AEROPRES

2013年06月26日 14時25分

ウェアラブル・コンピュータに関する調査

 東京工芸大学(所在地:東京都中野区・神奈川県厚木市/学長:若尾 真一郎)は、2013年5月17日~22日の6日間、20歳以上のスマートフォン利用者を対象に、「ウェアラブル・コンピュータに関する調査」をモバイルリサーチ(携帯電話によるインターネットリサーチ)で実施、1,000名の有効サンプルを集計しました。(調査協力会社:ネットエイジア株式会社)
「スマホのながら歩きで危険を感じた」5割弱、スマホ依存層では5割半

ウェアラブル端末で使いたい機能
「地図・ナビアプリ」42.8%、女性は「レシピ・料理ナビ」に注目

ウェアラブル端末で実現して欲しい機能
「命の危険で救急通報」、「危険時に防犯ブザー」
「健康状態の自動記録」、「起きやすいときに目覚まし」、「スマホの置き忘れ防止」

メガネ型端末でプレイしたいゲームタイトル
男性は「バイオ」「DQ」「FF」、女性は「マリオ」「マリカー」「ぶつ森」

ウェアラブル端末、スマホユーザーが欲しいのは「メガネ型」より「腕時計型」
「スカウターを実用化して欲しい」ドラゴンボール世代の30代男性では6割弱

ウェアラブル端末は「プライバシーが心配」7割弱
スマホユーザーの6割強が「ウェアラブル端末は普及に5年以上掛かる」と予想



 東京工芸大学(所在地:東京都中野区・神奈川県厚木市/学長:若尾 真一郎)は、2013年5月17日~22日の6日間、20歳以上のスマートフォン利用者を対象に、「ウェアラブル・コンピュータに関する調査」をモバイルリサーチ(携帯電話によるインターネットリサーチ)で実施、1,000名の有効サンプルを集計しました。(調査協力会社:ネットエイジア株式会社)

 東京工芸大学工学部メディア画像学科(映像メディアとメディア技術を専門とする学科)では、ウェアラブル(身につけられる・装着型)デバイスへの活用が期待される、有機ELディスプレイ(紙のように軽く、折り曲げられるディスプレイ)の研究などを行なっています。今回の調査では、昨今注目を集めるウェアラブル型のスマートデバイスが“ポストスマートフォン”としてポータブル(携帯型)デバイスに置き代わって普及することがあるのか、その可能性を探りました。


「ウェアラブル・コンピュータに関する調査」 調査結果
※リサーチ結果は、下記URLで公開しております。
http://www.t-kougei.ac.jp/guide/pr

本学教員コメント 「ウェアラブル・コンピュータに関する調査」について

 東京工芸大学工学部メディア画像学科教授の内田孝幸(専門分野:ディスプレイ/スマートウィンドウ)は、今回の調査結果について次のように述べています。

 現在普及が進んでいるスマホの次なるステージを示唆する、多くの有意な情報がこの調査には含まれています。20~30 代ではスマホの利用は多く、特にデータ通信の比重が多くなっていることが分かります。現在、公共交通に乗れば、世代によらず多くの人々がこれらの端末を眺め、使っている事からも、この普及の速さを感じられるかと思います。
 この調査では、今後、社会が目指すユビキタス情報社会(いつでも、どこでも、誰にでも、欲しい情報が手に入る環境)やアンビエント社会(意図せずともユビキタスな状態が構築されている環境)に向けて、まず、アプローチすべき、潜在的ニーズを汲みとることが出来ます。・スマホの取り出しの手間の軽減、・ながら使用の危険性の回避、・ロックやアンロックの手間(情報の安全性と利便性の相反事象)の軽減などが、すぐにでも改善すべき事項として挙げられています。
 これらを解決する方法として、紙のように薄くて軽いフレキシブルスマホや必要な時だけ情報を表示できるガラス(窓)への期待は7 割程度あり、その高さが窺え、関連研究に携わる者として大きなモチベーションや再考のきっかけを与えてくれる結果となりました。個人情報の観点を配慮に入れつつ、ウェアラブル・コンピュータを支える技術の発展ならびに未来の形を具現化する新しいカタチが、もうそこまで来ているようです。

◆調査概要◆
◆調査タイトル :ウェアラブル・コンピュータに関する調査
◆調査対象 :ネットエイジアリサーチのモバイルモニター会員を母集団とする
 20歳以上のスマートフォン利用者
 (20代 男女各167名、30代 男女各167名、40歳以上 男女各166名にて割付)
◆調査期間 :2013年5月17日~22日
◆調査方法 :インターネット調査(モバイルリサーチ)
◆調査地域 :全国
◆サンプル数 :1,000サンプル(有効回答から1,000サンプルを抽出)
◆実施機関 :ネットエイジア株式会社
調査協力会社 :ネットエイジア株式会社 担当:安高(アタカ)

■■報道関係の皆様へ■■
本ニュースレターの内容の転載にあたりましては、「東京工芸大学調べ」と付記の上、ご使用くださいますよう、お願い申し上げます。

■■本調査に関するお問合せ窓口■■
東京工芸大学 学事部広報課
担当 : 林、栗原
電話 : 046-242-9600/ FAX 046-242-9638  e -ma i l : university.pr@office.t-kougei.ac.jp


■■東京工芸大学 概要■■
 東京工芸大学は、1923 年(大正12 年)、当時メディアの最先端であった我が国最初の写真の専門学校として設立されました。近年、工学部と芸術学部の2 学部からなる特色ある4 年制大学として、我が国初のアニメーション学科を創設し、更に2007 年4 月には東日本初となるマンガ学科を増設するなど、常にメディア芸術・コンテンツ芸術の発展に先導的役割を果たしてきました。
 現在は、「工学×芸術=∞(無限の可能性)」という考え方のもとで工学部と芸術学部の様々な連携教育及び活動を進めており、創造性とオリジナリティーあふれる人材を育成しています。

理事長・学長
 学校法人東京工芸大学 理事長 岩居文雄(いわい ふみお)
 東京工芸大学 学長 若尾真一郎(わかお しんいちろう)
所在地
 法 人 本 部   東京都中野区本町2-9-5
 中野キャンパス 東京都中野区本町2-9-5
 厚木キャンパス 神奈川県厚木市飯山1583
ホームページ
 http://www.t-kougei.ac.jp/

設置学部・大学院等 (学生数 4,477名:2013年 5月 1 日現在)
【工学部】
メディア画像学科、生命環境化学科、建築学科、コンピュータ応用学科、電子機械学科
【芸術学部】
写真学科、映像学科、デザイン学科、インタラクティブメディア学科、アニメーション学科、ゲーム学科、マンガ学科
【大学院】
工学研究科、芸術学研究科

※リサーチ結果は、下記URLで公開しております。
http://www.t-kougei.ac.jp/guide/pr