AEROPRES

2012年10月14日 08時55分

薬物の真実を広げるために -学校講演や街頭キャンペーンで若者対象に-

日本薬物対策協会は、「脱法ドラッグ」吸引による事件・事故が起こる中、薬物の正しい情報を伝えるため、歌舞伎町や大塚において薬物乱用防止のための街頭キャンペーンや、学校での薬物乱用防止講演を提供しています。
 数日前、愛知内で、ある30代の会社員が女子高生を車ではね、死亡に至らせたという事件が起こりました。会社員は、「ハーブを吸って運転した」と供述しており、いわゆる「脱法ハーブ」の影響により、ブレーキをかけるのが遅れた可能性が報道されています。

 今年に入って、「脱法ハーブ」を含む「脱法ドラッグ」の吸引後の車の事故が、大阪や神戸などでも複数発生している中、厚生労働省は、新たにこれらに含まれる17種類の化学物質を薬事法の指定薬物に追加するなど対策を進めています。しかし一方で、「脱法ドラッグ」による被害実態はすべては把握されておらず、また、なぜそもそも「脱法ドラッグ」を含む薬物が危険なのかという教育・啓発がさらに必要な状況は、変わらず存在しています。
 
 そのような中、日本薬物対策協会(薬物のない世界のための財団・日本支部)は先月末には、新宿・歌舞伎町にて薬物についての正しい情報を伝える小冊子を配布。さらに、今月7日には、大塚よさこい祭り(豊島区)にて、「真実を知ってください 薬物」小冊子を配布しました。

 日本薬物対策協会は、米国に本部を置く非営利団体、薬物のない世界のための財団(Foundation for a Drug-Free World)の日本支部であり、2008年より関東を中心に学校や地域にて薬物乱用防止講演を提供。現在まで3万人以上の生徒や保護者、教育者などへ薬物の真実に関する情報、及び人道主義者であるL. ロン ハバード氏(米国)の研究に基づく薬物の身体的・精神的影響についての知識をもたらしてきました。また、街頭イベントや教育者向けのシンポジウムや研修会、ラジオ番組や新聞などのメディアを通して、薬物の真実を知らせる重要性を訴え続けています。

 先日講演を行った埼玉県の高校では、講演後に生徒から以下のような感想をもらいました。「中学校の時から、『薬物はダメ!絶対にダメ!』と講演で聞きました。今回は、大麻などの他に、『脱法ハーブ』のことも聞いて・・・恐怖を感じました。私は今後、強い気持ちをもち、もし自分が薬物関連に関わるようなことがあれば、はっきりと断ることを頭に入れて生きていきたいです!」「麻薬やMDMAなどだけでなく、脱法ハーブもとても危険なものだということを知りました。実際の話をお話されていたりして、もっと身近に感じ、もっと怖いと感じました。絶対に何があっても手を出してはいけないと再確認しました」

 今学期は、16校の首都圏を中心とした小中高校にて、学校講演を提供予定しています。

リリースについての問い合わせ先: 
日本薬物対策協会 〒170-0001 東京都豊島区西巣鴨1-17-5 パークホームズ西巣鴨308
03-5394-0284(Tel/Fax) info@drugfreeworld.jp 担当:馬崎奈央