AEROPRES

2012年11月27日 20時03分

湘南唯一の蔵元が造り出す、湘南の新米で仕込んだ“どぶろく”が登場!

熊澤酒造株式会社は創業140周年記念として、地元湘南の原料米にこだわり、どぶろくの製造を10月に開始した。今年の米も収穫ができたので、新米を使ってのどぶろく造りが始まりました。前回出荷時、大変ご好評をいただき即完売となったため、年末向けにおよそ1,300Lの出荷を予定する。
2012年 熊澤酒造は“どぶろく”の醸造を開始しました
湘南唯一の蔵元が造り出す、湘南の新米で仕込んだ“どぶろく”が登場!

熊澤酒造㈱は創業140周年記念として、地元湘南の原料米にこだわり、どぶろくの製造を10月に開始した。今年の米も収穫ができたので、新米を使ってのどぶろく造りが始まりました。
前回出荷時、大変ご好評をいただき即完売となったため、年末向けにおよそ1,300Lの出荷を予定する。

どぶろくの製造にあたり濁酒製造免許を取得、清酒では作れない米粒の混じった発酵途中で甘酸っぱいお酒です。ラベルには蔵元近くの河童徳利伝説より河童をモチーフとしたイラストで作成しました。

原料米は湘南産・どぶろく造りの酵母は敷地内防空壕に隣接する粕小屋より分離した天然酵母shelter yeast(BK-5)を使用し仕込みを行います。

商品名:どぶろく
発売日:2012年12月18日
販売先:弊社レストラン・酒販店・百貨店・スーパー等
容量・価格:1,440ml 2,835(税込) 720ml 1,418(税込)
アルコール度:10%
酒類分類:その他の醸造酒(濁酒)
賞味期限:45日
商品特性:発泡性の生酒(要冷蔵)
販売数量:約1,300L
注意事項:酵母が生きているので必ず5℃以下で保存してください。このお酒は発泡性が強いため、内圧が高く瓶が割れる恐れがあります。開栓時一度に栓を緩めるとお酒が噴出する恐れがあります。徐々に栓をゆるめてガスを抜きながらゆっくり開けてください。

お問い合わせ先:熊澤酒造株式会社 酒蔵部
        神奈川県茅ヶ崎市香川7丁目10番7号
        TEL.0467-52-6118 FAX.0467-52-6119
         mail:kura@kumazawa.jp


どぶろく醸造までの経緯

今年で140年を迎えた熊澤酒造は明治5年の創業当時は清酒ではなく濁酒を製造していたと考えられます。関東大震災の被害で資料は燃え残っておりませんが、先代の話しや近隣の資料から推測した。
熊澤家は米作りを中心とした農業を営んでおり、その余剰分の米を原料に酒造りをスタートしており、当時は、仕込んだ醪を漉す設備・瓶・酒販店が無い時代だった為、醪をそのまま近隣の方が持ち寄った甕や壺に詰め替え販売していた。
買いに来る方は、お酒を手に入れると待ち切れずにその場で飲み始めるので蔵元では自家製の漬物などを肴として提供していました。また、〆には敷地内で収穫した茶葉を使ったお茶を振舞った。
その後、漉す設備や容器・酒販店の登場により濾過された清酒の製造が始められ現在に繋がっています。
また、その頃は農家が自家用のどぶろくを作っていたのであまり珍しい物ではありませんでしたが、現在は農業も後継者不足となってきている中でどぶろくは地域から消滅し始めております。
これをきっかけに、地元の原料米と酒造りの歴史ある敷地から採取した酵母でのどぶろく造りを開始しました。
原料米と酵母のこだわり
創業当時は自ら育てた原料米を使用してきましたので、湘南地域に限定し米を提供して下さる方を探している中で茅ヶ崎市芹沢の農家、常盤さんよりキヌヒカリを分けて頂きました。
また、酵母は今年1月~3月にかけて敷地内にある防空壕入口にある粕小屋に仕掛けをセットし自然界から天然酵母を採取、東京農業大学に持ち込み分離しshelter yeast(BK-5)と命名した。



キャラクターの河童について

河童徳利伝説
熊澤酒造から約1.5km南西にある間門川に
架かる『大曲橋』の下が「河童徳利」という伝説の発祥の地である。昔 西久保村に五郎兵衛という働き者が住んでいた。ある日、間門川で愛馬のアオを洗っていると河童が現れ、馬の尻尾にしがみつき水の中に引きずり込もうとした。驚いた五郎兵衛は河童をとらえ、木に縛りつけた。すると河童は泣きながら助けを求めたので、かわいそうになった五郎兵衛は縄をといて逃がした。その夜、五郎兵衛の家に河童が現れ、命を助けてもらったお礼にと徳利を差し出した。「この徳利はいくらでもお酒がでます。でも徳利の底を3回たたくと出なくなります。」くめどもくめども酒が出る不思議な徳利の魅力に負けた五郎兵衛は、朝から晩まで酒びたりになり、すっかり怠け者になってしまった。ある日、愛するアオが餌を与えるのを忘れられやせ細ってしまったのを見た五郎兵衛は大いに反省し、これでは駄目だと徳利の底を3回たたいた。すると一滴の酒も出なくなり、五郎兵衛はまた働き者になったとか。