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2016年12月05日 13時55分

仮想ネットワークの通信分析をサポートするnGenius One提供開始

SCSK株式会社は、仮想ネットワークの通信分析機能とパフォーマンス分析機能を新たにサポートした「nGenius One」の最新ソフトウェアの提供を開始します。
2016年12月5日
SCSK株式会社

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SCSK、仮想ネットワークの通信分析、パフォーマンス分析をサポートするnGenius One 最新ソフトウェア提供開始
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SCSK株式会社(本社:東京都江東区、代表取締役社長:谷原 徹、以下SCSK)は、マスターディストリビュータ契約を締結している、アプリケーションとネットワークパフォーマンス・マネジメント市場のリーディングカンパニーであるNetScout Systems, Inc. (本社:米国マサチューセッツ州ウエストフォード、CEO:Anil Singhal、以下ネットスカウト)がリリースする、仮想ネットワークの通信分析機能とパフォーマンス分析機能を新たにサポートしたネットワークパフォーマンス管理プラットフォーム「nGenius One(エヌジーニアスワン)」の最新ソフトウェアの提供を12月5日から開始します。
SCSKは「nGenius One」の販売、導入から保守にいたるまで、ワンストップで提供します。


1.背景

現在の企業ネットワークは、ビジネスに直結するアプリケーションの品質管理やコスト削減、障害に対する即時対応性、ネットワークセキュリティの強化など、さまざまな問題に直面しています。
さらに企業ネットワークの大規模化により、SDN(※1)/NFV(※2)による仮想ネットワーク環境の運用が始まり、クラウドサービスと仮想ネットワークの組み合わせから通信のブラックボックス化が課題として顕在化しています。
SCSKは、高い通信分析機能とパフォーマンス分析機能で、国内通信事業者およびメガバンクを中心に大手金融機関より高い評価を受けている「nGenius One」が、仮想ネットワークの通信分析機能と可視化機能をサポートすることにより、あらゆる企業、組織のネットワーク環境のトラブル防止を強化すると考えています。

(※1)SDN (Software-Defined Networking)
ネットワークの構成や設定を、ソフトウェアベースで柔軟に物理ネットワークを制御し、動的に変更や管理を可能とする仮想ネットワークの技術。
(※2)NFV (Network Functions Virtualization)
サーバー仮想化をネットワークに応用し、従来、専用機器で実現していたネットワーク機器の機能を、汎用的なサーバー上で実現する技術。


2.「nGenius One」

「nGenius One」は、ネットワーク上を流れるキャプチャデータから、リアルタイムで解析を行い、アプリケーションのレスポンスタイム、エラーコード、トラフィック量、マイクロバースト、音声品質を把握するとともに、その状態や傾向をアラームで監視することが可能なサービスアシュアランスソリューションを提供する製品です。
「nGenius One」を使用することにより、ネットワークの障害を早期に発見することが可能なため、障害回復までの時間を短縮するだけでなく、過去へさかのぼってネットワークの障害をパケットレベルで解析するトラブルシューティングの用途でも大きな効果を発揮します。
そのため、最新ソフトウェアで新たにサポートされる仮想ネットワークの分析機能を含めて、現在のほぼ全てのネットワーク環境において、通信解析とトラブルシューティングの実現が可能になりました。


3.「nGenius One」 最新ソフトウェア追加機能

■SDN-VXLANモニタリング
SDN対応としてVXLAN(※3)のデコードをサポート。ホストレベルでのネットワーク性能監視とパケット解析機能を追加し、物理と仮想エレメント間のEnd-to-Endの相関性を含む全ネットワーク・システムを可視化。

(※3)VXLAN(Virtual eXtensible Local Area Network)
SDNの規格で、1つのネットワーク上の最大1600万の仮想ネットワークを実現する。

■VDI(※4)-Citrixモニタリング
Citrix ICA/XenAPP/XenDesktopのアプリケーション性能監視機能をサポート。
関連するDNS(Domain Name System)/AD(Active Directory)など、認証、SQLデータベース、ファイル共有などの性能監視機能と組み合わせることで、仮想デスクトップの動作における遅延やタイムアウトの検知・解析を実現。

(※4) VDI(Virtual Desktop Infrastructure)
デスクトップ環境を仮想化して、サーバー上で稼働させる仕組み。シンクライアントとは異なり端末の種類や機種を限定しません。


●「nGenius One」 最新ソフトウェアのバージョン表記について
最新ソフトウェアを適用した場合の「nGenius One」のバージョン表記は5.5となります。既に「nGenius One」をご利用いただき、サポートのご契約をいただいているお客様には、弊社サポート窓口より最新バージョンソフトウェアをご提供いたします。

●仮想サーバー版パケットキャプチャ「Virtual InfiniStream2000」もリリース
従来、物理アプライアンス製品として提供してきたパケットキャプチャ・アプライアンス「InfiniStream」をVMware、KVM(※5)対応の仮想アプライアンス「Virtual InfiniStream2000(バーチャルインフィニストリーム)」としてラインアップに追加しました。Virtual InfiniStream2000には特許技術「Adaptive Session Intelligence(ASI)」が実装され、統計値、フロー/セッション情報、キャプチャデータの相関性を維持して解析、抽出できるデータ処理が可能です。

(※5)Kernel-based Virtual Machine
Linux標準の仮想化技術。Linuxカーネル(Linuxの中核プログラム)自体をハイパーバイザ(仮想化環境を制御するシステム)として稼働して、ネイティブな仮想化環境を実現します。


4.「nGenius One」製品価格

「nGenius One」本体・・・・・・・・・・・・・・・・ オープン価格

※「nGenius One」エントリーモデルを、年度末キャンペーン(2017年3月末SCSK最終ご注文受付日まで)として498万円(税抜)にてご提供いたします。
また、「nGenius One」と組み合わせて利用するInfiniStreamの金額は別途お問い合わせください。
※SCSKでは導入設置サービス/設計サービスも用意しています。


5.販売目標

2018年3月期までに、売上10億円(ソフトウェア保守、各種導入サービスも含む)を目指します。「nGenius One」は、通信事業者、データセンター事業者、電子商取引(EC)事業者、銀行、証券、保険などの金融事業者、大学をはじめとする文教ネットワーク、機械、電子を筆頭とする製造業を中心に、製品の販売をすすめてまいります。

■SCSK株式会社について
SCSK株式会社は、システム開発から、ITインフラ構築、ITマネジメント、BPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)、ITハード・ソフト販売まで、ビジネスに必要なすべてのITサービスをフルラインアップでご提供します。また、住友商事をはじめとするお客様の世界各国におけるITシステム・ネットワークのサポート実績を活かし、グローバルITサービスカンパニーとして、さらなる飛躍を目指してまいります。
詳細情報はhttp://www.scsk.jpをご覧ください。

■ネットスカウトについて
ネットスカウトは、アプリケーションとネットワークのパフォーマンスマネジメント製品のリーティングカンパニーで、本社をマサチューセッツ州ウエストフォード市に置き、日本法人を含め世界各国にビジネスを展開するグローバル企業です。ネットスカウトの製品は、世界中の165以上の通信事業者、20,000社以上の大企業、政府機関などで利用されており、代表的な「nGenius」シリーズは、ネットワークとアプリケーションの利用効率を最適化させ、インフラ投資のROIを増大させることが可能です。
詳細情報はhttp://www.netscout.com/ をご覧ください。


【製品に関するお問い合わせ先】
SCSK株式会社
プラットフォームソリューション事業部門
ITエンジニアリング事業本部 ネットワーク部
TEL:03-5859-3034
E-mail: netscout-info@ml.scsk.jp

【報道関係お問い合わせ先】
SCSK株式会社
広報部 西広
TEL: 03-5166-1150

※掲載されている製品名、会社名、サービス名はすべて各社の商標または登録商標です。