メディアビジネスにおける「アトリビューション※1」に代表されるようなアドテクノロジーの発達や、リサーチにおけるビッグデータ等に注目が集まる一方、デジタルテクノロジーを駆使したクリエイティブ制作・コンテンツ開発についても「AR」や「プロジェクションマッピング」といった様々な手法が出てまいりました。
しかしながら、クライアントにおける幅広い企業活動の中で、デジタルテクノロジーの活用を検討したいという企業ニーズに対し、個々のテクノロジーは点在しているため、実際には最適な活用が実現できていないのが現状です。
以上のような背景の下、クライアントに統合的なコミュニケーションプランを提供する総合広告会社「大広」と、デジタルテクノロジーやその舞台となるカルチャーをキュレーション※2しながら情報コンテンツを発信しているソーシャルTV局※3「2.5D」が共同し、新プロジェクト「PROTO_CUL」を発足いたしました。
PROTO_CULは、次世代のカルチャーの原型を作っていくという意味を込めた「プロトタイピング・カルチャー」が由来となっております。
PROTO_CULを活用することで、クライアントの課題に合わせ最新テクノロジーやカルチャーの動向を取り込みながら、最先端のクリエイティブやコンテンツを開発し、提供することで、クライアントのマーケティング課題の解決に新しい価値を提供します。
また、日本発のテクノロジーやポップカルチャーを中心としたコンテンツの海外での人気の高まり、そして、次世代有望市場としてのアジア進出ニーズの高まりといった背景を踏まえ、大広グループのアジアを中心としたグローバル・ネットワークと連携し、クライアントの海外での展開もサポートしてまいります。
PROTO_CULは「テクノロジーやカルチャーをクロスオーバーさせたコンテンツ開発により、近未来をプロトタイピングしていく」ことを理念とし、活動してまいります。
そして、このような国内外の活動を通して、テクノロジストやアーティストが活躍できる舞台をつくり、情報を発信していくことで、デジタルクリエイティブ・コンテンツ領域の発展にも寄与していくことを目指してまいります。
※1アトリビューション
インターネット広告において、最終的な成果(資料請求やECでの購買など)に対し、各種広告がどのように寄与したかを明らかにすること。従来はクリックなど、明確なアクションが伴うものしか計測することができなかったが、アドテクノロジーの発達により、バナー広告への接触などの間接的な影響も含めた計測が可能となってきている。
※2キュレーション
ある切り口をもとに、モノ、情報などを収集、分類し、つなぎあわせて独自の価値や意味を生み出し共有すること。
※3ソーシャルTV局
自社スタジオを持ち、ソーシャルメディアと連携したインターネットでの動画放送を、企画・制作から放送まで行なっている。
「PROTO_CUL」の業務領域
・各種コンテンツ(デジタルコンテンツ、広告クリエイティブ、イベント等)の企画・制作・運営
・統合的なコミュニケーションプランの開発・実施
・上記に付随する各種業務
「PROTO_CUL」サイト
URL:http://www.proto-cul.jp/
ローンチコンテンツとして、以下3組の対談動画を順次掲載予定
■第一弾 「偶像」
石黒浩 (ロボット工学者/大阪大学教授/ATR石黒浩特別研究室室長)
渋谷慶一郎 (音楽家)
■第二弾 「笑い」
澤由美彦 (株式会社むじゃき代表)
六反孝幸 (株式会社無重力)
バイバイワールド (クリエイター)
■第三弾 「魔法」
JH科学 (イラストレーター/クリエイター)
落合陽一 (メディアアーティスト/ジセカイ株式会社ファウンダー/未踏IPA認定スーパークリエーター)
以後も定期的にテクノロジスト/アーティストの対談動画を更新予定
本件に関するお問い合わせは下記までお願いいたします。
株式会社大広 総務局広報部 遠藤、長谷川
TEL:03-6364-8601