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Tokyo, 2014年8月18日 10時10分 - (JCN Newswire) - OKIグループでEMS（生産受託サービス）事業などを展開するOKIコミュニケーションシステムズ（社長：後藤述史、本社：埼玉県所沢市、以下OCM）は、このたびパネル・ディスプレイ製造用のスクリーン版自動洗浄装置の新商品として、1.4m×1.4mサイズの大型スクリーン版の洗浄を可能とした「ACT300L」を発売し、8月より出荷開始します。新商品は、大型スクリーン版を使用するタッチパネル・有機EL ディスプレイ（OLED）・大型プリント基板（PCB）などの工場向けに販売し、2016年度までに自動洗浄機シリーズ全体で年間5億円の売上を目指します。

昨今スマートホンやタブレットの普及拡大に伴い、高精細なスクリーン版を使った印刷技術によるパネル・ディスプレイの生産が増加しています。これらの工場では、生産性を向上させるため、印刷面積を大きくすることが求められ、スクリーン版が大型化する傾向にあります。スクリーン版は、一定回数印刷をすると目詰まりが発生するので、印刷品質を確保するために洗浄が必要です。大型スクリーン版の洗浄は、専用の洗浄槽エリア、乾燥スペースを含めた数十平方メートルの専用ルームを使うケースが多く、洗浄液の臭いなどの作業環境も課題となっていました。

OCMは、この大型化するスクリーン版の自動洗浄需要に応えるため、1.4m×1.4m サイズのスクリーン版に対応した自動洗浄装置「ACT300L」の開発に成功しました。新商品は、OCM保有特許による部分洗浄方式を応用し、コンパクトでありながら高い洗浄能力を実現しています。装置の中で洗浄・乾燥を行うため、オペレーターが溶剤に触れることなく安全で、洗浄液の臭いも出ません。また、シャワー方式によるシンプルな装置構成で保守部品交換が不要なため、メンテナンスコストがほとんどかかりません。

OCMの自動洗浄装置は、スマートホンなどの微細な積層部品の製造やそれを高密度実装する高い品質が求められる工場で利用されています。OCMは、高い洗浄力を実現してきた技術力と実績をベースに、今後も各製造産業に貢献する自動洗浄装置の提供を続けていきます。

■「ACT300L」の概要

装置サイズ: 1640W×1990D×2820H
電源: 3相200V15kvA
重量: 約1700kg
版枠サイズ: 最大1400mm×1400mm
洗浄エリア: 標準1000mm×800mm
タンク容量: 洗浄槽 150リットル／リンス槽 60リットル
価格: 個別見積もりによる

■ 「ACT300L」の特長

1．洗浄能力の高さ
20ミクロンのファインライン洗浄を実現。
2．地球環境および作業環境に配慮
危険物溶剤を使用せず、オペレーターが溶剤に触れることなく、臭いのない洗浄を実現。
3．スクリーン版へのダメージの軽減
スクリーン版の乳剤およびコンビネーションにダメージを与えることなく、紗張りの版枠剥離の撲滅。
4．低ランニングコスト
洗浄液の使用量をミニマムに抑えランニングコストを軽減。
シンプルな装置構成で保守部品交換が不要。

本リリースの詳細は下記URLをご参照ください。
http://www.oki.com/jp/press/2014/index.html

概要： 沖電気工業株式会社

OKIは米国でグラハム・ベルが電話機を発明したわずか5年後の1881年に創業した、日本で最初に電話機を製造した情報通信機器メーカーです。先見性と勇気をもって果敢に挑戦・行動するという、創業以来の「進取の精神」を連綿と受け継ぎ、ブランドスローガン「Open up your dreams」のもと事業展開しています。現在、「金融システム」「通信システム」「情報システム」「プリンタ」「電子部品・モジュール他」の５つの分野において、OKIグループは社会の発展に寄与する最先端技術の商品・サービスをお客様にお届けし、世界の人々の快適で豊かな生活の実現に貢献しています。詳細はこちらからご覧ください。 http://www.oki.com/jp/

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OKI パネル・ディスプレイ製造用 大型スクリーン版用自動洗浄装置 OLED ACT300L