AEROPRES

2013年10月03日 14時29分

東京大学附属図書館・KCCSグループが研究・教育分野における電子学術書利用の先進モデルを開発~KCCSグループの提供する「BookLooper」を活用し実証実験を開始~

東京大学附属図書館(所在:東京都文京区 館長 古田 元夫)・京セラコミュニケーションシステム株式会社(本社:京都市伏見区 代表取締役社長 佐々木 節夫、以下KCCS)・京セラ丸善システムインテグレーション株式会社(本社:東京都港区 代表取締役社長 辻上 友祥)は、研究・教育分野における電子学術書活用を目指し、2013年10月より実証実験を開始することを発表いたします。
東京大学附属図書館(所在:東京都文京区 館長 古田 元夫)・京セラコミュニケーションシステム株式会社(本社:京都市伏見区 代表取締役社長 佐々木 節夫、以下KCCS)・京セラ丸善システムインテグレーション株式会社(本社:東京都港区 代表取締役社長 辻上 友祥)は、研究・教育分野における電子学術書活用を目指し、2013年10月より実証実験を開始することを発表いたします。

東京大学が推進する「新図書館計画」では、本郷キャンパス総合図書館の大幅拡充を行う一方で、研究・教育分野における電子学術書活用の新たなモデルとして、電子書籍と紙書籍とを統合的に相互利用できるハイブリッド図書館の実現を目指しており、附属図書館で実施される全学自由研究ゼミナール「未来の書物の未来」の授業で電子学術書の利用実験が開始されます。

今回の実験でKCCSグループは、教師・学生間で電子学術書への書き込み・読書体験を共有する機能や外部の知識ネットワークとの連携など授業や学術研究を支援する仕組みを新たに開発し、次世代の電子図書館サービスとして「BookLooper」を提供します。実際の授業で利用されるのはかつて同大学で教鞭をとった南原 繁氏の著書や丸山 眞男氏の講義録など10冊余りで、東京大学出版会から提供されます。学生や教員は、他の電子図書約1,000冊も含めてPCやタブレット端末で活用していきます。

三者は本実験を通して、人文社会系分野における電子学術書の利用モデルを確立していくとともに、電子図書館と知識を体系化(見える化)する仕組みや、東京大学の集合知を使った書評・レコメンドシステムとを有効に連携させるなど、研究・教育分野でのさらなる電子学術書活用を目指していきます。

■東京大学「新図書館計画」について
東京大学は、教育と研究のための新たな拠点として、本郷キャンパスの総合図書館前広場の地下に300万冊を収容する自動化書庫と能動的な学習スペースをあわせもつ新館を建設し、伝統ある本館は外観を保存しつつ内部を全面改修する計画を進めています。また、建物としての増改築だけでなく、ハイブリッド図書館の実現、アジア研究図書館の設置、東京大学における総合的な教育改革や国際化への対応など、世界に開かれた知の集積・創造・発信を担う場となることを目指し、さまざまな取り組みを行っていきます。

■「BookLooper」について
本サービスは、学術・研究・教育分野における電子書籍の活用・普及を目指し、実証実験で培ってきたノウハウをもとに開発されたものです。メモ・マーカー・全文検索などの学習支援機能をはじめ電子書籍の著作権保護に必要なDRMや決済機能を備えたクラウド型電子書籍配信サービスです。慶應義塾大学・神戸大学・名古屋大学・奈良先端科学技術大学院大学・福井大学・立命館大学・大阪大学・東京大学の各図書館における電子学術書の共同利用実験のほか、大学の通信教育学部や看護学部への電子教科書配信に本サービスを提供しています。

■『教育ICTイノベーション2013』に出展
本サービスに関して、2013年10月9日~11日に東京ビッグサイトで開催される『教育ICTイノベーション2013』に出展し、同展示会において「今電子で動き出す東京大学の新図書館構想 ~大学における学術書配信活用事例のご紹介~」と題し、講演を行います。

<<京セラコミュニケーションシステム株式会社について>>
京セラコミュニケーションシステム株式会社(KCCS)は、「社会と企業のコミュニケーションを創造する」をテーマに1995年9月に設立。ICT関連事業や通信インフラの構築事業を展開。ICT関連事業では、情報システムの構築、データセンターを核とした各種クラウドサービス、セキュリティ、MVNO支援サービス、BPOなどのICTソリューションを提供しています。

詳細は、URL:http://www.kccs.co.jp/をご覧ください。

<<京セラ丸善システムインテグレーション株式会社について>>
2004年4月に丸善株式会社から分社独立後、同年10月に京セラコミュニケーションシステム株式会社(KCCS)が資本参加したソリューションインテグレータです。学術機関・医療機関向けの特長あるICTソリューションや、KCCSの「BookLooper」のプラットフォームを活かした企業向け電子雑誌配信サービス「qlip it!(クリップ イット)」、学校向け電子教科書配信サービスを提供しています。

詳細は、URL:http://www.kmsi.co.jp/をご覧ください。



*サービスの内容は予告なく変更させていただく場合があります。
*製品名および会社名はそれぞれの会社の商標または登録商標です。

■お問い合わせ先
【お客様からのお問い合わせ】
・京セラコミュニケーションシステム株式会社
KCCSカスタマーサポートセンター
TEL:0120-911-901(フリーコール)、050-3161-3924(携帯電話、PHS、IP電話など)
E-mail:kccs-support@kccs.co.jp
URL:https://www.kccs.co.jp/contact/ja/ict/index.html?category=ict-cloud

・京セラ丸善システムインテグレーション株式会社
電子書籍ソリューション課 電子書籍推進グループ
担当者:木村・足立
TEL:03-6414-2865/FAX:03-6414-2891


【報道機関からのお問い合わせ】
・京セラコミュニケーションシステム株式会社
〒108-8605 東京都港区三田3-11-34(センチュリー三田ビル)
広報宣伝部 担当者:小川・早川
TEL:03-5765-1503(直通)
E-mail:webmaster@kccs.co.jp/URL:http://www.kccs.co.jp/

・京セラ丸善システムインテグレーション株式会社
〒108-0073 東京都港区三田3-11-34(センチュリー三田ビル)
経営企画本部 広報マーケティンググループ
担当者:山口・名和
TEL:03-6414-2874/FAX:03-6414-2891/URL:http://www.kmsi.co.jp/



◆本プレスリリース詳細ページ
http://www.kmsi.co.jp/press/2013-10-03.html?0011