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2014年06月30日 14時47分

マシモ、世界の新生児死亡率低下のため、各新生児行動計画へのサポートを発表

マシモ (NASDAQ: MASI)は、新生児の予防可能な死亡をなくす各新生児行動計画 (ENAP)についての条件付きコミットメントを本日発表しました。
IRVINE, CA, 2014年6月30日 13時15分 - (JCN Newswire) - マシモ (NASDAQ: MASI)は、新生児の予防可能な死亡をなくす各新生児行動計画 (ENAP)についての条件付きコミットメントを本日発表しました。UNICEFと世界保健機関(WHO)による調整と、幅広いパートナーグループのサポートを通じて、ENAPは、新生児の生存率、健康および発育を改善するためのアクションを洗い出します。世界保健機関によれば全世界で毎年約330万人の新生児が生後1か月で死亡しており、その主な死亡原因は新生児感染、敗血症、肺炎および出生異常です。

ENAPの使命は、マシモや、その長年にわたるパートナーのNewborn Foundationや非営利団体のPatient Safety Movement Foundationのコミットメントと歩調を合わせて、予防可能な新生児死亡を減らします。

2013年後半にマシモは、Newborn FoundationのBORN (新生児向け出生オキシメトリ業務)プロジェクトと共に、モバイル機器用では初の、商用医療品位のMasimo SET(R) Measure-through Motion and Low Perfusion(TM) パルスオキシメーター技術、iSpO2 Rxを発表しました。iSpO2 Rxは、リソースに乏しい地域に最適です。新生児および乳児用のiSpO2 Rxは、現在、インド、カンボジア、ケニア、グアテマラなどの特定の国で利用可能です。*

マシモとNewborn Foundationは、公衆衛生当局、助産施設、および臨床医と2年弱の間協業を行い、低酸素血症の定期的新生児スクリーニングの一環として適用可能な、初の実用メジャースルーモーションおよび低かん流、モバイル対応パルスオキシメトリ技術を作り出しました。BORN Project Chinaでマシモは財政的貢献を行い、それに加えてマシモのエンジニアリング、設計および技術チームは、リソースに乏しい環境で医療従事者および乳幼児のニーズに対応するモバイル医療機器の調査、設計および開発にも何千時間も費やしました。

「このシンプルで非侵襲性な新生児の酸素レベルチェックは、新生児死亡率低下のために展開できる非常に効果的な医療対策のひとつです。」と、Newborn Foundationの共同設立者でCEOのAnnamarie Saarinenは述べました。同氏は南アフリカのヨハネスブルクで開催されるENAPパートナーフォーラムで、月曜に講演を行う予定です。「マシモとの提携を通じて、我々は、ENAP施策の目標を達成し、新生児の命を救い、生活を改善するお手伝いをしていきたいと真剣に考えています。」

Patient Safety Movement Foundation会長のJim Bialickも、ENAPパートナーフォーラムで月曜に講演する予定で、世界の新生児医療を改善するための、利用しやすく信頼性の高い技術の必要性について取り上げる予定です。

マシモのパルスオキシメトリ技術のエビデンスは、今までにないほど強力です。今まで実施された中では最大規模の新生児オキシメトリ研究は、先日The Lancetに発表されました。[1] 上海の臨床チームの主導により、Masimo SET(R) Measure-through Motion and Low Perfusion技術を使用して122,000人以上の新生児にスクリーニングを行い、Masimo SET(R)の使用により先天性心臓病の検出率が大幅に向上することを発見しました。今回の研究成果は英国とスウェーデンで以前行われた主要なCCHD研究の結果を裏付けるものです。この先行研究のひとつのAnne de-Wahl Granelli博士による先駆的研究では、Masimo SET(R)パルスオキシメトリの非常に高い感度と特異性が、CCHDの新生児効果的であることが示されました。現在、BORN Project Chinaでは、モバイルパルスオキシメトリ技術の有効性についての大規模な新生児データを、四川省の国立および村立の助産施設ごとに初めて提供しています。中国は特に新生児死亡率が高い国で、5歳未満の死亡率も高くなっています。

「効果的で安価で拡張可能なパルスオキシメトリ新生児評価を、低中所得国で信頼性の高い経過観察と共に行えば、感染症関連の新生児死亡率は大幅に減少し、『隠れた』先天性心臓病にかかった新生児の転帰が改善されるでしょう。」と、マシモ設立者でCEOのJoe Kianiは述べました。「Masimo SET iSpO2 Rxを通じて、発展途上国の最前線で医療を提供している方々は、患者の体動や低かん流の条件が厳しい場合にも正確な、効果の高いパルスオキシメーターを利用して、新生児の救命に役立てることができます。」

iSpO2 Rx

iSpO2 Rxでは、100件以上の客観的な独立系研究で実証され、U.S. News & World Report誌のBest Hospitals Honor Roll (2013-2014)でトップ10に選ばれた病院のうち8か所など、世界各国の大病院で年間1億人以上の患者に使用されているのと同じMasimo SET(R) Measure-through Motion and Low Perfusion(TM)パルスオキシメトリ技術を、活用しています。Masimo SET(R)は、間違ったアラーム(特異度)を大幅に低減して正しいアラーム(感度)を正確に検出し、他のパルスオキシメーターでは不可能な測定値を提供します。[4][5] 何よりも、Masimo SET(R)パルスオキシメトリには、次のような臨床医への支援を行い、患者の転帰を改善して医療コストを削減してきた臨床実績があります。

-- 不正確なSpO2測定値に基づいた過剰な酸素投与を回避することで、未熟児網膜症(ROP)を減少。[6][7]
-- 低いSpO2測定値を正確に識別して、新生児の重篤な先天性心臓病(CCHD)の検出を増加。[2][3]
-- 信頼性の高いSpO2測定により、FiO2の用量を迅速に設定し、ICUでの動脈血ガス測定を減らすことで、人工呼吸器からの離脱時間を短縮。
-- 低いlow SpO2と異常脈拍数の測定を通じて、呼吸困難な患者を早期発見することにより、救命のための迅速対応実施とICUへの移送を減らし、医療手術フロアで発生する手術後患者コストを削減。

* 新生児および乳児用のiSpO2 Rxは、現在CEマーク申請中で、米国とカナダでは利用できません。

[1] Zhao Q-m, Ma X-j, Ge X-l, Liu F, Yan W-l, Wu L, Ye M, Liang X-c, Zhang J, Gao Y, Jia B, Huang G-y, Neonatal Congenital Heart Disease screening group. Pulse oximetry with clinical assessment to screen for congenital heart disease in neonates in China: a prospective study. The Lancet, Early Online Publication, 2014年4月23日. doi:10.1016/S0140-6736(14)60198-7
[2] de-Wahl Granelli A.他.BMJ.2009年1月9日;338.
[3] Ewer A他. Health Technol Assess. 2012;16(2):1-184.
[4] Shah N, Ragaswamy HB, Govindugari K, Estanol L "Performance of Three New-Generation Pulse Oximeters during Motion and Low Perfusion in Volunteers". J Clin Anesth. 2012年8月;24(5):385-91.

マシモとその製品について詳しくは、 www.masimo.com にあります。

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