AEROPRES

2015年10月07日 10時22分

Infinera社、拡大するメトロ100G市場のためのエンドツーエンドの統合製品および新しいプラットフォームを発表

Infinera社(NASDAQ:INFN)は、統合された新しいIntelligent Transport Networks製品群を本日発表しました。
Sunnyvale, CA, Oct 7, 2015 - (JCN Newswire) - Infinera社(NASDAQ:INFN)は、統合された新しいIntelligent Transport Networks製品群を本日発表しました。当製品群は需要が2016年に拡大すると予測されているメトロエリアにおける100ギガビット/秒(Gb/s)の光パケットネットワークソリューションに対する需要に対応しています。モバイル、ビデオ、およびクラウドサービスの需要がメトロパケット光ネットワークの10Gb/sから100Gb/sへの移行を促進しており、業界アナリストはメトロ100Gb/sの需要が2016年に大幅に伸びると予測しています。この新しい製品群は、Infineraの長距離対応DTN-Xプラットフォームと同社が最近買収したTransmode社のメトロ光パケットソリューション製品を統合したもので、その結果DTN-Xファミリーには新たに3つの新しいプラットフォームが追加されたことで、Infineraは長距離からメトロアクセスまでを網羅する製品群をWDM (wavelength division multiplexing、波長分割多重)市場に提供できるようになりました。IHS Research社では、エンドツーエンドWDM市場は2019年までに150億ドル(約1兆8000億円)以上に達すると予測しています。

新たに統合された光パケット伝送製品群

Infinera社は、受賞歴のあるDTN-X製品群(長距離光伝送用)とTMシリーズのメトロ光パケットソリューションを統合したハードウェアとソフトウェア機能を発表しました。TMシリーズはメトロ光パケットネットワーク製品の大手企業であるTransmode社をInfineraが買収することによってIntelligent Transport Network製品群に加わりました。DTN-X XTCシリーズの新ハードウェアモジュールの採用により、DTN-X製品群とTMシリーズが直接100Gb/sのWDM(ラインサイド)回線で接続が可能になりました。TMシリーズはCATV 会社および通信事業会社に、モバイルフロントホール/バックホール、ビジネスイーサネット、およびトリプルプレイを含む豊富なメトロアプリケーションを光パケット回線でユーザーに提供します。TMシリーズのための新しいPT-Fabricは、これらの機能をテラビット級スイッチングおよびメトロ100Gb/s級ネットワーキングにまで広げられるように設計されています。

Infinera社のDNA (Digital Node Administrator)ネットワーク管理システムは新機能の導入により、DTN-XファミリーとTMシリーズ製品を統合的に、メトロアクセスから長距離コアまでを管理することが可能になりました。統合されたエンドツーエンドの製品群はソフトウェアで定義されたネットワーク(SDN)に基づいて設計されているため、ネットワーク構成を容易に変更することができます。

2つの新しいメトロDTN-Xプラットホーム:XTC-2とXTC-2E

Infineraは、DTN-Xファミリーの拡張性、効率、および操作の容易性をメトロコアと地域ネットワークアプリケーションにまで広げるために、2つの新しいプラットホームDTN-X XTC-2およびXTC-2Eを発表しました。XTC-2とXTC-2Eは、100Gb/sのWDM通信とパケットを意識したOTNスイッチングを小型で省電力のプラットホームに収めたメトロおよび地域ネットワーク用製品です。XTCシリーズのすべてのプラットホームは、Infineraの次世代フォトニック集積回路(Photonic Integrated Circuit - PIC)であるoPIC-100をサポートしているため、ユーザーはPICの長所である省スペース、機能性、および信頼性を、長距離ネットワークからメトロネットワークにいたるまで実現することができます。

新しい長距離DTN-Xプラットホーム:XT-500

Infineraは今回、DTN-Xファミリーの新しい製品であるXT-500プラットフォームを発表しました。これはInfineraの長距離ソリューションへの継続的な取り組みを示すものです。XT-500は2ラック構成の製品で、PIC-500に基づいて設計されていて、500Gb/sのWDMスーパーチャンネルを装備しているので、高帯域の長距離データセンター間の接続に適しています。XT-500は同社のFlexILS Line Systemとシームレスに統合し合い、固定および柔軟なグリッドを構築するためのファイバの拡張性と効率性をサポートしています。XT-500のアプリケーションとして、複数のROADM (Reconfigurable Optical Add Drop Multiplexer)を使い、ポイントツーポイント相互接続および光スイッチメッシュネットワーク内の接続を実現しています。DTN-Xノードの一部として管理されているXT-500は、Infineraの Instant Bandwidth(TM)をサポートしているため、マウスをクリックするだけで瞬時にバンド幅を100Gb/s単位に変更することができます。

IHS Technology社の主席アナリスト、アンドリュー・シュミット(Andrew Schmitt)氏は次のように述べています。「Infinera社はこれから、WDM市場全体、つまりエッジからコアまでの伝統的なサービスプロバイダーとインターネットコンテンツプロバイダーのためのアプリケーションに対処することができます。この市場は2019年までに150億ドルに達すると当社は予測しています。Infinera社は長距離コアの分野で、光ネットワークの10Gb/sから100Gb/sへの移行では大きな役割を果たすでしょう。そして、同社のメトロ分野への市場参入は、2016年に予想される同市場の拡大とのタイミングが合致しています」

Windstream社、EVP EngineeringおよびCTO、ランディ・ニクラス(Randy Nicklas)氏は次のように述べています。「ネットワーク全体を見ても、当社とInfinera社の関係は素晴らしいです。特にメトロ上でネットワークを拡張し続けていく上で、当社はInfineraのメトロコアおよび地域ネットワークの分野への進出を歓迎しています。なぜならば、この分野での操作性および信頼性の向上が急務だからです。Infineraのこの幅広い製品群の提供により、当社はお客様に対してより高度なソリューションを提供することができます」

Colt Technology Services社の戦略、アーキテクチャ、およびイノベーション・ディレクターであるニコラス・フィッシュバック(Nicola Fischbach)氏は次のように述べています。「当社はInfinera社のIntelligent Transport Networksをヨーロッパ中のバックボーンに導入してきました。InfineraのXTC-2とXTC-2EのDTN-Xファミリーへの追加は、高い粒度と柔軟性に対応した製品を必要とする中小規模のサイトを持ったネットワークには最適であります。これらの製品の開発によりInfineraのお客様に対する責任感の強さを感じ取ることができます。同時に整合性のある製品を極限まで追求する姿勢を感じます」

出荷時期

XTC-2、XTC-2E、XT-500、統合されたハードウェアおよびソフトウェア機能は、2015年第4四半期(10月-12月)から提供される予定です。

追加情報:
- Infinera XTC-2 and XTC-2E http://www.infinera.com/products/dtn-x-family/
- Infinera XT-500 http://www.infinera.com/products/dtn-x-family/
- Infinera TM-Series http://www.infinera.com/products/tm-series/
- Dr. Dave Welch and Karl Thedeen discuss Transforming Metro Networks https://www.youtube.com/watch?v=MH1uUmNMvnU&feature=youtu.be

Infinera社について

当社の詳細情報は、ウェブサイト( www.infinera.com )、Twitter(Twitter @Infinera )、またはブログ(blog.infinera.com)をご参照ください。

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