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2013年02月01日 19時08分

東芝:紙幣識別機器用密着型イメージセンサモジュール市場への参入について

東芝は、成長が見込まれる紙幣識別機器向けのリニアイメージセンサー市場に参入することを明らかにした。第一弾として、中国市場向けに開発した密着型イメージセンサーモジュール(CISM)を製品化し、今年6月に量産開始する。東芝のリニアイメージセンサー事業は、これまで複合機やスキャナーなどのスキャニング用途のほか、バーコードリーダーなどのセンシング用途に製品を開発してきた。
中国市場向け紙幣識別機器用製品を第一弾として製品化

東京--(ビジネスワイヤ) -- 東芝は、今後成長が見込まれる紙幣識別機器向けのリニアイメージセンサ市場に参入します。第一弾として、中国市場向けに開発した密着型イメージセンサモジュール(CISM:contact image sensor module)を製品化し、2013年6月に量産を開始します。
当社のリニアイメージセンサ事業は、MFP(複合機)やスキャナーなどのスキャニング用途のほか、バーコードリーダーなどのセンシング用途に製品を開発してきました。今回センシング用途で新たに、紙幣識別機器向けに当社従来品に比べ赤外領域の感度を約4倍向上させたリニアイメージセンサを開発し、同センサを搭載したCISMをラインアップしていきます。特に、政府による国家標準(GB16999-2010)制定に伴い、識別性能の向上が要求される中国市場向け紙幣計数機に最適なソリューションとして提案していきます。
第一弾製品の「CIPS183BS200」(有効読取長183mm、解像度200dpi/100dpiの切り替え可能、データレート8MHz)を皮切りに、モジュール筐体サイズのスリム化、有効読取長のバリエーション、データレートの高速化などの機能を追加したラインアップを今後拡充していく予定です。また、モジュール筐体については、お客様ごとのカスタム要求にも対応していく予定です。

■新製品の主な特長
1.高感度リニアセンサ搭載(赤外感度:当社従来品比約4倍)
2.中国人民幣の読取りに最適な有効読取長(183mm)
3.紙幣識別用途に適した解像度(200dpiと100dpiの切り替えが可能)

■応用機器
紙幣計数機、紙幣整理機、金融端末(ATM)、など。


■ 新製品の主な仕様
品番: CIPS183BS200
有効読取長: 183 [mm]
解像度: 200dpi / 100dpi 切り替え可能
光源: R/G/B/IR
スキャン速度: 81μs x 4 /line(200dpi時)// 41μs x 4 /line(100dpi時)
データレート: 8MHz
筐体サイズ: 200(L) x 18(W) x 11.7(H) [mm]
サンプル時期: 2013年4月
量産時期: 2013年6月

*本資料に掲載されている情報(製品の価格/仕様、サービスの内容及びお問い合わせ先など)は、発表日現在の情報です。予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。

お客様からの製品に関するお問い合わせ先:
イメージセンサ営業推進担当 Tel:044-548-2825


本資料に関するお問い合わせ先:
株式会社 東芝
セミコンダクター&ストレージ社
高畑浩二
Tel:03-3457-3405
e-mail: semicon-NR-mailbox@ml.toshiba.co.jp

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