AEROPRES

2017年02月07日 13時26分

国立情報学研究所(NII)推進 UPKIクライアント証明書配布機能をサポート「RADIUS GUARD S」 最新ソフトウェア提供開始

SCSK株式会社は、国立情報学研究所(NII)が大学間連携のために推進し、発行するUPKIクライアント証明書の配布機能と管理をサポートした認証アプライアンスサーバー「RADIUS GUARD S」の最新ソフトウェアの提供を2月7日から開始します。
2017年2月7日
SCSK株式会社

--------------------------------
国立情報学研究所(NII)推進 UPKIクライアント証明書配布機能をサポート
「RADIUS GUARD S」 最新ソフトウェア提供開始
--------------------------------

SCSK株式会社(本社:東京都江東区、代表取締役社長:谷原 徹、以下SCSK)は、国立情報学研究所(NII)が大学間連携のために推進し、発行するUPKI(※1)クライアント証明書の配布機能と管理をサポートした認証アプライアンスサーバー「RADIUS GUARD S」(ラディウスガード エス)の最新ソフトウェアの提供を2月7日から開始します。

(※1)UPKI(University Public Key Infrastructure)とは、国立情報学研究所(NII)が推進する大学などが保有する教育・研究用システム、電子コンテンツ、ネットワークおよび事務システムなどの学術情報資源を、安心・安全かつ有効に相互活用するための全国大学電子認証基盤です。


1.背景

現在の学術ネットワークでは、教授などの先生、研究員、学生、事務職員が、組織内ネットワークに限らず、連携している大学のネットワークとも相互に接続し、承認されたコンテンツをセキュアにアクセスするための共通プラットフォームである全国大学電子認証基盤(UPKI)が広く利用されています。
UPKIでは認証を行う上で、国立情報学研究所が発行するUPKIクライアント証明書を端末に組み込ませる必要があり、性質上、相互接続を可能とする証明書は発行も含め、安全な適用と運用管理の仕組みが求められます。
特に大学組織内においては承認の対象となる個人や端末が数多く存在するため、容易にかつセキュアに証明書を配布、ダウンロードして適用する仕組みを実現することは管理負荷的に運用上の課題です。
そのような中、「RADIUS GUARD S」最新ソフトウェアでは、これらの課題を解決するため、高いセキュリティを保ちつつ、適切なUPKIクライアント証明書の適用を可能とした「UPKIクライアント証明書配付機能」を追加しました。さらに管理者の管理運用負荷の軽減を実現するため、新たに「認証情報検索機能」も追加したことで、学術ネットワークでの利用における利便性をワンランク高めることが可能となりました。


2.「RADIUS GUARD S」 最新ソフトウェア

「RADIUS GUARD S」は、認証に必要な要素を網羅したスタンダードな認証アプライアンスです。オンプレミスからクラウドまで幅広くサポートする高精度な認証環境の提供と運用負荷の低減を実現することから、多くのお客様に支持いただき、すでに4000台超をご利用いただいています。このたび新たに提供開始する「RADIUS GUARD S」の最新ソフトウェアでは、以下の機能をサポートしました。

(1)最新機能
① UPKIクライアント証明書配布機能
大学間連携のため、国立情報学研究所(NII)が発行するUPKIクライアント証明書配布機能をサポートしました。
この機能によりユーザー自身が「UPKIクライアント証明書」を「RADIUS GUARD S」からセキュリティを確保した状態で、ワンストップでダウンロードして端末に組み込むことが可能となりますので、よりセキュアに証明書適用が可能となります。さらに、「RADIUS GUARD S」の定評ある「ユーザーツール」に本機能はシームレスに統合しておりますので、証明書の申請も含めシステマチックな運用が可能となり、管理者側の運用負荷も軽減します。
② 認証情報検索機能
「RADIUS GUARD S」が持つ認証情報検索機能を強化しました。ログ管理画面から行う認証情報の検索で、アカウントログ、各種認証ログ内の情報を簡単な検索条件として与えることができるため、目的の情報を迅速に見つけることが可能です。本機能により、課題となる情報の容易な発見はもちろん、管理者の日々の運用業務の軽減も実現します。

(2)「RADIUS GUARD S」の基本機能について
① ネットワーク認証に必要な五大機能(※2)(RADIUSサーバー、認証局(CA)、LDAPサーバー、DHCPサーバー、ワークフロー)をオールインワンで実現します。
② 全ての機能を1U(EIA規格)ラックのハーフサイズ筐体に凝縮し、省スペース設置を実現します。

(※2)五大機能
・RADIUSサーバー
Web、MAC、802.1Xの各認証に対応
・認証局(CA)
証明書発行/証明書管理機能、PCはもちろんスマートデバイスにも対応
・LDAPサーバー
ユーザー管理、端末管理、認証情報管理機能
・ワークフロー
アカウントや証明書の申請から、承認処理、発行までワンストップで処理するワークフロー機能
・DHCPサーバー(オプションライセンス)(※3)1サーバー1万IP払出し可能

(※3)統合マスタ管理機能により、最大IPアドレス5万IP払い出しと管理に対応

※ 記載機能を実現するには、UPKI電子証明書発行サービスへの参加登録が必要です。
※「RADIUS GUARD S」側では、最新バージョンへのバージョンアップと共に、UPKIクライアント証明書配付オプションライセンスの適用が必要です。


「RADIUS GUARD S VA」も同時サポート
最新ソフトウェアでサポートされる機能は、仮想サーバーで動作する仮想アプライアンス版「RADIUS GUARD S VA」(ラディウスガードエス ブイエー)でも同様にサポートいたします。


「RADIUS GUARD S」最新ソフトウェアバージョン表記について
最新ソフトウェアを適用した場合のバージョン表記は6.06となります。
すでに「RADIUS GUARD S」、「RADIUS GUARD S VA」をご利用いただきサポートのご契約をいただいているお客様には弊社サポート窓口より最新バージョンソフトウェア、および最新マニュアルをご提供いたします。


3.「RADIUS GUARD S」製品価格

「RADIUS GUARD S」本体(200認証ライセンス搭載)・・・・・・・79万円(税抜)~
UPKIクライアント証明書配付オプション・・・・・・・60万円(税抜)

※ 上記金額に、初年度のサポート費用が別途必要です。(24時間365日保守など、さまざまなメニューを用意)
サポート契約を締結いただいているお客様には本件ソフトウェアを含め、常に最新ソフトウェアを提供いたします。
※ 「RADIUS GUARD S VA」の価格はお問い合わせください。
※ SCSKでは導入設置サービス/設計サービスも用意しています。費用はお問い合わせください。


4.販売目標

2019年3月期までに、売上12億円(ソフトウェア保守、各種導入サービスも含む)を目指します。
大学をはじめとする、教育、研究機関を筆頭に、認証やセキュリティの一層の強化が必要なキャリア、データセンター事業者、電子商取引(EC)事業者、銀行、証券、保険などの金融事業者、機械、電子などの製造業、商社、小売などの流通事業者などに、製品の販売をすすめてまいります。


本件に関するお問い合わせ先

【製品に関するお問い合わせ先】
SCSK株式会社
ITエンジニアリング事業本部 ネットワーク部
TEL:03-5859-3034
E-mail:RG-info@ml.scsk.jp
RADIUS GUARD S 製品サイト:http://www.scsk.jp/product/common/radius/

【報道関係お問い合わせ先】
SCSK株式会社
広報部 西広
TEL:03-5166-1150

※記載の会社名・商品名・サービス名は、各社の商標または登録商標です。