ポーランドのワルシャワ証券取引所に2023年12月に上場したQNA Technologyは、量子ドット(QD)を用いた、非常に開発難易度が高いとされる「青色発光量子ドット」を開発製造しています。
現在のテレビ、PC、スマートフォンなどで使用されるディスプレイは実際の色を忠実に再現することが求められ、それを解決するための画期的な技術として量子ドットが注目されています。2023年のノーベル化学賞に量子ドットが選ばれるなど、ディスプレイ、照明、太陽電池、センサー、医療用途などでの応用が世界から期待されています。特に、青色発光量子ドットについては商用として提供している企業は世界でも少数です。
QNA Technologyの優位性は、量子ドットの製造においてカドミウムや鉛などの有害な重金属を含まない環境に優しい量子ドット材料を使用していることです。さらに、ディスプレイ、LED、太陽電池などの用途に応じて、さまざまな形態でお客様に提供可能です。
QNA Technologyは、来る2024年1月31日から東京ビッグサイトにて開催される「nano tech 2024 第23回 国際ナノテクノロジー総合展・技術会議」にて、青色発光量子ドットに関する技術の展示を行います。日本での出展は初であり、代理店「SUN NANO(読み:サンナノ)」ブースにおいて、同社の技術に関する紹介資料やデモ用サンプルを展示します。さらに、経営陣と技術チームが参加し、商談の機会を提供します。
同社CEOのアルトゥール・ポドロデッキ (Artur Podhorodecki)は出展に際しコメントを述べています。
「ディスプレイ全般用のピュアブルードット(PureBlue.dots)と、マイクロLEDディスプレイ、LED照明向けのピュアブルーUV硬化型インク(PureBlue.UVink)という2つの新ソリューションを発表しました。『nano tech 2024』ですべての製品を紹介する予定です」
(*1) 量子ドット:半導体原子が集まった発光性の超微粒子のこと、QD(Quantum dots)と略される。サイズは、1ミリの100万分の1という「ナノ」レベルであり、大きさによって発光色が変化する特徴があり、サイズが小さくなるにつれて、赤〜緑〜青となる。
(*2) ナノテクノロジー:分子や原子などナノメートルスケールの構造を制御することで特性を発現させる技術
* 本リリースに記載されている内容は予告無く変更することがあります。
* 本リリースに記載されている会社名、団体名は、各社の商標または登録商標です。
■「nano tech 2024 」概要
「ナノテクノロジー」に関する世界最大級の国際総合展示会、ナノ材料・素材等、様々な分野の最新技術・製品が一堂に集結します。
QNA Technology出展ブースNoは、「5M-07」(SUN NANOブース内、英語/日本語対応可)です。
公式サイト:https://www.nanotechexpo.jp/main/
会期:2024年1月31日(水)〜2月2日(金)
場所:東京ビッグサイト
主催:nano tech実行委員会
予定参加者数:45,000名
■QNA Technology社について
ポーランドのワルシャワに本社を置くQNA Technologyは、エレクトロルミネッセンス(EL)およびフォトルミネッセンス(PL)向け半導体ナノマテリアルのコロイド合成のリーティングカンパニーです。半導体量子ドットの設計と製造、表面処理、量子ドットをベースにしたインクの配合を専門としており、幅広い業界ニーズを満たしています。また青色発光量子ドットの開発における世界的なパイオニアでもあり、重金属フリー、ディスプレイ品質向上、低消費電力、高安定性を実現しています。QNA Technologyは、化学、物理学、材料工学の分野におけるヨーロッパ有数の専門家で構成され、お客様の研究開発を支援し、量子ドットを用いるさまざまなデバイスの生産に必要な助言と支援を提供しています。
本社 :ポーランド ワルシャワ
設立 :2016年
国際証券コード(ISIN):PLQNTHL00017
CEO : アルトゥール・ポドロデッキ (Artur Podhorodecki)
日本代理店:SUN NANO ルードヴィック・フェリーニョ(Ludovic Ferrigno)