AEROPRES

2013年09月20日 10時58分

ハラサワホーム 全館空調システムを搭載したHASの家ver.9 国土交通省 平成25年度住宅・建築関連先導技術開発助成事業に採択決定

この度ハラサワホーム株式会社(代表取締役社長 原澤浩毅)は、「平成25年度住宅・建築関連先導技術開発助成事業」において、「住宅等におけるアレルギー対策を目的とした集中換気システムの開発」という名称で採択され、国土交通省より補助の対象となりましたことを発表いたします。
一般の全館空調は、空調設定能力を1.3~1.5倍程度に設定し冷房・暖房を行う為、運転開始時にかかる費用とランニングコストが高額になってしまいます。この問題を解決した最新の全館空調システム「HAS ver.9(地熱利用)」は、全館空調システムとエネルギーの消費を抑える超高断熱・超高気密性能のアドバンスド・フレーミング2×6工法、自然エネルギーを利用した基礎「サーマルバリアP.S.B」とが合致して発揮され、初期費用とランニングコストを抑えた建物と設備のバランスのとれた住まいとなります。
 また、PM2.5などの微粒子、カビ胞子などをクリーンルーム並みに除去可能であることも過去の調査で明らかにしております。

【HAS ver.9(地熱利用)の概要】
1、今までの「HAS ver.8」を低コストで地熱利用型とし、特許工法PSB基礎で施工した基礎の下にクール(ヒート)チューブを施工することで、導入段階で熱交換をした空気で冷暖房を行います。また、HASの空気清浄機能により空気中の微粒子を除去し、ダニやカビ・バクテリアの発生を防止します。温度と空気の質にこだわりをもった建物とライフスタイルを提供できます。(通常クールチューブ設備はダクト内に発生するカビ、ホコリ、結露、メンテナンス等の問題で液体冷媒とした配管を使用し、高額の費用が必要となることが一般的です。)
2、前橋工科大学三田村准教授による埼玉県の所沢展示場と群馬県の前橋宿泊体験展示場における平成24年7月の温度の計測結果を示します。(図2)所沢展示場では、建物敷地内で計測した最高外気温が約40℃近い猛暑日においても、クールチューブを通過する間に空気が冷却され、クールチューブ出口の温度は約30℃以下に抑えられており、その冷却効果の大きさが確認できます。一方、前橋宿泊体験展示場では、クールチューブ出口の温度は外気温より2~3℃しか低下していませんが、これは実験的にクールチューブの埋設位置を冬期の日射利用を考えて南側寄りとしているためと考えられ、夏期の冷却効果は小さくなりますが、逆に冬期の加熱効果が期待できることが予測されます。また、このようなシステムでは、クールチューブ内での結露やカビの発生が気になるところですが、8月に実施したカビ濃度の検査では、クールチューブ出口のカビ濃度は外気のカビ濃度とほぼ同じであり、室内のカビ濃度は従来のHASの家と同様に非常に少ない結果を得ております。今後も計測を継続し、冬期の加熱効果やカビ濃度についても検証を進めていく予定です。また、分析の結果、「HASver.9(地熱利用)」の住宅の電気代は従来のHASの家と比較し約8割(年間6~8万円)も削減効果があるとのシミュレーション結果も出ておりました(当社集計データ)。
3、従来の費用対効果5~10倍をめざした地中埋没ダクト方式による地中熱利用全館空調換気システムの開発を進め、室内空気室の改善に努める事により、入居者のアレルギーやPM2.5の対策を進め、健康や安全に特化した省エネな住宅を目指します。

【特許基礎工法 サーマルバリアPSBの概要】
P.S.B(パッシブ・ソーラー・ベース)ベタ基礎は当社が開発し、1979年から採用している地熱を利用したベタ基礎です。同工法2002年特許を取得(特許第3269044号)、さらに自社独自開発によるサーマルバリア工法(屋外・屋内基礎部に断熱材施工)の採用になり、耐震性・断熱性に優れ、耐害虫、耐火性能も向上したつくりです。自然エネルギーである地熱・太陽熱を有効利用した基礎工法です。通年12~15℃前後を保つという性質を持つ地中熱を住宅内部に利用可能、また、冬期の日中差込む日差しにより蓄熱容量の高いコンクリートが暖められ、夜間にその熱を放出します。
○事業採択に伴なうキャンペーンについて
 HASバージョン9搭載2×6工法の家のモニターハウスを募集いたします。キャンペーン適用で最大150万円お値引きをしてご提供いたします。

【関連資料】
http://www.hrsw.co.jp/media/pres-2013-9/pres-2013-9.htm

【ハラサワホームの会社概要・住宅商品・サービス概要】
特許建築工法アドバンスド・フレーミング2×6工法と弊社の全館空調システムHAS(ヘルシーエアーシステム:ハース)、特許基礎工法 サーマルバリアPSB とを組み合わせることで次世代住宅としてのコストパフォーマンスを備え、安心で快適な住宅を環境に配慮した住宅を販売、推進しております。
群馬大学医学部保健学科 土橋邦生教授と前橋工科大学工学部建築学科 三田村輝章准教授との共同研究を行っておリ、転居されるお施主様のご協力を得て「医学的」「工学的」この二つのアプローチによりアレルギー疾患と住宅との関連性を調べ(図3参照)住宅内の空気のコントロールを住宅全体の性能にあった空調システムで行うことにより、アレルギー疾患の軽減を図っていきます。2009年6月日本アレルギー学会春季臨床大会においては「HASの家」入居によってぜんそくやアレルギー疾患に一定の改善が医学的に実証され(気道炎症抑制効果)、免疫細胞の面からも改善効果が示されたことを発表、2009年8月日本建築学会大会では旧住居と「HASの家」での数値の明らかな違いを発表いたしました。


ハラサワホーム株式会社 
代表取締役 原澤浩毅
群馬県太田市新井町565
[TEL] 0276-30-2111 [FAX] 0276-30-2117 [E-mail] goiken-hrsw@aria.ocn.ne.jp