AEROPRES

2016年03月23日 16時50分

Infinera、光ネットワーク性能を格段に向上させる、画期的なInfinite Capacity Engineを発表

Intelligent Transport Networksを提供するInfinera社は、光波長多重通信(WDM)性能を次の段階に引き上げるマルチ・テラビットの光サブシステム、Infinite Capacity Engineを発表しました。
Sunnyvale, CA, Mar 23, 2016 - (JCN Newswire) - Intelligent Transport Networksを提供するInfinera社は、光波長多重通信(WDM)性能を次の段階に引き上げるマルチ・テラビットの光サブシステム、Infinite Capacity Engineを発表しました。Infinite Capacity Engineは、単一の小型パッケージで、最大2.4テラビット/秒(Tbps)光スーパーチャネル容量と最大1万2千キロメートの長距離伝送性能をネットワーク事業者に提供する業界初の光サブシステムです。

Infinite Capacity Engineは、Infinera の次世代FlexCoherent(R)プロセッサの先進的エレクトロニクスとInfineraの第4世代フォトニック集積 回路(PIC)を搭載しています。Infinite Capacity Engineは今後、包括的なソリューション群を顧客に提供するために、長距離幹線網、海底ケーブル、メトロ、およびデータセンター相互接続ネットワーク向けに最適化されたInfinera Intelligent Transport Networkプラットフォーム製品に実装される予定です。

近年、クラウド・サービスの急速な成長に伴い、ブロードバンド・アクセス、5Gモバイル・データ通信、モノのインターネット(IoT)、オンライン・ビデオ等が広まり、伝送ネットワーク帯域幅の要求は飛躍的に高まっています。この急速に高まるオンデマンド・ネットワークのニーズに応えるために、革新的なイノベーションが求められてきました。

● 飛躍的に向上したWDM性能

Infineraの新しいInfinite Capacity Engineは、一歩先を行く光ネットワーク性能を実現すべく、他に類を見ない2.4テラビット/秒(Tbps)の光帯域幅と長距離伝送性能を世界で最も小型のサブシステムで実現するために一から設計されました。また、Infinite Capacity Engineは、同等性能の競合ソリューションに比べてギガビット/秒(Gb/s)当たり消費電力を82%低減し、比較的少ない消費電力を特徴としています。

Infinite Capacity Engineの業界の常識を打ち破る画期的な機能は、以下の通りです。

- 大幅にスケールアップされた性能: Infinera のInfinite Capacity Engineは、単一のサブシステムで最大2.4テラビット/秒(Tbps)のスーパーチャネル性能と他の実装に比べて最大12 倍広い帯域幅をサポートします。

- アドバンスド・コヒーレント・ツールキット(ACT): Infinite Capacity Engineは、伝送距離の延長、またはあらゆるファイバー環境に応じたチャネル毎あるいはスーパーチャネル・ベースの高次変調の利用を可能にすることで、既存世代の光技術に比べて、海底および地上光通信網において最大60%長距離‐伝送容量性能を提供します。Infinera ACTは、非線形光学効果に対する耐性を高める新技術Nyquistサブキャリアや、SD-FEC ゲイン・シェアリングを実装します。また、ME- PSK(Matrixenhanced - phase shift keying)、BPSK、3QAM、QPSK、8QAM、16QAMを含む、多彩な変調方式をサポートします。

- 分割可能なスーパーチャネル(スライス機能): Infinite Capacity Engineは、一つのモジュールでファイバー・ペア当り2.4テラビット/秒(Tbps)という膨大な伝送能力を実現する独自の機能を備えています。一方で、100ギガビット/秒(Gb/s)単位のきめの細かい、且つ柔軟性に富んだ光波長コントロール機能も併せて提供します。さらにInfinite Capacity Engineは、100ギガビット/秒(Gb/s)波長、N x 100ギガビット/秒波長を複数の異なる方路に振分け、且つそれぞれの波長、波長グループの変調方式を拡張C-Band上で柔軟に設定する機能も有します。結果として、ネットワークのラインカードを最大77%まで低減させるとともに、極めて高い柔軟性を提供します。さらに、スライス機能無しの装置と比べ、総所有コストを最大53%まで削減できます。

- インフライト・ワイヤスピード暗号化: Infinite Capacity Engineは、強力な256ビットAES鍵を使用して、ユーザーに意識させることなく、サービス毎、またはスーパーチャネル毎バルク・モードのいずれかで、伝送データのレイヤー1暗号化を行います。Infinite Capacity Engineは、容易に利用できる鍵交換と暗号化メカニズムを統合しており、現在業界で提供されているどのソリューションよりも多くの機能を備えながら、ワイヤスピードのマルチ・テラビット処理を提供します。

● 柔軟性に優れた新しいネットワーク・アーキテクチャの実現

Infinite Capacity Engineにより、Infineraは光ネットワークでマルチ・テラビット性能を提供する新しいアプローチを提示しました。Infinite Capacity Engineでは、Infinera Instant Bandwidth(光帯域のpay-as-you-grow 機能)を活用したシンプルなソフトウェア・アクティベーションにより、オンデマンドで100ギガビット/秒(Gb/s)単位のプロビジョニングをタイムリーに実施可能な光帯域の事前導入が可能です。Instant Bandwidth は、サービスの迅速な開通を実現した強力なアプローチとしてすでに実証済みで、1時間未満で帯域追加できる新しい機能が実装されています。Infineraの基本ライセンスには、ある一定期間だけ100G単位の帯域が追加可能な一時的なライセンスを提供するTime-based Instant Bandwidthも含まれます。この機能は、最大2.4テラビット/秒(Tbps)対応のInfinite Capacity Engine搭載モジュール/装置と組み合わさることで、SDNを介して100G単位でオンデマンド帯域の提供も可能となります。また、波長、変調方式、方路設定が可能なスライス機能によって、ネットワーク事業者は運用の柔軟性を大幅に高めることができます。さらに競合ソリューションでは帯域幅の追加に数週間または数ヶ月を要していたところを、Infinite Capacity Engineにより、ネットワーク事業者は必要な時にどこからでも短時間で、伝送路の帯域を追加することが可能となります。

● エグゼクティブによるコメント

Interouteのプロダクト担当バイスプレジデントのドン・マコーリー(Don McAuley)氏は次のように述べています。「当社はこれまで、先進技術を他社に先駆けて取り入れてきました。当社はこれまで、市場においてコスト競争力に優れた最先端のICTインフラストラクチャを顧客が利用できるようにイノベーションを導入してきた高い実績を誇ります。Infineraの先進ネットワーク技術により、不要なコストと複雑性を削減しながら、迅速なサービス提供が可能となったことで、引き続き競合他社よりも優位に立ち、顧客に価値を提供することができます。光システムにおける極めて高度なフォトニクスとエレクトロニクスの統合は、ネットワークの拡張性、消費電力の効率性、ネットワークの俊敏性を大幅に向上させます。これは、高まり続ける顧客の帯域ニーズの中においても競争力を維持し、今日のクラウドおよびエンドユーザー要件のダイナミックな変化に迅速に対応できることを意味します」

Infineraの共同設立者兼プレジデントのデーヴ・ウェルチ(Dave Welch)博士は次のように述べています。「Infinera Infinite Capacity Engineは、光伝送ネットワークの新しい時代の到来を告げるもので、ネットワーク事業者が様々な帯域ニーズに迅速に対応できる基盤となります。

本件に関する詳細情報は、www.infinera.com/go/engine をご覧ください。

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