AEROPRES

2021年02月15日 15時36分

サイネージを活用した人流活性化の実証実験を実施

株式会社京都新聞ホールディングス(以下京都新聞HD)、株式会社アーキエムズ(以下アーキエムズ)、agataJapan株式会社(以下agataJapan)は、新しい情報伝達手段であるデジタルサイネージを活用し、「生活導線上に設置するメディアで街を活気づける ― 折込チラシ補完メディア創造による人流活性化の実証実験」と題した実証実験を京都市内にて合同実施いたしました。
株式会社京都新聞ホールディングス(以下京都新聞HD)、株式会社アーキエムズ(以下アーキエムズ)、agataJapan株式会社(以下agataJapan)は、新しい情報伝達手段であるデジタルサイネージを活用し、「生活導線上に設置するメディアで街を活気づける ― 折込チラシ補完メディア創造による人流活性化の実証実験」と題した実証実験を京都市内にて合同実施いたしました。

本事業は京都府コロナ社会対応ビジネスモデル創造事業補助金事業としての採択を受け、コンテンツ掲示にあたって京都市の協力を得るなど、新型コロナウイルス感染拡大の収束を見据えた駅周辺や商店街エリアなど街中の人流活性化策を模索するため、官民連携で取り組んだものです。


◆背景と目的
デジタルの力で、コロナ禍及び将来において、地域事業者・生活者のサポートを志向

エリアマーケティングの観点におけるデジタルサイネージの可能性は注目されていますが、京都においては大規模展開には至っておりません。また、商店街や小売業は、高齢社会や競合激化といった事業環境の変化に加えて、新型コロナウイルス感染拡大の影響が長期化し、事業収益の厳しさが増しています。

こうした状況の中、地域生活者の日常の導線に合わせて、利用者が多く、属性が幅広い京都市内の駐輪場を設置場所としました。サイネージがニュースや広告などのコンテンツを街中メディアとして配信し、地域住民への情報提供や利便性向上に加え、飲食店をはじめとする事業者には送客や販促につながるよう、周辺店舗の協力も得ながら、従来の折込チラシに代わる、または超えるメディアの設計を目指して、実証実験をスタートしております。



◆具体的な取組み
「生活導線上に設置するメディアで街を活気づける  
― 折込チラシ補完メディア創造による人流活性化の実証実験」

・デジタルサイネージを京都市内4箇所の駐輪場に設置
・京都新聞社提供のニュース動画、画像を配信
・交通量及び画面視聴をAI検知するカメラを設定し、視聴率を取得
・周辺事業者の店舗情報、クーポン情報を配信

駐輪場のエリア特性や設置状況、配信コンテンツによる視聴動向、周辺店舗への誘客効果の測定、分析を行います。飲食、小売り、サービスなど近隣約40店舗の協力を得て、広告を1月末まで掲出いたしました。

また、将来の事業化を想定し、収集するデータの管理や、常設の視認者測定・分析に必要なシステムのメンテナンス、既存のモバイルサービスとの連携など課題の洗い出しも行ってまいります。

(動画)動画が流れている様子はこちら bit.ly/3jMSGXb

また、繁華街の中心に位置する京都市御射山自転車等駐車場においては、AIによる検温及び検温結果を印刷する機能を備えた機材を設置し、検温→印刷→印刷物上のQRコードからの周辺店舗への誘客実験を合わせて実施しております。


◆プロジェクトチーム

地域に根差した報道活動を中心に、デジタル時代に合った情報サービスの新規開発による価値提供で、住民や観光客の潜在ニーズに応える事業展開を目指す京都新聞HDを代表企業とし、市営駐輪場の受託運営やホテル事業で実績豊富なアーキエムズ、動画マーケティング事業を展開し京都新聞社内で動画配信スタジオ『Crossing®️京都新聞スタジオ』を企画運営するagataJapanの3社にて展開しております。

・京都新聞ホールディングス:代表企業、コンテンツ提供、データ分析
・アーキエムズ:設置場所提供
・agataJapan:コンテンツ配信

◇協力関係者
・スターマーク株式会社:企画・プロデュース
・株式会社京都新聞COM:周辺店舗情報収集
・鳥山正博 立命館大学ビジネススクール教授:アドバイザー、データ分析
 稲本紘平 立命館大学ビジネススクール:データ分析
・株式会社 LIVE BOARD:コンサルティング

◇機器、システム、コンサルティング
・株式会社フューチャースタンダード:機材設置、画像認識ソリューション、データ分析コンサルティング、AI検温器
・LM TOKYO株式会社:機材調達(サイネージ)、配信システム

◆本件に関するお問い合わせはこちら

株式会社京都新聞ホールディングス新事業推進室 丸山 健生

TEL:075ー241ー6113 
メールアドレス:takeo-maruyama@mb.kyoto-np.co.jp