2025年06月08日 16時37分
超音波システム研究所は、
超音波の非線形現象に関する伝搬状態を、
時系列の音圧測定データにおける
コホモロジーのスペクトルシーケンスモデルとして、開発しました。
報道関係各位
2025年06月08日
超音波システム研究所
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超音波の非線形現象をコホモロジーで評価するモデルを開発
--スペクトルシーケンスモデルによる超音波の非線形発振制御--
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***<<考え方について>>***
超音波システム研究所は、
超音波の非線形現象に関する伝搬状態を、
時系列の音圧測定データにおける
コホモロジーのスペクトルシーケンスモデルとして、開発しました。
このアイデアに基づいて、
超音波の非線形現象に関する、具体的な制御方法を
スペクトル系列の制御モデルとして、開発しました。
超音波現象に適応させた制御方法は、
音圧測定データを
自己回帰モデルでフィードバック解析することで、
共振現象と非線形現象のダイナミックな変化を実現します。
これまでの事例・実績から
非線形現象の分類技術に基づいて発展させました。
論理モデルにより
効果的な超音波の伝搬(利用)状態を
以下のような
4つのタイプに分類してダイナミックに制御します。
1:共振現象(キャビテーション)主体型
2:非線形現象(音響流)主体型
3:ミックス型
4:変動型
上記の論理的な分類を、これまでの測定データ解析結果から
(時間経過とともに変化する超音波現象の)現実的な対応方法として
4:変動型を3つの変動型タイプに分類し、
利用目的に合わせてダイナミックに制御します。
上記の各タイプについて、安定性、変化の状態、
・・詳細な分析・調整により、
目的と効果に対する、各種条件の最適化が可能になりました。
特に、洗浄に関しては、
汚れの特性やバラツキに関する情報が得られにくいため
このような分類・解析をベースに実験確認することで
効果的な超音波制御が、実現します。
この分類・制御の本質的なアイデアは、
超音波による共振現象の特徴を、
抽象代数学の「導来関手」の核(Kernel)に適応させるということと、
非線形現象(高調波の発生・変化)の特徴を、
時系列の音圧データ解析結果(自己相関・バイスペクトル)による
コホモロジーに適応させるということです。
複雑な超音波の音圧測定データ解析結果を
導来関手・コホモロジーのスペクトル系列として表現することで
時間経過で変わっていく、不安定な超音波の(共振・非線形現象)状態を
目的に合わせて、コントロールできるようになりました。
抽象的ですが
超音波の伝搬状態を計測解析するなかで
共振現象と非線形現象に関する的確な解析により
超音波のダイナミック制御による
効果的なコントロール事例が増えたことから、公表することにしました。
なお、超音波システム研究所の「非線形制御技術」は、
具体的な技術(メガヘルツの流水式超音波)として対応しています。
応用技術として
非線形現象の発生状態に関する研究開発を進めています。
「超音波利用の最も大きな効果が、非線形状態の変化にある」
という考え方が、さらに一歩進んだと考えています。
<< 超音波のMonoid(モノイドの圏)モデル >>
基本的な超音波発振による現象全体をRing(環の圏)として、
キャビテーション・・による(発振周波数を主体とした)現象を
「アーベル群の圏」
非線形現象(音響流・・)による(高調波の変化を主体とした)現象を
「Monoid(0元をもつ乗法の一元体)」
とするモデルを開発しました。
<< 超音波の三角化されたカテゴリーモデルによる制御 >>
超音波による共振現象と非線形現象について
三角化された加法的カテゴリーモデルにより
制御パラメータ(出力、スイープ発振、パルス発振)を
スペクトル系列のコホモロジーで、最適化します。
参考動画
https://youtu.be/nr00yWOLsAc?si=Yja4xWic7QMbWHLI
https://youtu.be/aJplDhRHl3A?si=vNLiZB7UOXGRkdzg
https://youtu.be/PUCdYGDFtr4?si=O5YULaBYsCZGK0XT
https://youtu.be/6nzBhGVpGkE?si=lvvVRckAqTrTsDTQ
https://youtu.be/80J9TIaBCII?si=pLb6d0c3YR7hMiyU
https://youtu.be/rTBSGvL6aNM?si=MwAoJhdwzK3PU3wP
https://youtu.be/jzyptvpU8MA?si=F4NI3a77vaiFuf2M
https://youtu.be/9W6h_jsQaBs?si=Bvl9poi7mT00wZ9U
https://youtu.be/tSK24IWqwxM?si=ImsSpm5goboM-Eoy
***<<実用的な対応について>>***
これまでの音圧データの測定解析結果から
基本的な超音波の状態を
以下のような
4つの制御に分類することができました。
1:スイープ発振とパルス発振の組み合わせ制御(線形型:推奨タイプ)
2:2種類のスイープ発振とパルス発振の組み合わせ制御(非線形型)
3:3種類のスイープ発振とパルス発振の組み合わせ制御(ミックス型)
4:上記の組み合わせによるダイナミック制御(変動型)
現実として、<線形型、非線形型、ミックス型>は、
長期的に安定して実現することは難しく
変動型として、スイープ発振・パルス発振条件により、以下のような
3つの制御タイプで、実用化することができます。
1:線形変動制御型
2:非線形変動制御型
3:ミックス変動制御型(ダイナミック変動型)
上記の各タイプに基づいた装置開発・制御設定・検査・・・
超音波技術の応用に関して成功事例が多数あります。
超音波の非線形振動現象をコントロールする発振制御システム
http://ultrasonic-labo.com/?p=13908
モノイド圏モデルを利用した超音波制御技術
http://ultrasonic-labo.com/?p=9692
超音波加工・溶接技術(特開2021-171909)
http://ultrasonic-labo.com/?p=3963
超音波の代数モデルによる制御技術を開発
http://ultrasonic-labo.com/?p=1311
通信の数学的理論を応用した超音波制御技術
http://ultrasonic-labo.com/?p=1350
「音色」を考慮した「超音波発振制御」技術を開発
http://ultrasonic-labo.com/?p=1082
AIC(情報量規準)を利用した超音波技術
http://ultrasonic-labo.com/?p=1074
メガヘルツ超音波を利用した「振動技術」(振動モードの改善・調整)
http://ultrasonic-labo.com/?p=3815
2種類の異なる「超音波振動子」を同時に照射するシステム
http://ultrasonic-labo.com/?p=2450
オリジナル超音波システムの開発技術
http://ultrasonic-labo.com/?p=1546
抽象数学における、スペクトル系列を利用した超音波制御技術
http://ultrasonic-labo.com/?p=1716
超音波の音圧測定・データ解析技術
http://ultrasonic-labo.com/?p=3829
コンサルティング対応として
上記のモデルを適切に設定することで
以下の技術を実現します。
1)ジャグリング定理を応用した「超音波制御」技術
2)音と超音波の組み合わせ制御技術
3)「脱気・ファインバブル発生装置」の利用技術
4)超音波の<計測・解析・評価>技術
超音波プローブの製造・評価技術をコンサルティング提供
http://ultrasonic-labo.com/?p=2187
2台のファンクションジェネレータを利用した、超音波制御技術
http://ultrasonic-labo.com/?p=2295
超音波技術(コンサルティング対応)
http://ultrasonic-labo.com/?p=1401
【本件に関するお問合せ先】
超音波システム研究所
住所:〒192-0046
東京都八王子市明神町2丁目25-3
SOHOプラザ京王八王子 303
担当 斉木
電話 090-3815-3811
メールアドレス info@ultrasonic-labo.com
(できるだけ,メールアドレスに,お問い合わせ下さい。)
ホームページ http://ultrasonic-labo.com/