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2013年01月31日 20時25分

東芝:色ノイズ低減回路搭載8メガピクセル1.12マイクロメートルCMOSイメージセンサのサンプル出荷開始について

東芝は、スマートフォンやタブレットのカメラ向けに、色ノイズ低減回路を搭載した、画素サイズが1.12マイクロメートルの裏面照射型CMOSイメージセンサの8メガピクセル製品のサンプル出荷を本日から開始します。
スマートフォンやタブレット用に小型化と高解像度化を実現

東京--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- 東芝は、スマートフォンやタブレットのカメラ向けに、色ノイズ低減回路(以下、CNR回路)(注1)を搭載した、画素サイズが1.12マイクロメートルの裏面照射型(BSI)(注2)CMOSイメージセンサの8メガピクセル製品のサンプル出荷を本日から開始します。
新製品「T4K35」は、センサと当社独自のCNR回路をワンチップに搭載することで、業界最小クラスの画素サイズ1.12マイクロメートルの製品で、当社が従来から展開している画素サイズ1.4マイクロメートルの製品と同等の性能(注3)を実現しました。これによりチップの小型化が進み、さらにはカメラモジュールの小型化が可能となり、スマートフォンやタブレットの薄型化に貢献します。
近年、スマートフォンやタブレット市場において、薄型軽量化と高性能化が進んでおり、カメラ機能を担うCMOSイメージセンサも小型化と高解像度化が求められています。しかし、CMOSイメージセンサの画素を小型化した場合、画素に入射する光量が減り、感度が低下、結果として色ノイズが増加してしまうため、高解像度を実現するためには、大型の画素・カメラモジュールを使用し、光量を確保する必要がありました。これに対し、当社は独自のCNR回路を搭載し、画素の小型化に伴う色ノイズを低減させることで、CMOSイメージセンサの小型化かつ高解像度化を実現しました。

注1:Color Noise Reductionの略。
注2:Back Side Illuminationの略。
注3:SN比。センサ性能を表す指標のひとつであり、信号量とノイズ量の比のこと。

■新製品の主な特長
1.色ノイズ低減(CNR)回路を搭載
2.30フレーム/秒のフレームレートに対応

■応用機器
スマートフォンやタブレットのカメラ向け

■新製品の主な仕様
品番: T4K35
解像度:8メガピクセル
光学フォーマット:1/4インチ
アスペクト比:4:3
画素サイズ:1.12マイクロメートル
フルサイズフレームレート:30フレーム/秒
量産時期:2013年7月

新製品のさらに詳しい仕様については下記ページをご覧ください。
http://www.semicon.toshiba.co.jp/product/sensor/selection/topic/1267832_1386.html

関連シリーズについてはこちらをご覧ください。
http://www.toshiba.co.jp/about/press/2012_11/pr_j2801.htm

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イメージセンサ営業推進担当 Tel:044-548-2825

連絡先

本資料に関するお問い合わせ先:
株式会社 東芝
セミコンダクター&ストレージ社
高畑浩二
Tel:03-3457-3405
e-mail: semicon-NR-mailbox@ml.toshiba.co.jp

パーマリンク: http://www.businesswire.com/news/home/20130131005612/ja/