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2013年09月27日 12時23分

SymetisとEndoluminal Sciencesが、第3世代TAVI開発のためのライセンス契約を締結

経カテーテル大動脈弁留置術(TAVI)システムを専門とする個人所有のスイス企業、Symetis Inc.は、TAVI分野のアクティブ弁周囲漏出防止技術の権利を獲得するために、Endoluminal Sciences (オーストラリア、シドニー)とライセンス契約を結んだことを、本日発表しました。
ECUBLENS, SWITZERLAND, 2013年9月27日 11時05分 - (JCN Newswire) - 経カテーテル大動脈弁留置術(TAVI)システムを専門とする個人所有のスイス企業、Symetis Inc.は、TAVI分野のアクティブ弁周囲漏出防止技術の権利を獲得するために、Endoluminal Sciences (オーストラリア、シドニー)とライセンス契約を結んだことを、本日発表しました。

Endoluminal Sciencesは、同社のプロプライエタリ膨張ポリマーと膜技術をベースにして、弁周囲漏出(PVL)をアクティブに減少させる独自ソリューションを開発しました。Symetisは、TAVI手術を受ける患者の継続的なPVL減少の目標のために、ACURATE TA(TM)とACURATE TF(TM)製品ラインにこの技術を組み込みます。

Kodali他により2011年に公表されたPVL減少は、TAVI市場の可能性を完全に引き出すにあたって最も大きな課題とされていました。TAVI市場のいくつかの企業は、さまざまなパッシブソリューションによってこの課題に部分的に対応するプログラムをすでに保持しています。これには、SymetisのACURATE TAVI(TM)製品の設計中に搭載された「Self-Sealing (自己シーリング)」技術も含まれ、堅実な臨床結果を導いてきました。

SymetisのSelf-Sealing設計は治験でも実際の手術でも明確な有効性を実証してきました。Symetisの250人の患者SAVIレジストリの結果は、ACURATE TA(TM)弁を組み込んだ患者の約97%で、関連した弁周囲漏出(1以下のPVL)がなかったことを示しています。

Self-Sealing TAVI設計をEndoluminal SciencesのアクティブPVL防止技術と組み合わせることで、SymetisはZeroLeak(TM)ビジョンを確立します。このビジョンでは、簡易な弁の提供というACURATEの評価を保ちつつ、全ての患者で関連したPVLをなくすことで、すぐれた臨床転帰を提供します。

Endoluminal Sciences臨床顧問チームのメンバーのRaj Makkar博士(MD) (米国ロサンゼルス、Cedars Sinai医療センター)は次のようにコメントしました。「弁周囲漏出の現象は、TAVIの長期的成功に不可欠です。Endoluminal Sciencesのアクティブ弁周囲漏出防止技術は、この問題に対応する新しいソリューションです」

Endoluminal Sciences CEO兼設立者のAshish Mitraは、次のように述べました。「Symetisと提携し、患者の転帰を改善する独自の第3世代TAVIデバイスの基礎を作る一翼を担うことを光栄に感じています。卓越したACURATE TAVI(TM)製品と、Endoluminal SciencesのアクティブPVL防止技術の組み合わせは、必ずや成功するでしょう」

Symetis研究開発VPのStephane Delaloyeは、次のように付け加えました。「Endoluminal Sciencesのシーリング技術が、もっとも難しい石灰化パターンのPVLに対応する可能性があることは、初期インビトロ評価で確認されています。この新技術をACURATE TAVI(TM)プラットフォームに搭載することで、すべての患者の利益のために、PVLをさらに減らすことができます」

ACURATE TA(TM)およびACURATE TF(TM)について

商用利用可能な自己拡張型ACURATE TA(TM)はユニークでインテリジェントな設計で、3ステップの単一オペレータ展開技術を搭載しています。もっとも重要な差別化要素は、「自己配置および自己シーリング」アーキテクチャと手術全体を通じた使いやすさです。これにより弁の最適なポジショニングが実現し、シーリングを促進しますので、弁周囲漏出が減ります。ACURATE TA(TM)には3つのサイズ(S、M、L)があり、直径21mm~27mmの大動脈弁輪で患者を治療します。

Symetisの経大腿TAVIシステムのACURATE TF(TM)は、ACURATE TA(TM)と同じ自己配置・自己シーリング設計とステップ式展開コンセプトをベースにしており、2013年までにCEマークを獲得するために現在臨床試験を実施中です。ACURATE TF(TM)は、デバイスの内外の心膜スカートで覆われた自己拡大型ニチノールステント内で縫合された豚心膜組織弁で構成されています。ACURATE TF(TM)には4つのサイズ(XS、S、M、L)があり、デリバリシステムの外径は18Fです。

ACURATE TA(TM)とACURATE TF(TM)について詳しくは、 www.pcronline.com/redirect/2013-EuroPCR-Symetis/ をご覧ください。

Symetisについて

Symetis Inc.は個人所有のスイス企業で、革新的で最小限侵襲性の心臓弁交換ソリューション( www.symetis.com )を開発しています。同社製品のACURATE TA(TM)とACURATE TF(TM)は独自のジオメトリと提供技術をベースにしており、推定20億米ドルのTAVI市場をターゲットにしています。同社はローザンヌに本拠を置き、Truffle Capital、Novartis Venture Fund、Wellington Partners、Aravis Venture、Vinci Capital、Banexi Ventures、Endeavour Vision、NBGI Ventures、BiomedInvestなどヨーロッパの大手ベンチャーキャピタル企業から出資を受けています。

Endoluminal Sciencesについて

Endoluminal Sciencesはオーストラリアのシドニーを拠点とし、ベンチャーキャピタルに資金提供されています。同社は血管内人工装具の臨床成績を劇的に拡大する新規プラットフォーム技術の開発に注力しています。この新技術はさまざまな血管疾患の症状に適用できると見込まれており、現在は構造的心臓疾患の経カテーテル治療に重点を置いています。同社は、オーストラリアの大手ヘルスケアベンチャーキャピタル企業のGBS Venture Partnersと、Reidsdale Investmentsから資金提供されています。

お問合せ情報
お問い合わせ先:
Symetis
Marina Izzo
マーケティング部長
marina.izzo@symetis.com
www.symetis.com

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Tel: 03-5791-1821
Email: info@japancorp.net

概要: Symetis Inc.