AEROPRES

2013年07月22日 13時27分

e2vから宇宙環境に適した初めてのGHzクラスマイクロプロセッサが登場

高信頼性半導体ソリューションの世界的なトップ企業であるe2vは、本日、Power Architecture(TM) PC7448の宇宙環境向け版として、宇宙環境で稼働する機器に組み込み可能な初めてのGHzクラスマイクロプロセッサの発売を発表しました。
Tokyo, 2013年7月22日 12時40分 - (JCN Newswire) - 高信頼性半導体ソリューションの世界的なトップ企業であるe2vは、本日、Power Architecture(TM) PC7448の宇宙環境向け版として、宇宙環境で稼働する機器に組み込み可能な初めてのGHzクラスマイクロプロセッサの発売を発表しました。

PC7448は、e2vの Power Architecture(TM)シリーズで宇宙向け派生版を持つ初めての製品となります。これは、すでに航空機の演算プラットフォームで広く採用されている RISCマイクロプロセッサです。最大1267MHzのクロックで動作し、AltiVec(TM)エンジンとの組み合わせにより、要求の厳しい信号処理用途で高性能な浮動小数点演算機能を提供します。この素子は、90nm CMOS SOIテクノロジーを基礎とし、吸収線量と重イオン放射線の面から見た放射線耐性を備えています。

このPC7448の宇宙グレード版は、15年以上にわたって航空機用機器業界に製品を供給しているe2v独自の高信頼性フリップ チップ生産拠点を活用して生み出されます。これらの製品を生産しているe2vのこの生産拠点は、MIL-PRF-38535 QMLのレベルQおよびVによる認定と、AS/EN9100の航空宇宙標準による認定を受けています。

e2vでは、まもなく制定される QML クラスY標準に基づくPC7448の宇宙グレード適格性も提供します。これは、現在、制定に向けた最終段階にある新たな宇宙関連標準であり、宇宙グレードの非密封型フリップチップ半導体テクノロジーに特化したものです。e2vは、この標準の用語定義案の作成に参加しており、同時にそれに合わせて、自社のマイクロプロセッサ製品向けの独自の品質フローを拡張してきています。

宇宙環境に適したこれらの製品の開発は、宇宙関連分野に多大の利点を提供します。その一例として、光学地球観測ペイロード、レーダーによる地球観測、リモートセンシングによる気象衛星、通信用送受信機などに使用するシングルボードコンピュータが挙げられます。

e2vは、宇宙グレードのPC7448を提供してお客様の人工衛星プログラムを支援するために、お客様との協力体制を開始できる状態にあり、2年足らずで飛行実機用モデルを提供する予定となっています。

会社ロゴ
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参考情報

e2vについて

e2vは、高性能なシステムおよび機器のための専門テクノロジの大手グローバル プロバイダであり、医療科学、航空宇宙防衛、および商工業市場におけるさまざまな用途のためのソリューション、サブシステム、およびコンポーネントを提供しています。

e2vは従業員数約 1600名で、ヨーロッパ、北アメリカ、アジアに設計および運営施設があり、グローバルな販売および技術サポートオフィスネットワークを有しています。年間売上げは 2億英ポンドで、上場先はロンドン証券取引所です。

FreescaleおよびQorIQは米国およびその他の国における Freescale Semiconductor, Inc.の商標または商標登録です。Power Architecture and Power.org のワードマークおよびPower and Power.orgのロゴおよび関連マークはPower.orgによって認可された商標およびサービスマークです。

その他すべての製品またはサービス名は、各所有者の所有物です。

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Email: Naoto.Yoshida@fleishman.com
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