を用いて、常温で『HSP』の発現を大幅に増加させる方法の実用化に成功致しました。
これに伴い世界23カ国で特許を出願し、うち半数以上の主要な国々(北アメリカ、ヨーロッパ、オセアニア、東南アジア)では既に特許が確定致しております。この特許権利確定により独自ノウハウを活用し、日本、北アメリカ、アジアに於いて臨床試験も本格化致します。

世界は「低迷する景気」「地球環境の変化」「高齢化社会の進行」などで人々は「ストレス」「活性酸素」「放射線」「紫外線」「低酸素」「熱」などを多く受けています。これらの外部要因によって、水分を除けばほとんどがタンパク質の我々の細胞はかなり傷ついております。この細胞の傷が色々な病気の要因となります。これらを修復し細胞を再生してくれるのが『HSP』です。

身体の救世主とも云える『HSP』は、これまで病院などで体温を約40℃以上にまで上げる熱エネルギーを用いた温熱療法を施さないと『HSP』は発現しないとされていました。しかし、この温熱療法では熱エネルギーを使用する為、体温を約5℃も引き上げなくてはなりません。これは非常に体力を消耗する結果となり、治療を受けられる人は相当限定的な方のみへの治療法でした。
しかし、「バイオラバー素材」を活用した場合、光エネルギーである赤外線を用いる為、体温は0.36~1.0℃の上昇で『HSP』の発現が可能となり、体力の無い方、ご高齢者、小さなお子様にもいつでも、どこでも、安全で簡単にお使い頂ける事が出来ます。
これまで一般的には温熱療法は必ず加熱が不可欠でしたが、今回の開発により加熱も電気も一切使用しない方法で『HSP』の発現が出来ることとなりました。

通常、病気予防や健康維持の為の身体のケアをされる場合に内服(製薬、サプリメント等)しますが、当素材の様に外服(身体の表面に当てるだけ)するので、安心且つ安全です。

今回の研究成果は、何らかの病気があり通院されている方々など万人にお使い頂けるなか、人々のあらゆる病気を未然に防止する事に大きく貢献する可能性があります

今後の展開としてこれまでの培養試験(in vitro)、生体試験(in vivo)に続き、現在臨床試験を致しております。
会社全体としてより一層、当素材の開発に力を注ぎたいと存じます。

http://www.yamamoto-bio.com/news/news120928.html

<本件に関するお問い合わせ先>
山本化学工業株式会社
販売部 華学 茜
TEL:06-6751-6134
E-mail:yhq@yamamoto-bio.com