AEROPRES

2012年07月10日 15時21分

Open Mobile Alliance (OMA)、10周年記念にメッセージングワークショップと同社製品のデモを実施

OMAとその構成企業120社は、本日ブルックリンに集結し、モバイル業界に多大な影響を与え、新しい業界や開発関係者の利益となってきた仕様関連活動の10周年を記念しました。
OMAとその構成企業120社は、本日ブルックリンに集結し、モバイル業界に多大な影響を与え、新しい業界や開発関係者の利益となってきた仕様関連活動の10周年を記念しました。同会ではこの重要な節目を祝うとともに、まったく新しいアプリケーションおよびサービス会社を含む業界の今後のニーズも予測しています。つまり、レガシー通信システムや通信事業者ネットワークの既存リソースとシームレスに運用する必要があるというニーズです。

OMAでは2012年3月に、仕様のデバイス管理スイートの展開に関して、14億件のマイルストーンに達していますが、今後も、モバイルおよびインターネット両方のプラットフォームにわたるデータサービスのグローバル適用をサポートしてきた歴史を継続していきます。OMAの貢献は、デバイス管理や、コンテンツ配布および権限管理、メッセージング、ロケーションおよびブロードキャスト技術など、さまざまな作業部会にわたっています。最近OMAは、オープンな通信業者ネットワークから、オープンでプログラム可能なサードパーティ開発まで、標準化APIを使用する開発関係者が増えていることを確認しています。

「我々の幅広いAPIプログラムとともに、急激に台頭してきたM2M (machine-to-machine)サービス市場をサポートする仕様の数々は、バリューチェーン全体から関心と参加を惹き続けています。」と、OMA理事長で、Orange France TelecomシニアアドバイザーのMark Cataldoは述べました。「さらに素晴らしいことに、自動車、ヘルスケア、家電およびセンサベンダなどからも、OMAに関心が集まっており、彼らの製品にも間もなくネットワーク接続が取り入れられる予定です。同様に、OMA仕様の構築のよりどころとなった幅広い市場性とを求める新しい企業は、OMAに価値を見出し、どのように参加するかを学びつつあります。」

OMAの正規仕様作業と理事会に咥えて、1週間にわたるイベントでは、新しいグローバルメッセージング標準のニーズに対応するワークショップを開催します。「インスタントメッセージとプロプライエタリなソリューションには、過去に、プラットフォームと技術が縦割りの運用をされ、相互運用のなかった時代があります。」と、OMA副理事長でTelefónica標準化責任者のKevin Holleyは述べました。「我々のワークショップでは特に、業界として直面しているメッセージング標準化の問題と、ネットワーク事業者などがどのようにグローバルユーザーのニーズに対応できるかについて取り上げます。さらに重要なことには、インターネットベースのメッセージングをビジネスモデルに使用しているOTT (over-the-top)などのベンダに関する面も取り上げます。グローバルメッセージング標準のニーズが本当にあるかどうか、我々が理解しようとするなら、これらの企業からのインプットは不可欠です。」ワークショップの全アジェンダは、ここをご覧ください。
www.openmobilealliance.org/comms/pages/OMA_brooklyn_messaging_workshop.htm

OMAは、10周年の一環として、7月12日(木)の構成企業の製品デモデーを主催します。製品デモでは、新規および既存のOMA仕様を使う予定です。また、新しいアプリケーションとサービスが既存の通信事業者システムの上にどのように構築されるかも、説明します。「構成企業やゲスト企業は、既存および概念実証モデルの両方について、12種類のデモを実施します。」と、OMA技術総会議長で、アルカテル・ルーセント標準化部長のMusa Unmehopaは述べました。「OMAの長年にわたるイネーブラ間のモジュール性だけでなく、まったく新しいイネーブラの組み込みについても見ることができるます。これらは、拡張現実、ロケーションベースのM2M通信、さらに相互運用性の高いサービスなどをベースにした製品・サービスで、さまざまなソーシャルネットワークプラットフォームにわたって機能します。」製品デモの一覧は、ここをご覧ください。
www.openmobilealliance.org/comms/pages/OMA_brooklyn_demo_day.htm

OMAについて

Open Mobile Alliance (OMA)は、どんな基幹ネットワークでも、どんな地理的境界も越えて機能する相互運用可能サービスを作成するための、オープン仕様を提供しています。現在までにOMAでは、100件以上のEnabler Releaseや、その成果の保守、改訂、新バージョンを発表しました。OMAの仕様は、さまざまなモバイルネットワークにつながっている何十億もの新規および既存の固定およびモバイル端末をサポートしています。モバイルデータサービスのグローバル需要を背景に、Open Mobile Alliance加盟企業は、情報、通信およびエンターテイメントの新規および拡張ソリューションの採用をサポートしています。Open Mobile Allianceには、無線バリューチェーンのすべての主要素に貢献する企業が参加しており、タイムリーで効率的なサービスとアプリケーションの市場参入に尽力しています。

Open Mobile Alliance (OMA)の名前とOMAのロゴは、Open Mobile Alliance Ltd.の登録商標です。本書に記載された他の製品および会社名は、それぞれの所有者の商標または商号の場合があります。

お問い合わせ先:
Elizabeth Rose
広報部長
Open Mobile Alliance
+1-858-623-0747
erose@omaorg.org