2019年01月20日 09時57分
1月19日、群馬県太田市飯田町に地中熱利用型全館空調システムを導入した宿泊体験展示場をオープンいたします。
家中の冷暖房・空気清浄・換気を1台で行う全館空調。部屋間の温度差がない暮らし、アレルギー改善効果などを1日じっくり体験できます。
ハラサワホーム株式会社は1月19日、群馬県太田市飯田町に、地中熱利用型全館空調システムを導入した宿泊体験展示場をオープンいたします。
近年、花粉症やアトピーなどアレルギーの方が増えており、子供の頃より発症する方もいます。個別空気清浄機を利用する家庭もありますが、効果の範囲は限られます。
このため、当社では20年以上前より、住宅に全館空調システムを導入し、群馬大学医学部や前橋工科大学と共同研究を重ね、改良してきました。
実際に使用することで全館空調の快適性を知れるよう、住宅購入者向けの宿泊体験展示場をオープンすることといたしました。
また、当展示場は、お子様からご高齢者まで長く使えるよう家全体の温度ムラをなくし、均一に冷暖房を行っており、熱中症やヒートショックのリスクを抑えることができます。
【全館空調システム「HAS」地中熱利用型の概要】
・家中の冷暖房、空気清浄、換気を1台で行います。部屋間の温度差をなくし、熱中症やヒートショック予防に役立ちます。
・アレルギー改善効果や空気の質に関しては、群馬大学医学部や前橋工科大学との共同研究で実証しております。(別紙参照)
・基礎下に施工したクール(ヒート)チューブを通し自然に熱交換された空気を冷暖房に利用できる「地中熱型」を導入しています。冷暖房費を抑え、本体への負荷も軽減できます。
【宿泊体験モデル棟 建築概要】
・所在地:群馬県太田市飯田町716番地
・延床面積:30.15坪(2階建て)
【地中熱利用型全館空調HASの詳細】
「HAS ver.9(地熱利用)」は、全館空調システムに自然エネルギーを取り込むことによりランニングコストを抑え、高性能な建物を利用することにより初期費用を抑えた全館空調システムです。
1、今までの「HAS ver.8」を低コストで地熱利用型とし、特許工法PSB基礎で施工した基礎の下にクール(ヒート)チューブを施工することで、導入段階で熱伝導した空気で冷暖房を行います(図1)。また、HASの空気清浄機能により空気中の微粒子を除去し、ダニやカビ・バクテリアの発生を防止します。温度と空気の質にこだわりをもった建物とライフスタイルを提供できます。(通常クールチューブ設備はダクト内に発生するカビ、ホコリ、結露、メンテナンス等の問題で液体冷媒とした配管を使用し、高額の費用が必要となることが一般的です。)
2、前橋工科大学三田村准教授による実測データによると、前橋市鶴光路町の展示場で計測している温度の測定結果からは、夏季では地中に通したクールチューブを通過した外気は約6℃低下し、冬季では約9℃上昇して空調機に導入されることがわかりました(図2)。過去に調査した太田市内の宿泊体験棟(現在は売却済)では、立地条件の違いから、日平均値で夏季では約7.3℃低下、冬季では約10.7℃の上昇を記録しています。厳密な数値シミュレーションの結果、クールチューブが無い場合と比較して、換気負荷は30.3%削減し、冷暖房負荷は10%削減できると見積もられ、大幅な省エネ効果が期待できます。
【ハラサワホームの会社概要・住宅商品】
弊社の特許工法アドバンスド・フレーミング2×6工法と全館空調システムHAS(ヘルシーエアーシステム:ハース)、特許基礎工法 サーマルバリアPSB とを組み合わせることで次世代住宅としてのコストパフォーマンスを備え、安心で快適・環境に配慮した住宅を販売、推進しております。
群馬大学医学部保健学科 久田剛志教授と前橋工科大学工学部建築学科 三田村
輝章准教授との共同研究を行っておリ、新築住宅に入居されるお施主様のご協力を
得て「医学的」「工学的」この二つのアプローチによるアレルギー疾患と住宅との
関連性を調べ(図3)、住宅内の空気のコントロールを空調システムで行うことに
より、アレルギー疾患の軽減を図っていきます。
2017年6月第66回日本アレルギー学会学術大会においては「HASの家」入居
によってぜんそくやアレルギー疾患に一定の改善が医学的に実証され(気道炎症
抑制効果)、免疫細胞の面からも改善効果が示されたことが発表されました。
■本件に関するお問い合わせ先
ハラサワホーム株式会社 担当:富沢
[TEL] 027-226-1002 [E-mail] maebashiminami-hrsw@friend.ocn.ne.jp