AEROPRES

2012年06月14日 14時00分

「脱法ハーブ」が社会問題化する中、6月23日シンポジウム開催

日本薬物対策協会は、6月26日の国連の定めた「国際薬物乱用・不正取引防止デー」にちなみ、6月23日豊島区にて、元麻薬取締官や現役の高校教員を招いて、薬物乱用防止のためのシンポジウムを開催します。
 ここ最近、「脱法ドラッグ」の一種である「脱法ハーブ」の蔓延が非常に懸念されています。全国的にも、大阪、神奈川、滋賀、京都などにおいて、「脱法ハーブ」吸引後に相次いで救急搬送される事件や車の事故が起こるなど、若者を中心としてその乱用が問題となっています。福岡からは「ドライブスルー型」の「脱法ハーブ」販売店が存在するという衝撃的な情報も、当協会に寄せられています。

 厚労省の発表によると、全国における「脱法ハーブ」販売店は、都内が最多で94店舗(今年3月)。東京都の担当者によると、都内での店舗数は「実際にはもっとある可能性」が大いにあるとしています。薬物蔓延地域として知られる池袋周辺には、少なくとも10店舗近くの販売店があると、当協会の調査で明らかになりました。

 そのような中、日本薬物対策協会(薬物のない世界のための財団・日本支部)は、6月26日の国連の定めた「国際薬物乱用・不正取引防止デー」にちなみ、豊島区にて薬物乱用防止キャンペーンを展開しています。

 6月10日(日)には、池袋駅前にて、薬物乱用防止キャンペーンを開催。薬物の情報を伝える小冊子と「脱法ハーブ」の危険性を訴えるビラを、行楽で賑わう通りにて、多くの方々に手渡し、薬物乱用防止のメッセージを伝えました。

 「脱法ハーブ」の危険性については、特に子供たちにとってここ最近の報道にて見聞きすることも多くなってきた一方、その有害性を真に理解する機会は、まだ少ないと言えるでしょう。当協会にも、「(脱法ハーブに)手を染めた時には、『合法』だから大丈夫という甘い認識があった」という体験者の声が寄せられています。薬物に手を染めるきっかけとして最も多いと言われているのが「好奇心や興味」ですが、この誘惑を断ち切るため、一人でも多くの方に薬物の真実を知っていただきたいと思っております。

                     記

日 時 :    平成24年6月23日(土) 午後1時半~午後4時頃 (予定)

場 所 : 豊島区 南大塚地域文化創造館第一会議室(JR山手線大塚駅南口徒歩5分)

対 象 :  教育者や保護者等、薬物乱用防止教育に携わる方やご関心のある方

主 催 :       日本薬物対策協会 (薬物のない世界のための財団・日本支部)

内 容 :        薬物乱用防止に向けてのシンポジウム

 1.基調報告 

「最近の薬物乱用状況について -脱法ドラッグを中心に-(仮)」  

               馬崎奈央 (日本薬物対策協会 世話役)

 2.シンポジウム 「薬物乱用状況と、対策や取り組み、解決に向けて(仮)」

    パネリスト(予定)  浦上厚氏(元麻薬取締官)

               池田康文氏(教育新聞社 編集局次長)

               藤根元  (日本薬物対策協会 顧問)

               大阪府立高校 生徒指導教員

参加費用:            無 料

定 員 :        50名 (受付先着順) 

【お問い合わせ先】
〒170-0001
東京都豊島区西巣鴨1-17-5-308
日本薬物対策協会
担当:馬崎奈央
Email:
TEL:03-5394-0284 / FAX:03-5394-0284
Web: www.drugfreeworld.jp
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