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2013年05月27日 14時33分

ISIDとISID上海、住友ゴムグループの中国統括会社に連結会計システム「STRAVIS」を提供

株式会社電通国際情報サービスと子会社である上海電通信息服務有限公司は、住友ゴム工業株式会社の中国統括子会社である住友橡●(中国)有限公司における経営管理システムとして、ISID の連結会計システム「STRAVIS(ストラビス)」が採用されたことをお知らせいたします。
Tokyo, 2013年5月27日 11時00分 - (JCN Newswire) - 株式会社電通国際情報サービス(本社:東京都港区、代表取締役社長:釜井 節生、以下ISID)と子会社である上海電通信息服務有限公司(本社:中国上海市、総経理:泉 浩之、以下ISID 上海)は、住友ゴム工業株式会社(本社:兵庫県神戸市、代表取締役社長:池田 育嗣、以下住友ゴム工業)の中国統括子会社である住友橡●(中国)有限公司(本社:中国江蘇省、以下住友橡●(中国))における経営管理システムとして、ISID の連結会計システム「STRAVIS(ストラビス)」が採用されたことをお知らせいたします。

本システムは、新興国市場を中心にグローバル生産体制を拡大する住友ゴムグループの、中国における戦略的な経営管理の基盤となるもので、住友橡●(中国)および管轄子会社6 社を対象に、2013 年7 月の稼働開始を予定しています。本システムの構築にあたっては、ISID とISID 上海との連携により、システムの設計・導入から立ち上げ後の運用・保守まで、一貫したサポートを提供します。

■背景■

新興国の自動車保有台数の急激な増加に伴うタイヤ市場の拡大により、世界各国のタイヤメーカーが増産計画を打ち出しています。住友ゴムグループでは新興国市場を牽引する中国における販売体制の強化、市場シェア拡大などを目的に、中国国内の工場2 社、販社4 社の統括会社として2010 年に住友橡●(中国)を設立しました。

住友橡●(中国)では、管轄子会社からの業績報告の連結作業を一部手作業で行っており、業績管理機能の強化や作業負荷の低減が課題となっていました。また各子会社では、住友橡●(中国)向けと住友ゴム工業向けに業績報告を実施しており、重複作業の発生などにより業務負荷が高くなっていました。

住友橡●(中国)では中国国内の経営管理システムの選定にあたり、これらの課題を解決し、かつ導入後の現地でのサポート体制が整備されていることを要件として検討した結果、ISID が開発、提供するSTRAVIS を採用しました。

■STRAVIS 採用のポイント■

(1)効率的な経営管理基盤の構築

住友橡●(中国)では、STRAVIS を導入することにより、STRAVIS の持つ連結決算の自動化処理機能や充実したデータコピー機能などを活用して連結会計作業に必要な工数を大幅に削減できるだけでなく、制度連結と管理連結を同一システム上で実行できるため、双方の処理結果に差異が生じないなど数値の精度向上が可能である点を高く評価しました。各子会社においても、業績報告作業の重複がなくなり、工数が削減される見通しです。

また、住友ゴム工業の連結経営管理にはすでにSTRAVIS が活用されているため、住友橡●(中国)においても同じシステムを活用することで、グループ全体の業務最適化が図られることに加え、すでに住友ゴム工業独自の業務要件についてノウハウを持つISID の知見が活用可能である点も採用のポイントとなりました。

(2)ISID グループの充実した現地サポート体制

採用にあたっては、ISID グループの現地でのサポート体制が高く評価されました。具体的には、ISID とともにISID上海の会計業務に精通したコンサルタントが要件定義から参画し、住友橡●(中国)の独自要件を理解した上で、導入後の中国語での現地サポートを提供します。

加えて、グローバルでのグループ経営を支援するSTRAVIS は、日本語、英語、中国語の3 カ国語に標準で対応しており、住友橡●(中国)の中国人スタッフが、母国語で操作できる点も大きく評価されました。

(3)会計報告基準対応を見据えた会計基盤としての活用

中国では今後すべての企業に対し、中国当局向けの会計報告をIFRS(国際財務報告基準)と同等性があるとされる新会計準則※に従うことが義務付けられることから、IFRS および中国語に対応しているSTRAVIS が将来の会計報告基準対応に向けた会計基盤として活用できる点が評価されました。

■お客様のコメント■

住友橡●(中国)有限公司財務部高級部長の法花章夫氏は、次のように述べています。「住友ゴムグループでは、中国をはじめとした海外ビジネスの成長により、各拠点の経営管理機能がますます重要になっています。住友橡●(中国)では、住友ゴム工業での利用実績を持つSTRAVIS を導入することにより、業務負荷を増やすことなく中国統括会社の経営管理機能を強化する計画です。2013 年3 月からシステムの要件定義を開始していますが、ISID 上海の担当者も参加しており、業務やシステムの背景にある情報についても理解した担当者から導入後のサポートが受けられる点は、我々にとって非常に大きなメリットだと感じています。」

ISID は今後も、会計分野をはじめ、グループ経営を推進する企業の様々な経営管理ニーズにお応えするソリューションを提供し、またISID 上海をはじめとした海外現地法人との連携によるサポート体制の一層の拡充を図ることにより、企業のグローバルビジネスの拡大に貢献してまいります。

※ 新会計準則:中国国内に子会社を持つすべての企業を対象に、2006 年に中国の財政部(日本の財務省に相当)より発表された会計基準で、IFRS(国際財務報告基準)と同等性があるとされている。2007 年より中国のすべての上場企業に適用されているが、上場企業以外の企業への適用時期は本社のある省により異なる。

【編注】●は「月」偏に「交」

<住友ゴム工業 会社概要>
社名: 住友ゴム工業株式会社
代表者: 代表取締役社長 池田 育嗣
本社: 兵庫県神戸市中央区脇浜町3-6-9
URL: http://www.srigroup.co.jp/
設立: 1917 年
資本金: 426 億5801 万円
連結売上額: 7,102 億4600 万円(2012 年12 月期)
事業内容: タイヤ(自動車用、建設車両用、農耕機用、産業車両用、レース・ラリー、モーターサイクル用、新交通システム用)、アルミホイール、精密ゴム部品、印刷用ブランケット、制振ダンパー、防舷材、可撓継手、塗り床、舗装材、人工芝、ゴム手袋、介護用品、ゴムホース等の製造販売

<住友橡●(中国) 会社概要>
社名: 住友橡●(中国)有限公司
代表者: 法定代表人 高見 昌文
本社: 中国江蘇省常熟経済開発区
設立: 2010 年
資本金: 53,430 万米ドル
事業内容: タイヤ、金型、車関連部品の製造販売、卸し、輸出入代行、及びアフターサービス。子会社への製品生産、販売、販売促進、技術支援、コンサルティング、投資政策に関する技術サポート、人員育成、人事管理等のサービス提供。子会社への貸付及び貸付担保サービス提供。海外企業及び関連企業へオフショアサービス。新製品の研究開発及び関連技術の販売、技術支援サービス。

<電通国際情報サービス(ISID) 会社概要>
社名: 株式会社電通国際情報サービス(略称:ISID)
代表者: 代表取締役社長 釜井 節生
本社: 東京都港区港南2-17-1
URL: http://www.isid.co.jp
設立: 1975 年
資本金: 81 億8,050 万円
連結従業員: 2,295 人(2013 年3 月31 日現在)
連結売上額: 727 億6,400 万円(2013 年3 月期)
事業内容: 1975 年の設立当初から顧客企業のビジネスパートナーとして、コンサルティングからシステムの企画・設計・開発・運用・メンテナンスまで一貫したトータルソリューションを提供してきました。IT Solution Innovator をビジョンとし、金融機関向けソリューション、製品開発ソリューションをはじめ、グループ経営・連結会計、HRM(人事・給与・就業)、ERP、マーケティング、クラウドサービスなど、幅広い分野で積極的な事業展開を図っております。

<ISID 上海 会社概要>
社名: 上海電通信息服務有限公司
代表者: 総経理 泉 浩之
本社: 中国上海市九江路288 号 宏伊国際広場1101&1106 室
URL: http://www.isid.com.cn/jp/
設立: 2002 年
資本金: 30 万米ドル
事業内容: アプリケーションシステムの設計、開発。ネットワークの構築(ローカルネットワーク)。システムインテグレーションサービスの提供。自社開発ソフトウェアの販売、サポート。国内外ベンダーのソフトウェアの販売、サポート。ハードウェアの選定、調達。アウトソーシングサービス。

* 本リリースに記載された会社名・商品名は、それぞれ各社の商標または登録商標です。

【製品・サービスに関するお問い合わせ先】
株式会社電通国際情報サービス
エンタープライズソリューション事業部 ES 事業推進部
TEL: 03-6713-7100

上海電通信息服務有限公司
エンタープライズソリューション事業部 柳沢
TEL: +86-21-6360-0216 ext 181
E-Mail: isidsales@isid.com.cn

【本リリースに関するお問い合わせ先】
株式会社電通国際情報サービス
経営企画室 広報担当 清水、李
TEL: 03-6713-6100
E-Mail: g-pr@isid.co.jp

概要: 株式会社電通国際情報サービス